totoroの小道

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2007 海の命 5時間目

2022-03-13 14:11:29 | 6年 国語

海の命 学び合い(5時間目)
T:先ほどの続きです。ノートに書いたところを読むところから始めますね。
S:ぼくは、慣れているだと思う。
S:慣れていた。父は何回も海に出ているから、不漁でも変わらない。
S:慣れている。
S:父が変わらないのは、海の恵みのことを考えたからだと思います。2mの大物をしとめたから、十日間とれなくてもいいかなと思おう。
S:2mある大物をしとめても、不漁でも変わらないのは、慣れていたからではなくて、海は変わらないからだと思います。
S:慣れていただと思う。捕れない日も大物をしとめた日もあったと思う。
S:私は、海が変わらないからだと思う。捕れなくても大物が捕れても、人が変わったところで海は変わらないと思う。

どうしても、話し合いがよどんでいます。これは、大事な証拠を見付けられないからです。証拠さえあれば、すっきりします。出るのを待っていましたが、このままでは気付きません。なぜなら「ほんのちょっとした言葉」に気付かないからです。ここはそれを教えなければなりません。

T:④に証拠があるんだよ。「海の恵み」です。調べてみよう。
T:恵みが載ってなかったら、恵むで調べてください。
S:哀れんで、恵む。
S:なさけをかける。かわいそうに思って金や物を与える。
S:慈しむ=優しい
S:おかげ
S:海のおかげ。めぐみを調べたら、おかげと載っていたよ。2mもある魚がとれるのは海のおかげだから、じまんしないとおもう。

もやもや

T:では、ヒントをもう少し出すね。
T:何で、変わらないか。ほらここに書いてある。「から」
S:「から」
S:だから。
T:からは、理由でしょ。~からです。
S:はい。
T:カレーが好きです。おいしい
S:からで~す。
T:お金が欲しいです。ファミコンが買える~
S:からです。
T:お父さんは、ここで理由をちゃんと話しているんです。「から」って書いてあるから。
S:先生、答えを言わないで。
T:これはまだヒントだよ。理由を言っているから、この辺りにそれが載っているんだよ。
S:先生、それ答えだよ。
T:答えでないよ。
S:だって、海の恵みでしょ。
T:海の恵みから何が分かるの?

S:海のおかげで、不漁の日が続いても海に怒らない。
S:海に怒っても何にもならない。
S:不漁の時、海に怒っても何も変わらない。
S:十日間も不漁が続いたのは、お父さんの腕でもあるから、海は悪くない。怒っても、海はどうしてもくれない。

T:おかげってなに?
S:くれたもの。
S:海が、やってくれたもの。
S:魚をくれた。
S:かわいそうな人に、海が魚を与えてくれた。
S:おかげは、神仏や人から受けた親切・恩恵・助けによりもらった幸運。

T:海のおかげだからなあを、別の言葉にすると何?
S:神さまのお届け物。
S:海の神さまがくれた物。
S:2mの魚は海のくれた幸運。
S:いいで~す。
T:へんだよ。2mの魚を獲ったのはお父さんじゃないの?
S:海が用意しておいてくれた物を、お父さんがとった。
S:神さまが、海に入れておいてくれた。
S:瀬の主じゃない。神さまって。
S:瀬の主はクエだから、クエがクエをくれたんじゃない?
S:だから自慢しなかったんだね。
S:自分の力だけじゃないよ。
S:ここに、こんなに大きな魚がいたのは、神さまのおかげっていうことだね。
S:海の恵みがあったから、大漁なんだね。
S:海が恵んでくれるって分かっているから、自慢しなかった。
S:海の恵みだから、不漁が十日間続いても、いつか獲れるときがくるって思っていた。

T:では、今日の課題の答えは、①②??
S:先生、①でも②でもなくて、「海の命だから」だと思う。
S:全員、いいで~す。
T:では、そのことをノートにまとめてください。


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