totoroの小道

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海の命 5の場面 「なぜ大魚が海の命と思えたのだろう?」

2022-03-13 09:57:45 | 6年 国語

T:いよいよ、みんなの調べたかった課題に取り組みますね。
S:なぜ、大魚が海の命と思えたのだろう。

S:まず、「海の命」の意味が分からないことには、予想も立てられないと思います。

S:大魚=大きな魚
S:この場合、クエだね。
S:おそらく、お父さんのかたき。
S:海=地球の表面で潮水に覆われた広いところ。
S:が=主格を表す。主語って事だね。
S:命=活動を続けるもとになる、一番大切な物。
S:命=生き物の生活に必要な、一番大切な物。
S:直訳すると、地球の表面で塩水に覆われた広いとこが、活動を続けるもとになる一番大切な物。
S:いくら大魚と言っても、海全体の中で一番大切ってことは考えられない。
S:海って、「お父さんの生きていた海」「与吉じいさの帰って行った海」そういう意味での海だと思う。
S:「太一にとって自由な世界」
S:お父さんの命を奪った魚という意味

➀この海で一番大切な物
②太一が住んでいる中心となる大切な生き物
③太一の一番大切な物
④太一が海の命と思っているもの
⑤世界の海の中心
⑥この海の父の命を奪った魚
⑦この海の一番中心
⑧太一に最も近い大切な物

多数決の結果「太一の住んでいる海にいる中心になる大切な生き物」が選ばれた。
T:では、この目当ては「なぜ、大魚が太一の住んでいる海に居る中心になる大切な生き物と思えたのだろう」となるね。
S:思えた=自然に思うことだから、そう太一には自然に思えたのだと思う。
S:なるほど。

 

 

T:では、あたらめて、「なぜ、大魚が太一の住んでいる海に居る中心になる大切な生き物と自然に思えたのだろう」について考えていきます。
T:どの文を中心に考えますか?
「「おとう、ここにおられたのですか。また会いに来ますから。」 
こう思うことによって、太一は瀬の主を殺さないで済んだのだ。大魚はこの海の命だと思えた。」
T:まず、各人が自分の予想をノートにまとめなさい。

➀とらないといけない魚だから>
②お父さんと思ったから。
③瀬の主だから。
④クエを殺したくないから。
⑤太一にとって大事な物だから。
⑥このクエが憎いから。
⑦クエを殺すと大事な物を失うから。
⑧実際にあまり見られないから。

T:多数決の前に、この中で自分の考えはどれに近いか、またその理由についてノートにまとめなさい。

※多数決の結果、②お父さんと思ったから。が選ばれた。
T:明日は、この考えが本当に正しいかどうかを、検証していきましょう。

T:②お父さんと思ったから。が本当に正しいのかどうか、検証していきましょう。

T:どの文に、手がかりが入っているの?

「おとう、/ここ/に/おられた/の/ですか。/また/会い/に/来ます/から。」 
こう/思う/こと/に/よって/、太一は/瀬/の/主/を/殺さない/で/済んだ/のだ。

S:おとうだと思う。
S:太一にとっては、この海ではお父さんは生きている。
S:でも、いくらなんでもかたきのクエを、お父さんなんて言わない。
S:言わないけど、お父さんだと思った。
S:お父さんが大事だから。
S:大魚をお父さんと思うことにした。

S:こう=指示語だよね。お父さんだと思うことでって意味になる。
S:だから、「おとうさん」って言葉が大事じゃなくて、その次が大事になると思う。
S:よって=理由、訳
S:よって=だからって言い換えることができる。
S:つまり、お父さんだと思ったのが理由でって意味。
S:わざと、自分にあり得ないけど、大魚のことをお父さんだと言い聞かせている。
S:「また会いに来ます」からって「から」=理由だから、お父さんにまた会いに来るっていう理由で殺さないで済んだ。
S:それは、結局、クエを海の命って太一が思ったから、殺さないで住んだ。ってことになる。
S:お父さんが、海の命なの?
S:お父さんに会いたいんだよ。お父さんはクエと戦ったのだから、クエがいるかぎりお父さんを忘れない。

S:あの、さっきからみんなが「済んだ」って言ってるけど、気になる言葉だよね。
S:済む=最低限の状態でやっていく。
S:自分に言い聞かせることで、瀬の主を殺さないという最低限の状態でなんとかやっていけた。
S:おられた。いるの尊敬した言葉。
S:お父さんが存在していらっしゃる。

S:お父さんが生きてここに居るって思って、自分に言い聞かせたのが理由で、瀬の主をなんとか殺さないことにすることができた。
S:自分の気持ちを、クエには何もしないという気持ちにすることができた。

T:まだ、いまいち「済む」がしっくりいっていないようだね。
T:辞書だけで分かりにくいときは、どうするの?
S:例文を作る。
S:やらずに済んだ。
S:落ちずに済んだ。
S:怒られずに済んだ。
S:忘れずに済んだ。
S:取られずに済んだ。
S:会わなくて済んだ。
S:壊さずにすんだ。
S:割れずに済んだ。
S:登らずに済んだ。
S:済んだ=したくないことをしないで済んだってことだ。
S:この場合は、殺したくない。
S:クエに会ったときから、敵だから殺さないといけないけど、心のどっかで殺したくなかった。
S:殺したくないじゃなくって、殺すことをしたくないんじゃない。
S:殺してはいけないって分かっていた。
S:千匹に一匹だから。
S:だから、殺さずにうまくいった。
S:やらずにうまくいった。

S:それは、本当は違っても何でも、「大魚をお父さんと思ったから。」

T:大問題の答えは、でたね。
S:大魚は、お父さんって思ってでも、助けなければいけなかったから。

S:ところで、太一は、どこから殺したくなかったのか?
S:どこで何%ぐらい殺したくて、どこで0%になったのか?

T:5の段落の最初は。
S:100%
S:やっと会えた。
S:追い求めていた。
S:敵を討ちたい100%。

S:銛をさして、見失わないようにして、息を吸いに行った。
S:お父さんでもやられたので、事切れないように、息をいっぱいにしておく。
S:戦いの準備万端。
S:このあたりは120%なんじゃない。
S:青い目ってこわい、恐怖を感じるから、ここも120%。
S:刃物のような歯って、凶器だよね。ここも120%。魔物といよいよ対決。

S:興奮して冷静って、漁師として魚を捕りに行くから、100%
S:鼻面にってところが、気になるよ。銛をつけばいいのに。
S:ここから、すでに100%ではなくなってる。

S:じゃあ、0%になったのはどこ?
➀永遠にここにいられるような気がした。
②もう一度もどってきても、瀬の主は全く動こうとしない。
③おだやかな目
④ふっと微笑んで
⑤刃先を足の方へどけ

S:刃先を足の方へで完全に0。
S:だけど、もう、穏やかな目で、ほとんど0だと思う。
S:いや、その前の、また浮かんでいくところで、もう付けないから時間がすぎてしまった。
S:だから、永遠にいられるって、気持ちがいいから、もう、そのあたりからどんどん0に向かっていった。
S:きっと、頭の中では殺さなくっちゃって思っていたけど、心のどこかで殺しちゃいけないっておもっていた。
S:だから、泣きそうになるんだ。

S:微笑んだところで、「おとうと思うことで、殺したいけど殺さなくていい」って分かって、微笑んだ。
S:おとうと思うことを思いついた。

S:ミニ問題なんだけど、本当に最後は0%なの?
➀0%
②5~10%
③割合では表せない

T:では、5の場面のまとめをじっくり書きましょう。

 

 


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