人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「第11回音楽大学フェスティバル・オケ」のチケットを取る ~ 下野竜也の指揮でブルックナー「交響曲第4番」他 / Netfrixで「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」を観る

2021年11月15日 18時55分53秒 | 日記

15日(月)。来年3月27日(日)午後3時から東京芸術劇場で開かれる「第11回音楽大学フェスティバル・オーケストラ」公演のチケットを取りました プログラムは①三善晃「祝典序曲」、②ブルックナー「交響曲第4番 変ホ長調 ”ロマンティック” 」(ハース版)です このオーケストラは首都圏の音楽大学から選抜された学生たちによる臨時編成オケですが、毎年楽しみにしています

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2501日目を迎え、ドナルド・トランプ前米大統領の一族が経営するトランプ・オーガニゼーションが、首都ワシントンにある高級ホテルのリース権を3億7500万ドル(約430億円)で投資ファンドCGIマーチャント・グループに売却することで合意したが、ホテルの運営企業は2016年の開業時から20年8月までに7100万ドル(約80億円)を超える損失を計上、一度も黒字にならなかった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     赤字経営しか出来ないトランプに大統領は務まらない  それとも税金逃れで赤字に?

 

         

 

夕食に「麻婆茄子」「生野菜サラダ」「エノキダケの味噌汁」を作りました 麻婆茄子は久しぶりですが、秋は茄子が美味しいですね

 

     

 

         

 

Netfrixでテリー・ギリアム&テリー・ジョーンズ共同監督による1975年製作イギリス映画「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」(92分)を観ました

この作品はイギリスの代表的なコメディ・グループ「モンティ・パイソン」によるイギリスのアーサー王伝説をもとにしたパロディ映画です 限られた予算で短期間で製作する制約から、城のセットに本物の城跡を使用したり、実写の代わりにアニメを用いたりと工夫を凝らしています

 

     

 

物語の舞台は932年のイングランド。アーサー王(グレアム・チャップマン)と従者パッツィー(テリー・ギリアム)は旅を続けていた 最初に訪れた城でココナッツの議論に振り回された後、疫病に苦しむ村や、やたらと政治を批判する農民、腕や足を切られても「痛くない」と言い張る黒騎士などに出会う その後、魔女の正体を見抜いたベディヴィア卿(テリー・ジョーンズ)の腕を認め、円卓の騎士にする そして、ガラハッド卿(マイケル・ペイリン)、ランスロット卿(ジョン・クリーズ)、ロビン卿(エリック・アイドル)などがアーサー王に忠誠を誓い、円卓の騎士が揃う 彼らは神の命を受けて聖杯を探すことになる しかし、最初に出会ったフランス人の城からは侮辱の言葉を浴びせられ、「トロイの木馬」を真似た「木ウサギ」作戦も失敗する そこでいきなり現代の映像が入り、歴史学者がアーサー王について語るが、突然騎士に斬り殺される アーサー王一行は手分けして聖杯を探すことにする。ロビン卿は三頭の騎士に出会うが、すぐに逃げる ガラハット卿は若い美女ばかりが暮らす「アンスラックス城」で誘惑される ランスロット卿は、無理やり結婚させられる王子のSOSの手紙を女性のものと勘違いし、城に飛び込んで大殺戮を行う アーサー王とベディヴィア卿は聖杯のありかの手がかりをつかむが、森の中で「ニッ」の騎士に出会い、盆栽を持ってくるように命令される 盆栽を持って行った後も無茶な命令をされるが、「それ」という言葉が弱点の「ニッ」の騎士を「それ」だらけの会話で撃退する 合流したアーサー王一行は、妖術師ティムに出会う。ティムと共に聖杯の手がかりのある「カルバノグの洞窟」へ行くが、洞窟の入口を守る白うさぎが実は凶暴な動物で、何人もの騎士が命を落とす 「聖なる手榴弾」でどうにか白うさぎを撃退し、洞窟の中に入ると、壁に「聖杯が置かれている城の名前はアアアア」と書かれているのを発見する その直後に伝説の野獣アーッが出現し襲われるが、アニメ作家(ギリアム本人)が心臓発作に倒れてアニメの怪獣も消えてしまう アーサー王たちは最後の試練である「死の橋」へ向かう。番人の老人が出す3つの問いに答えられないと渡れない橋で、ランスロット卿は渡った(直後に逮捕)が、ロビン卿とガラハット卿は地獄の谷に落ちて死ぬ アーサー王の機転で老人を倒し、橋を渡ることが出来たアーサー王とベディヴィア卿は、ついに聖杯のある「アアアアの城」にたどり着く ところが、そこには以前出会ったフランス兵が陣取っていた またも侮辱されたアーサー王は、聖杯を奪還するため兵を集め城に突撃しようとするが、突然パトカーが現れ、警官によって一行は歴史学者の殺人容疑で逮捕されてしまう そのシーンを撮影されていることに気づいた警官はカメラを塞ぎ、アーサー王たちがどうなったか分からないまま映像は途切れてしまう

 

     

 

「ココナッツの議論に振り回された」というのは、本来アーサー王は馬に跨って旅をするのですが、予算の関係で馬を用意することが出来ないので、馬を手綱で操るしぐさをしながら(上の写真)自分で走ることになります その際、パッツイが2つのココナッツの実を使って馬が走る時のような音を出します ラジオの伝統的な効果音の手法ですが、モンティ・パイソンは映像で裏の側面を見せてしまうわけです これを見た相手の兵士が「本物の馬に乗っていないじゃないか」と揶揄すると、アーサー王は「いや、本物の馬に乗っているのだ」と答えるところからココナッツに関わる議論が始まるのです

アーサー王の物語なのに、途中で歴史学者が出てきたり、最後にはパトカーまで登場してアーサー王が逮捕されてしまったりと、ストーリーがハチャメチャですが、モンティ・パイソンのメンバーの一人であるテリー・ジョーンズは中世の歴史研究家で、コメディ映画にもかかわらず、装飾性を配した騎士たちの衣装はアーサー王伝説を扱った映画の中で最も時代考証が正しい映画と言われているそうです

「モンティ・パイソンらしいな」と思ったのは、決闘シーンや城に乗り込んで大虐殺したりするシーンでは、切り落した腕が飛んだり、血が噴き出したりと派手な映像が見られるところです ブラックユーモアこそ「モンティ・パイソン」の神髄です また、フランス兵が城の上からアーサー王に向かって牛や鶏を投げ下ろすシーンには笑ってしまいました ひょっとして昔の戦争は、本当に動物を投げたのかもしれないと思ったりしました

懐かしいのは、1970年代中頃に東京12チャンネル(現・テレビ東京)で放映されていた「空飛ぶモンティ・パイソン」です イギリス人が製作しているのにイギリス人をおちょくったり、残酷なシーンを平気で流したりして、よく英国の国営放送BBCで放送したなと思いました 国内では日本語吹き替え版で放映されていましたが、広川太一郎の「とかなんとか言っちゃって~」という独特のセリフ回しが今なお耳について離れません とにかく理屈抜きで「モンティ・パイソン」は面白いです

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