人生の目的は音楽だ!toraのブログ

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「コロナ感染、なぜ急減」 ~ 日経の記事から / Netfrixで「大豆田とわ子と三人の元夫」全10話を観る ~ コメディエンヌ松たか子の才能全開!、キャラが立つ松田龍平、角田章広、岡田将生の元夫

2021年11月08日 18時51分15秒 | 日記

8日(月)。昨日の日経朝刊 オピニオン欄に「コロナ感染、なぜ急減」という見出しの記事が載っていました 8月から新型コロナウイルスの国内感染者数が急減している理由について、4人の識者が見解を述べています

東邦大学教授で日本感染症学会前理事長の館田一博氏は概要次のように述べています

「ワクチンの効果と基本的な感染対策の徹底が非常に強く出たためだと考える 新型コロナウイルスのワクチンは2回目の接種から約2週間後に効果が強まり、次第に下がっていく。7月から64歳以下の人の接種が急激に進み、ワクチンの効果が最も強い状態の数千万人の集団ができた ワクチン接種が急激に進み、同時にタイミングよく不顕性感染(感染しても無症状等)を含めて免疫を持つ人が急増したことで国内で一時的な集団免疫効果が強く表れ、8月半ば以降に感染者が急減した可能性がある さらに日本は基本的な感染対策が文化として定着しつつある マスクを着用し、密集を避け、十分換気する。緊急事態宣言解除後も会食を控えるなど対策を一気に緩めていない。今後は、接種率だけでなく、今回のように接種するタイミングも重要だ

大阪大学特任教授で日本ウイルス学会理事長の松浦善治氏は概要次のように述べています

「患者の急減はウイルス側に理由があるのかもしれない 強い感染力を持つ新型コロナのデルタ株はあまりに多くの変異を起こしすぎ、人間に感染したときに増えるのに必要な物資を作らせる遺伝情報が壊れるなどして、自滅しつつあるのかもしれない

東大名誉教授で日本学術振興会学術システム研究センター顧問の黒木登志夫氏は概要次のように述べています

「デルタ株ウイルスは新規感染者数の増え方も減り方も指数関数的だ。公表データから夏の『第5波』について計算すると、東京では8月下旬~11月1日にかけての下降期に新規感染者数が8.6日で半減のペースで急降下した 減少率は99.9%と、あり得ないような数字だ このままいけば12月上旬には1人になる。デルタ株は変異を繰り返し、より感染力が強いものに置き換わっていった。特に国内では日本独自のデルタ株AY・29型が第5波の主流で、これが収束に向かったのではないか 仮説だが、ある遺伝子領域に変異が追加され、感染性が失われるといったことが起きている可能性がある

東大准教授で元FRB主任エコノミストの田中泰祐氏は概要次のように述べています

「3つの要因を分析した。1つ目はデルタ型の感染力が想定以上に小さかった可能性だ 2つ目は人々のリスク回避傾向だ。報道で医療ひっ迫を知り、感染しやすい行動を避ける傾向が強まった可能性がある 3つ目は周期性だ。過去の動向は120日周期の波で統計的には説明できる 問題はなぜ周期が生まれたかだ。新しい変異型が生まれることが理由であれば、今後の感染は増えにくいと言える。今のところデルタ型を超える感染力の強い変異型は出ていないからだ だが、人々の警戒心が薄れることで再び感染増に転じる可能性がある

4人の見解を読む限り、コロナ感染が急激に減少したのは①ウイルス自体に原因がある、②人々のウイルスに対する行動様式に原因がある、という2つに分けられるようです まあ、結局のところ、これらの要因が複雑に絡み合って急減したのではないか、と思います

ということで、わが家に来てから今日で2494日目を迎え、脱税などの不正に関与した疑いで国税当局の調査を受けているさなかに自主廃業した税理士が、過去約10年間に全国で50人超に上ることが関係者への取材でわかった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです 

 

     

     懲戒処分を逃れるためだと思うが 廃業後も処分対象にするように制度改正すべきだ

 

         

 

夕食に「野菜とひき肉のドライカレー」を作りました 久しぶりに作りましたが、カレーの辛さと目玉焼きの甘さがマッチして美味しかったです

 

     

 

         

 

Netfrixで「大豆田とわ子と三人の元夫」を観ました 例によって何の予備知識もないまま観始めましたが、この作品は昨年4月から6月までカンテレ制作によりフジテレビ系列で放送された坂元裕二・脚本によるテレビドラマとのこと 全10話を5日間に分けて観ました 主演の大豆田とわ子はプレイべート面ではどこか抜けたところがありますが、実は建設会社「しろくまハウジング」の社長を務めているしっかり者でもあります この 頼りないのかしっかり者なのか分からない大豆田とわ子を松たか子が巧妙に演じています そして最初の夫・田中八作(たなか はっさく)を松田龍平が、2番目の夫・佐藤鹿太郎(さとう かたろう)を角田章広が、3番目の夫・中村慎森(なかむら しんしん)を岡田将生が演じています   3人の共通点は眼鏡をかけていることと、大豆田とわ子をいまだに未練がましく愛していることです    田中八作と大豆田とわ子との間には娘・唄(うた)がいます

 

     

 

最初の夫・田中八作はレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンを務めていますが、物腰が柔らかく人当たりがよいので女性にもてます とわ子に会うと、右手を挙げて「ヤッホー」と言うのが彼のあいさつです

2番目の夫・佐藤鹿太郎は業界ではまあまあ有名なファッションカメラマンです 3人の元夫の中では一番とわ子に未練たらたらで、とわ子もいまだに自分に好意を寄せていると信じて疑いませんが、全く相手にされません

3番目の夫・中村真森はとわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士です 人と会話をする時、どんな話題でも否定から入り、いつも理屈をこねているひねくれ者です

コメディエンヌとしての松たか子の才能全開といった感じのドラマです また、3人の元夫たちもそれぞれの個性が際立っていて、大豆田とわ子との会話や元夫同士の会話に思わず声を出して笑ってしまいます 田中八作役・松田龍平ののほほんとした雰囲気、佐藤鹿太郎役・角田章広の前のめりの姿勢、中村慎森役・岡田将生のインテリ風だがどこかダサい恰好、そうした個性がぶつかり合って面白おかしく物語が展開します

たまにはこういうドラマを観るのもいいものです

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