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日米を問わず名選手を紹介。

三井雅晴(1)

2011-07-16 14:39:17 | Weblog
ドラフト2位で高校からロッテオリオンズに入団、実働は2年目の昭和49年から57年までですが、肘の手術の為、55年は登板なしの実働8年の右腕投手です。公称182cm,80kgと非常に均整のとれた体躯から繰り出される球は、猛烈に速く、49年初めて彼の投球を観た時は、その速さにかなり驚かされた事を、今でも鮮明に覚えています。49年当時、かって素晴らしい速さを誇っていた江夏豊、鈴木啓示、堀内恒夫、外木場義郎、平松政次等の投手の球速に陰りが、かなり見えて来た年でもありました。パリーグでは村田兆治、セリーグでは松岡弘の球速が、最も高く評価されていた時だったと思います。つまり速球投手が非常に少ない時期に、颯爽とデビューして来たのがパでは三井雅晴、セでは実質1年目と言ってもいいかと思える鈴木孝政の二人だったと思います。三井雅晴は新人の年、主にリリーフとして活躍しますが、好調時の球速は素晴らしく、正に打者を圧倒するようなピッチングを見せてくれました。49年度の球の速さベスト3を選ぶとしたら、私は迷わず三井雅晴、鈴木孝政、村田兆治を選びたく思います。