人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

反田恭平と森精機が奏でるハーモニー / Netfrixで「メシア」を観る ~ 現代に突如現れた救世主的人物と信奉者、その正体に疑問を抱くCIAの攻防を描いたスリラードラマ(全10エピソード)

2021年11月24日 07時14分25秒 | 日記

24日(水)。わが家に来てから今日で2510日目を迎え、北朝鮮外務省は21日、報道官談話を出し、国連総会第3委員会(人権)で北朝鮮人権決議案が採択されたことに対し、「敵視政策と二重基準の産物であり、重大な主権侵害行為で、強力に糾弾し全面排撃する。敵対勢力の加重する敵視策動に最後まで強硬対応していく」と強調した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     強制収容所の存在は明らかだし  拉致問題はまだ解決していない 人権意識ゼロ国家

 

         

 

昨日、夕食に「鶏白湯鍋」を作りました 材料は鶏肉、鶏肉団子、キャベツ、水菜、長ネギ、シメジ、豆腐です。人参を入れるのを忘れたので、彩りがいまいちです

 

     

     

 

         

 

一昨日の朝日新聞夕刊に「反田さんと『機械屋』奏でる夢 助っ人出演で意気投合 オーケストラ結成」という見出しの記事が載っていました超訳すると、

「ショパン国際ピアノコンクールで2位に輝いた反田恭平さんとタッグを組む『機械屋』がある 名古屋に拠点を置くDMG森精機だ。今春に株式会社のオーケストラを立ち上げた 2018年11月末、ドイツの西ビーレフェルトに日独の工作機械大手が統合してできた森精機の拠点がある その日は取引先や社員、地域の住民などを迎えてコンサートを開き、ビーレフェルト・フィルハーモニーとイタリア人ピアニストが、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』を演奏する予定だった ところが、ピアニストが階段から落ちて骨折し演奏できなくなってしまった 社員の一人が反田さんのホームページに出演依頼をした。「あす、ドイツで演奏できませんか?」と 反田さんはロシアと福島でラフマニノフを作品の録音を終え、東京の家に帰宅したばかりだった すぐにチケットを手配してもらい、ドイツに向かった。当日は突然の出演にもかかわらず会場を魅了、スタンディング・オベーションを受けた 演奏会後、宴席で反田さんが「オーケストラをつくりたい。音楽家を育てる学校も」と夢を語った 森社長は「おもろいやん」と答えた ここから、両者の歯車がかみ合う。森精機として反田さんをサポートしながら準備を進め、今年5月に森精機と反田さんで株式会社のオーケストラ「Japan  National  Orchestra」を立ち上げた 社長には反田さんが就いた。所属する若手ソリスト18人に同社の社員並みの基本給を支払う。安定した生活を支えながら、出演料はソリストそれぞれが受け取れるようにした。その後、反田さんはショパン国際コンクールで偉業を成し遂げた

株式会社のオーケストラ誕生にはこのようなドラマがあったのですね 反田さんのショパンコンクール2位入賞を受けて、森社長は自己の判断に間違いがなかったと確信したことでしょう

 

         

 

一昨日と昨日の2日間、Netfrixで「メシア(原題:Messiah)」を観ました 番組案内に「1シーズン」とあったのでせいぜい2時間くらいで終了するだろうと思って観始めたら、何と10エピソードもあることが分かりました 1エピソードが38~55分なので、全部観終わるのに7時間くらいかかりました しかし、いったん観始めたら途中で止めるのが惜しくなるほど超面白く、最後まで楽しめました

この作品は2020年に Netfrix オリジナル配信として全世界へ配信されたアメリカのスリラードラマです 現代に突如現れた救世主的人物と、彼の信奉者、その正体に疑問を抱くCIAの攻防を描いています

 

     

 

中東に突如現れたカリスマ的人物アル・マスィーフ(メディ・デビ)が、民衆を駆り立て政情不安を引き起こした 信奉者たちは彼をイエス・キリストの再来だと信じている 彼の存在を危惧したCIAの捜査官エヴァ・ゲラー(ミシェル・モナハン)は正体を探り始めるが、事態は国家を揺るがす大騒動へ発展していく

この映画が面白いのは、アル・マスィーフが本物の「メシア=救世主」なのか、あるいは世間を欺く「詐欺師」なのかが、物語が進むにつれて大きく揺れ動くことです 時に銃で胸を撃たれた少年の身体から銃弾を摘出して命を救い、時に大衆の面前で水の上を歩いたりと「奇跡」を引き起こし、本物の「メシア」だと信じさせます その一方で、CIAの捜査が進み、マスィーフは本名ではないこと、兄弟がいること、叔父は奇術師で兄弟は彼の弟子だったこと、「自分はメシアだ」と思い込む精神的な病気で7か月間精神病院に入院していたことなどが判明し、典型的な「詐欺師」ではないかと思わせます しかし、ラストではマスィーフらを乗せた政府特別機がエンジントラブルで墜落し、搭乗者らは死亡してしまいますが、マスィーフが手をかざして生き返らせます つまり、この映画ではマスィーフを本物の「メシア」として扱っています

突然の大洪水の発生を受けて、アメリカ大統領が極秘でマスィーフと会い、「あなたの目的は何か?  何を求めているのか?」と訊くシーンがあります     マスィーフは「世界各国からアメリカの軍隊を引き揚げろ」と要求します 大統領は「事は複雑で、頭で考えるほど容易ではない」と答えますが、マスィーフは「大統領が決断すればできる」と主張し、大統領は最終的にマスィーフの要求を受け入れます このシーンは、「アメリカの軍隊が世界各国に駐留しているからこそ世界の秩序が守られているのだ」という意識や、「目には目を歯には歯を」「攻撃には復讐を」という”負の連鎖”から抜け出さない限り、中東をはじめとする戦争はいつまで経っても終わらないという教訓を示しているように思います

もし 現代社会にマスィーフのような奇跡を起こす本物の「メシア」が現れたら、世界の人々は、とくにキリスト教徒やイスラム教徒はどういう行動を起こすだろうか、ということを考えさせられました

コメント (2)
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