人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「音楽の友」の3世代へ響く誌面作りの挑戦 ~ 日経の記事から / ウィーン・フィルの来日公演の指揮者はトゥガン・ソヒエフに変更 ~ N響公演への影響は? /  

2023年09月25日 06時22分28秒 | 日記

25日(月)。「暑さ寒さも彼岸まで」とはいかないようですね 天気予報によると、東京地方は火曜から金曜まで30度を超えると予想されています 半袖シャツから長袖への衣替えはまだ時期尚早のようです

さて、今年のウィーン・フィルの来日公演は11月10日の名古屋公演を皮切りに19日の東京公演まで全国4都市7公演が予定されています 指揮者は当初、フランツ・ウェルザー=メストが予定されていましたが、癌治療のため10月下旬から年末まで演奏活動のすべてをキャンセルすることになりました サントリーホールの公式サイトによると、代役の指揮者はトゥガン・ソヒエフに決まりました 指揮者変更に伴う日程・演奏曲目に変更はないとしています ソヒエフは2008年からトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督を、2014年からモスクワのボリショイ歌劇場の音楽監督兼首席指揮者を務めましたが、ロシアのウクライナ侵攻に反対し、2022年3月に自らの意思で2つの重要ポストを辞任しました ソヒエフは来年1月中旬から下旬にかけて来日し、N響のA・B・C各プログラムで指揮をとります 気になるのは、上記のサントリーホールの公式サイトに「この変更に際して、急きょ代役を引き受けて下さったソヒエフ氏に感謝するとともに、実現に向けて多大なるご理解をいただいたシュターツカペレ・ドレスデンおよびNHK交響楽団に御礼申し上げます」と書かれていることです ソヒエフの代役出演は1月のN響定期公演には影響ないはずです 10月中旬にN響地方公演の予定でも入っていたのだろうか 「N響がソヒエフの”代役実現”に向けて多大な理解を示した」というのは具体的にどういうことを指しているのだろうか? 今後のN響の公式サイトを注視したいと思います ちなみに、私はウィーン・フィルを聴きに行く予定はありません サントリーホール公演のチケット代=S席:42,000円、A席:37,000円、B席:32,000円、C席:27,000円、D席22,000円・・・って、オペラじゃないんですから B席1枚で東京シティ・フィルのS席年間チケット(全9回=32.400円)が購入できる計算です 100人以上の楽団員や関係者の出演料・渡航費・国内交通費・宿泊代などが、燃料費の高騰や円安などの要因と相まって高額化しているのは理解できるとしても、「日本は良い市場」「日本人はいいお客さん」と なめられているんじゃないかと勘繰ってしまいます    お金に余裕があり、見合った価値があると認める人だけが行けばよいと思います ああ、うらやましい

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で3177日目を迎え、ロシアのラブロフ外相は23日、米ニューヨークの国連本部で記者会見し、西側諸国を「うその帝国」と呼び、「自己中心的なルールに従うことを世界に強要しようとしている」と主張、特別軍事作戦と呼ぶウクライナ侵攻についてはほとんど言及しなかった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     「うその帝国」はあんたの国のことだよ いつまで国民を騙し続けるつもりなんだ!

 

         

 

23日付の日経朝刊「読書ページ」の「活字の海で」コーナーは「クラシック情報誌『音楽の友』3世代へ響く誌面作りに挑戦」という見出しで、西原幹喜記者が執筆しています 記事は概要以下の通りです

「音楽之友社の月刊誌『音楽の友』が、読者層の拡大を図っている 子供たちが誌面作りに参加したり、子連れで行ける公演の情報を充実させたり・・・。出版業界共通の課題である雑誌の低迷に加え、クラシック音楽愛好家の高齢化も進む中、目指すのは『家族3世代で楽しめる雑誌』だ 8月下旬、東京・神楽坂の同社会議室で同誌10月号の記事に関する会議が開かれていた 議論するのは『オントモ・キッズ編集者』と名打つイベントに参加した小学4年生、6年生の5人。夏休み中の3日間、指揮者へのインタビューやオーケストラ公演の取材を担い、実際に掲載されるリポートまで書いた 企画を発案した同誌編集担当の掛川桃花さんは『様々な世代に読んでもらうことの一環として、子供の感性を育むようなことがしたかった』と語る 同社では、71年の歴史があったディスク批評誌『レコード芸術』が7月号で休刊となったばかり 批評対象となるCDの発売が減り、広告出稿も落ち込んだ。さらに読者の大部分が50代以上と、高齢化もかなり進んでいた 『音楽の友』編集長の岩永昇三さんは『3世代にクラシック音楽の良さを伝えることが、全社的なテーマとなっている』と明かす さらに『専門用語をできるだけ分かりやすい言葉にして、クラシック音楽家たちの格好良さが写真から伝わるような誌面に変えてきてもいる』と語る。構想段階だが、音楽家の素顔を紹介するような動画番組の制作も視野に入れている 同誌は12月で創刊82年。確たる伝統あってこその革新だ

音楽の友社の中で上記のような取り組みが行われていたとは全く知りませんでした    2世代でなく、「祖父母・両親・子供」の3世代を訴求対象にするというのは、高齢化社会の実態を見れば理解できます 現在コンサート通いを続けているのは高齢の「祖父母」世代が中心であり、「両親」世代は働き盛りで聴く暇がなく、「子供」は両親が聴かないのでコンサートを聴く機会がないのです したがって、音楽之友社としては、本当のところは子供だけでなく両親も取り込みたいところだと思います オーケストラの生き残りも大変ですが、音楽雑誌の生き残りも死活問題ですね

 

     

コメント
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