totoroの小道

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2007 海の命 7時間目

2022-03-13 14:13:40 | 6年 国語

海の命 学び合い(7時間目)

この授業の後、子供たちが言ってきました。「先生、この時間はね、さっきの時間より話しやすかった。」「ふ~ん、どうして?」「だって、見ている人がいなかったもの。」「それにさっきは難しかったもの。」
そうかあ、やっぱり、すっきり分からせてあげないと不満だし、そういうときはもやもやした雰囲気になるんだなあと分かりました。

T:ではこの時間は残った問題をやります。
S:こっちを解決しよう。(どうして与吉じいさでないとダメか)
T:どうして与吉じいさなの? 父のことを知りたいの? 瀬のことを知りたいの?
S:父の死んだ瀬のことを知りたいと思う。与吉じいさは一本釣りの漁師だから。
S:ぼくも、潜り漁師をやりたいから、瀬のことを知りたいと思う。
S:それもいいけど、父はさいごの潜り漁師だから、一本釣りの与吉じいさに瀬のことは分からないと思う。
S:与吉じいさは潜っていないから、瀬の中のことは分からないと思う。
S:与吉じいさは、父のこと知らないから、一本釣りの漁を知りたいと思う。
S:与吉じいさは、毎日瀬に行っているから、父のことも知っていると思う。
S:与吉じいさは、船から釣っているから、海の中のことは分からない。
T:与吉じいさも、お父さんも瀬で漁をしてんだね。毎日会っていたんだ。
S:だから、お父さんも与吉じいさも、互いの腕をしってた。
S:ただ、水の上か、下かのちがいだね。
S:父のことを知りたい、瀬のことを知りたいのほかに、一本釣りを知りたいもあるね。
S:海のことだって知りたいかも知れないね。
T:ノートに考えをまとめなさい。

T:では、次の小問題に移るね。
S:何で千匹に一匹釣れば海で生きていけるのかですね。
T:誰の言葉?
S:与吉じいさ
T:誰に話したの?
S:太一
T:独り言?それとも、太一に話したの?
独り言  0人
太一    29人

S:語ってくれたと書いてあるから。
S:ひとりごとのように、語ってくれただから、くれたから太一に話していると分かる。
S:独り言より、語るが大事。
S:話し相手がいる。
S:話したんじゃなく、語ったんだから、大事なことなんだ。
T:では、この中に大事なことが入っているんだね。
S:その理由は、ずっと海で生きていけるからだね。
T:そうだね。理由があるんだね。
S:からがはいっている。
S:ずっとこの海で生きていけるからだよ。と言える。
S:からが入るから、理由なんだ。

T:なぜ千匹に一匹なの?
S:千匹に千匹より、千匹に一匹の方が、魚がいなくならない。
S:千匹に一匹なら、他の999匹が産卵してもっとたくさんの魚になる。
S:それでいいです。
T:自然保護みたいだね。
S:うん
T:でもさあ、それじゃあ、この一匹がかわいそうじゃない?
S:さずかったものだといってるんじゃない。
S:授かった。
S:海の恵み
S:神さまのくれた物
S:神さまなら、この一匹だけは授けてあげる。
S:他の999匹はとっちゃダメ。
S:他の999匹をとったら、神さまは船を沈ませる?
S:それは違うよ。生きていけないということは、魚が捕れなくなるということだよ。

神さまが船を沈める   0人
魚がいなくなる    29人

S:でも、与吉じいさは毎日20匹捕るから、もう生きていけない。
S:ちがうよ。20万匹いるんだ。
S:与吉じいさの言いたいことは、捕りすぎてはいけない。
S:生きていく最低限だけ捕りなさいだね。

T:この課題は、解決だね。
T:もう少し読んでおこう。瀬につくやの「や」は?
S:分からない?
T:これは、すぐにです。
S:まず針に鰯をつけて、水に投げる。
S:それから、糸をたぐる。
S:次に魚が上がってきて、甲板を打つ。
S:それから針を外す。

T:ここで、みんなが気付いてないおかしな言葉があるんだよ。
T:なかなかつり糸をにぎらせてもらえない。
S:基礎をまず教えるんだよ。
S:これにも意味があるんだよ。
S:ちょっとずつやる。
S:レベルを上げる。
S:基礎を固める。
T:ではこの中に基礎があるんだね。

S:釣り針にえさをつける、針からはずす。
T:そう、それが漁師の基礎なんだ。とくにこっち。
T:これをやってるときに
S:千匹に一匹と行ってる。
T:漁師の基礎と、千匹に一匹はつながってるんだよ。

T:魚が上がると針から外して、その魚はどこに置くの?
S:いけす。
S:海に帰す。
S:クーラーボックス。
T:そんなこと書いてないよ。ちゃんと書いてあるよ。
S:甲板
S:甲板って何?
T:そうかあ、甲板を知らないんだね。甲板はここ。
S:船の上かあ。
T:そこで、魚はどうなるの?
S:ばたばた、バタバタ暴れる。
S:お出甲板を打つ。
S:その音が共鳴する。
T:大きな音がするんだね。
S:船全体が共鳴するってかいてあるよ。
S:2mのクエを乗せるような船全部が、尾で打つ音で船全体が音がする。
S:魚は、海に帰りたい。
S:苦しい。
S:怖い。
S:死にたくない。
S:生きていたい。
S:神さま、ちょっとひどい。
T:与吉じいさは、これを太一に見せたいんだよ。
S:千匹の中の一匹をとっていいけど、その魚だって生きていって思っている。
S:貴重な魚なんだね。大切にしなくちゃ。
S:魚を残しちゃいけないね。
S:社会で、ペリーの勉強をしたけど、ペリーたちは鯨を獲って油をとって、その他の部分はほとんど捨てたから、だめだよね。
S:与吉じいさが、ペリーに会っていたら、怒るよね。
T:では、まとめが書けますか?
S:はい


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