たんぽぽのちえ 読んで分かったことをまとめよう
たんぽぽのちえは、教科書に
「分かったことや、考えたことをまとめよう」というページがついていて、
を調べるようになっている。
そのまとめるときに、次の2点に気を付けるように指示がされている。
・時を表す言葉、
・変わっていく順序
そして表が載っている。
この表はこういう構成になっている。
また、下部に、理由を見付ける方法が載っている。
また、考えたことをどう書くかも丁寧に載っている。
これだけの手がかりがあれば、この表の続きをノートに書いていけばよい。
ところで、どうして、わざわざ「二、三日 たつと」の段落だけすでに書き込みがされているのだろう?
この段落で、全員にそれ以降の段落での学び方を理解させてほしいという願いだろう。
まず第一段落。
この中に、
があるかどうかを調べる。
この中には、ない。
ただ、時をあらわす言葉がある。
それは、何番? → 1 春になると、
「春になると」に続く言葉はどれ? → 6 さきます。
「春になると さきます。」という短文ができる。
主語がない、主語はどれ → 花が
「春になると 花が 咲きます。」
第二段落
1 どんなときに知恵を働かせているか?
時を表す言葉は → 二、三日たつと
2 どんな知恵を働かせているか?
二、三日たつと どうなるの? → しぼむ、 かわっていく。
どうして2つかというと 「で」があるから。
「で」=「て」=一連の動作・作用が行われることを表わす。
例文を作ると、食べておなかいっぱいになる。
遊んでつかれる。
主語は、花は。
「二、三日たつと、花はしぼんで、(黒っぽい色に)変わっていく。」
さらに、「そうして」と接続語があるので、さらに変化が続く。
主語は → 花のじくは、
述語は → 倒れてしまう。
「花のじくは、(ぐったりと じめんに)たおれてしまう。」
3 それにはどんな訳があるか
それは、第二段落にはない。
「~のです」 「~からです」 がない。
じゃあ、三段落はどうだろう?
「~のです」があった。
「花とじくを静かに休ませて、種に、たくさんの栄養を送っているのです。」
4 考えたことを書く。
初めて知った。
不思議だなと思った。
おもしろいと思った。
もっと知りたくなった。
を使うようにヒントが載っている。
これを使わせよう。
初めて知った
・二、三日たつと、花はしぼんで、(黒っぽい色に)変わっていくと、初めて知った。
・花の軸がぐったりたおれてしまうと、初めて知った。
・花と軸を静かに休ませているなんて、初めて知った。
などと、いくらでもできる。
しかし、これだけでは、あまり良い感想ではないと思う。
驚きがあるから「初めて知る」という表現になるのだと思う。
すると、この感想を書くための大事な言葉に気付かせたくなる。
「けれども」だ。
けれどもは、A「けれども」Bとして、例文を作らせてその意味を調べさせたい。
今日はさむい。けれども、うすぎで頑張った。(本当は厚着をするのに)
かなしかった。けれども、泣かなかった。(本当は泣いても良いのに)
あり得ないことがおこるから「けれども」なのだ。
けれども、枯れてしまったのではありません。
「枯れてしまったのではありません。」はBなので、Aがあるはずだ。
Aは何?
しぼんで黒い色になれば、本当は枯れるのに..........................
それが分かると、これを使って
初めて知ったという文を書かせたい。
しぼんで黒い色になっても、枯れないで種に栄養を送っているなんて初めて知ったとなると完璧です。
同様に
しぼんで黒い色になっても、枯れないで種に栄養を送っているなんて不思議だと思った。でもいいでしょう。
しぼんで黒い色になっても、枯れないで種に栄養を送っているなんておもしろいと思った。
このあたりのことをしておいてから、次の知恵に進みたい。
第32回 | 2013年5月18日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
第33回 | 2013年6月8日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
先日、KYさんが、「名前を見てちょうだい」で授業することや「三年とうげ」でオペレッタをすることで連絡がありました。
みんな、場所を離れて、時が過ぎても、続けてがんばってますね。
トルトリさんも学校が変わりましたね。また新しい気持ちでがんばってください。今度会えるのを楽しみにしています。
これようのレジメもあります。講義をしても聞いている方も話す方も苦しいので、自分の経験を資料を基に話したり、初任者にどう指導するかを考えてもらったりしようと思いますが、それにしても、せっかくの貴重な時間なのに、あまり役に立つ内容とはいえないと感じ始めました。
そこで、基礎研修はもちろん行いますが、無理に長く行わず、残った時間で吃緊の教材の研究を一緒に行えれば自分も楽しくなるのではと考えています。