totoroの小道

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アップとルーズで伝える2

2015-11-20 00:05:50 | 4年 国語

アップとルーズを段落ごとに分けて印刷し、配布した。
それを並び替える作業を通して、子供たちはたくさんの気づきがあった。

まず説明文なので、問題提起の段落と、答えの段落があるはずだと考えた。

問題提起の段落は、
「でしょう(か)。」という言葉を手がかりにすると
「アップとルーズでは、どんな違いがあるでしょう。」
の含まれている段落だとすぐに分かった。
ただし、「か」という助詞がないので、戸惑った児童が多かった。 

子供たちは、この問題提起の段落は、一番最初の段落ではないと気づいていた。
この段落には、
「初めの画面のように広い範囲をうつすとりかたを、ルーズといいます。」
「次の画面のように.....アップといいます。」
という言葉が含まれている。
ということは、この段落の前に
始めにアップや、次にルーズのことを伝える段落があるはずだ。
となった。

 

また、最後に答えの段落があるはずだと考えた。
「のです。」という言葉を手がかりにして
テレビでも新聞でも.....のです。
という段落が、まとめであることが分かった。

ここまで整理すると、残りの部分はすんなりと順序が決まった。

 

 

ここから、
段落相互の関係についての学習になった。
この説明文では、対比が重要な役割を果たしている。
そこで、まず
A
「しかし」
B
のAとBの関係を対比であることをおさえた。

すると
「でも」においても、
A
「でも」
B
のAとBの関係を対比であることが分かった。 

 さらに、もっともっと対比があることが見えてくる。

テレビと写真(新聞)
「細かい部分」    ←→「広い範囲」
「受け手が知りたい」←→「「送り手が伝えたい。」
などなど、いくらでもみつかった。

言葉だけでなく、段落同士の対比も見つかった。
テレビのことを説明している段落←→写真(新聞)のことを説明している段落
アップのことを説明している段落←→るーずのことを説明している段落
それらを、ノートに書き込んで調べてみた。

 

 

 

最後に全部の段落の構成を考えて授業は終わりになった。

  

58回 12月12日  土  9:00  12:00  天竜壬生ホール  第1会議室

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