1989年、ドラフト4位で広島東洋カープに入団、千葉ロッテマリーンズに移籍後、1999年に引退した右腕投手です。この投手で先ず思い出すのは、ロッテ時代にベルトが切れ、交換し、又交換したベルトも、1球投げた後切れた為、1イニングに2度もベルト交換をした事です。丁度TVで観ていましたが、彼のやや太めの体型と相俟って、非常に印象に残っています。その体型からのイメージもあるのでしょうが、シャープさに著しく欠ける投手という認識があります。投球フォームは、脚の上げ方の甘いというか、胸元への抱え込みが少なく、その為か、腰の捩りも鈍く、必然的に打者に正対する感じから、スリークォーターで投じていました。球速は平均値位、他変化球、球の切れ、伸び、制球力等、殆ど全てに於いても特筆すべきものはありませんでした。先発で活躍した年もありましたが、力量的には、必ずしも勝ちゲーム展開での中継ぎと言うより、ややリードされているゲームでの登板が、最も適していた様に思います。
通算成績 285試合 30勝21敗 7セーブ 防御率 3.92 410奪三振
通算成績 285試合 30勝21敗 7セーブ 防御率 3.92 410奪三振