14日(木)。腰痛が再発してからまだ日にちが浅いのに、珍しく痛みが激減しました お酒は飲まないし、寝ても起きても腰ベルトを着用していることが大きいと思います
しかし、「治ったぁ 快気祝いに乾杯だ
」と大喜びしてビール
をかっ食らったり、「2本立て映画
を観に行くぜぃ
」と調子こいてると、すぐにまた再発するのは(経験上)目に見えています
少なくとも今週中は整体の院長の言いつけを守り「清く正しく美しく」過ごそうと思います・・・って、宝塚かよ
さて、無料招待コンサートのご案内です 11月19日(日)15時から渋谷のオーチャードホールで開かれる「未来の巨匠コンサート2023」に抽選で500名が招待されます
オーチャードホールの定員は2150人なので、500人ということは定員の4分の1近くの席が招待席になります
プログラムは①シベリウス「ヴァイオリン協奏曲 ニ短調」、②ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番 ”皇帝”」、③バッティストーニ「コリバス」他です 演奏は①のヴァイオリン独奏=村田夏帆、②のピアノ独奏=五十嵐薫子、管弦楽=東京フィル、指揮=アンドレア・バッティストーニで、司会はTOKYO-FM「ブルーオーシャン」の住吉美紀さんです
応募期間は9月17日から10月8日までで、応募方法はインターネットのみです 下の「QR」コードからホームページ内の応募フォームに進んで申し込むようになっています
ダメもとで申し込んでみてはいかがでしょうか
ということで、わが家に来てから今日で3166日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は13日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記をロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で出迎えたが、今後首脳会談により、北朝鮮はロシアの先端技術の供与を求め、ロシアは北朝鮮の武器や弾薬の供与を求めると思われる というニュースを見て感想を述べるモコタロです
世界の無法者国家とならず者国家の取引だ ここに中国が加われば 強権主義三羽烏
昨日、夕食に「ブリの照り焼き」「豚汁」「冷奴」を作り、「イワシの刺身」と一緒にいただきました 魚はヘルシーなので 出来るだけ食べたいですね
阿川佐和子著「老人初心者の覚悟」(中公文庫)を読み終わりました 阿川佐和子は1953年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒。エッセイスト、作家
1999年に檀ふみとの往復エッセイ「ああ言えば、こう食う」で講談社エッセイ賞、2000年に「ウメ子」で坪田譲治文学賞を受賞
2012年には「聞く力ー心をひらく35のヒント」がミリオンセラーとなった
本書は「婦人公論」に「見上げれば三日月」のタイトルで連載されたエッセイのうち、2016年7月26日号 ~ 2019年9月10日号掲載分から42編を選んで収録したものです
阿川佐和子と言えば「対談の名手」です しかし、本書を読むと「エッセイの名手」でもあることが分かります
その点、向田邦子と共通しているように思います。しかし、その文体は全く異なります。向田邦子は男性的な「である」調の文体で、短いセンテンスでズバッズバッと切り込んできます。そのリズム感が心地よく感じます
一方、阿川佐和子は親しい友人に語りかけるように「ねえ、こんなことあったんだけど、あなたには経験ないですか?」みたいに、すーっと入ってきます
私は本を読む時、「この表現は面白い」とか「これはブログで使えるぞ」というフレーズがあると、そのページの上の角を折る(いわゆる「ドッグイヤー」)癖があるのですが、本書を読み終わって「犬の耳」を見たら片っ端から折られていて、「これじゃ、折っても折らなくても同じじゃん」と自分にツッコミを入れました
私が声を出して笑ってしまったのは「立場変われば」というエッセイです 一部を抜き出してご紹介すると次の通りです
「あるとき私が、『ブラジャーとは、頻繁に洗濯するものではないと思っていた 私の場合、だいたい3週間に1度の頻度で洗っている』という内容のエッセイを書き上げて、担当編集者のK子に送ったところ、即座に電話がかかってきた。『お原稿、読みましたあ。でもアガワさん、やだあ
本当に3週間も洗わないんですかあ? きったなーい
』。お父さんの汚れたパンツを間違えて拾い上げた娘のごとき奇声を発して呆れるので、私はビビった
私同様、大ざっぱな性格と思しきK子でさえ そんな反応か。この分では読者から反感を買う恐れがある
『3週間を2週間に変えた方がいいかな』と提案したところ、『いえいえ、3週間で行きましょう。大丈夫ですよ
』K子の太鼓判を信じて雑誌に掲載したところ、大反響だった。あちこちから『読んだぞ』と声をかけられた。ただそれは、共感とはほど遠く、『3週間も洗わないの? 信じられなーい
』。女性のみならず、憎からず思っていた殿方にまで眉をひそめられ、私は泣いた(わりにまたここで書いているんですけどね
)」
いくらなんでも3週間に1度は間隔開きすぎだと思います バストはベストの状態でカバーしておいた方が良いと思います
今や既婚者の佐和子さん。せめて1週間に1度くらいには短縮しているのではないかと想像します
「自分もそうだった」と共感したのは「予定外のオンナ」というエッセイです
一部をご紹介すると次の通りです
「試験が近づくと、レポート用紙を取り出してまず計画を立てる 朝8時から10時は世界史、10時半から12時まで古文。昼休みを挟んで1時から3時、英文解釈。その後、30分ティータイム
そして3時半から数学・・・・。きれいに書き上げると勉強机の前の壁に貼り付ける。すでにかなりの満足感
よし、この予定で頑張るぞ
ところがこの計画、守られたためしがない
どんどんずれ込んでいく。ずれ込むごとに書き直す。昼休み後を古文にして、ティータイムは夜に回そう。よし、頑張るぞ。いくら書き直しても予定は予定。現実との落差が大きくなるばかりである
そして結局、すべてが間に合わないまま試験に突入するはめとなる
家族はそんな私を見て、『企画庁長官』と命名した。つまり、私は立てた予定を達成したことがないのである。だから、予定をクリアして達成感を味わったことはない
」
まるで、高校入試を控えた中学3年時の自分のことを書いているように思い、激しく共感を覚えました よく県立高校に合格できたと思います
ところで、エッセイ「たったオノマトペ」の中で、父上の作家・阿川弘之氏が絵本(絵ではなく文章の方)を書いたことがあると紹介されていました 「しゃっ しゃっ しゃくだ しゃくだ」「ちゃん ちゃん かたかた けっとん」「けろろん ろんろん けろろん ろん」というリズミカルなオノマトペで表した『きかんしゃ やえもん』です
ベストセラーとなったこの絵本は、子どもたちが小さい頃によく読み聞かせをしたものです
その絵本が佐和子さんの父上の作によるものだとは、その当時はまったく意識していませんでした
佐和子さんは「その子供である私は『けろろん ろん』と無事に育つことができたのだと感謝している」と書いています
本書は「老人若葉マーク」の著者が、老化と格闘する日々を赤裸々に綴った痛快エッセイ集です 決して電車の中では読まないようにご注意申し上げます