11日(木)。瀬戸内寂聴さんが死去されました(享年99歳)。瀬戸内さんを身近で見たことが2度あります 1度目は2006年2月に、瀬戸内さんの台本に基づき三木稔が作曲したオペラ「愛怨(あいえん)」の世界初演の時です
会場は初台の新国立劇場ですが、袈裟を召されて私の定期会員席のすぐ2つ前の席に座って鑑賞されていました。2度目は新聞関係団体が主催して「活字文化を守ろう」という趣旨の講演会を開いたときにゲストで招いた時です
黄色系の袈裟を身に着けて会場に向かう瀬戸内さんの姿を見たらオーラオを放っていました
あらためて瀬戸内寂聴さんのご冥福をお祈りいたします
ということで、わが家に来てから今日で2497日目を迎え、自民党の最大派閥・細田派は11日、党本部で総会を開き、安倍晋三元首相の新会長就任を正式に決定した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
これで自民党の憲法改正論議が活発化しそうだね 他にやるべきことは数多くあるが
夕食に「サケのちゃんちゃん焼き」「生野菜サラダ」「豚汁」を作りました 「サケの~」は今朝の朝日新聞「料理メモ」に載っていたレシピで作りました
はっきり言って味がいまいちだったのですが、娘が「マヨネーズをかけたら絶対美味しいと思う
」と言うので、試しにかけて食べたら信じられないくらい美味しくなりました
ちゃんちゃん焼きは味噌とバターを使っているので、マヨネーズと相性が良いのだと思います
「METライブビューイング2021-2022」のラインナップが明らかになっています METライブビューイング特設サイトによると全10作品のラインナップは次の通りです
(いずれの日程も金曜~木曜。東京都内は「新宿ピカデリー」「東劇」他)
①ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」 1月21日~27日 指揮=セバスティアン・ヴァイグレ、歌手=ルネ・パーペ他
②ブランチャード「Fire Shut Up in My Bones」 1月28日~2月3日 指揮=ヤニック・ネゼ=セガン、歌手=ウィル・リバーマン他
③オーコイン 「エウリディーチェ」 2月18日~24日 指揮=ヤニック・ネゼ=セガン、歌手=エリン・モーリー他
④マスネ 「シンデレラ」 3月4日~10日 指揮=エマニュエル・ヴィヨーム、歌手=イザベル・レナード他
⑤ヴェルディ 「リゴレット」 3月18日~24日 指揮=ダニエル・ルスティオー二、歌手=ピョートル・ベチャワ他
⑥R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」 4月22日~28日 指揮=マレク・ヤノフスキ、歌手=イザベル・レナード他
⑦ヴェルディ 「ドン・カルロス」 5月13日~19日 指揮=ヤニック・ネゼ=セガン、歌手=エリーナ・ガランチャ他
⑧プッチーニ 「トゥーランドット」 6月10日~16日 指揮=マルコ・アルミナート、歌手=アンナ・ネトレプコ他
⑨ドニゼッティ 「ランメルモールのルチア」 7月1日~7日 指揮=リッカルド・フリッツァ、歌手=ネイディーン・シエラ他
⑩ディーン 「ハムレット」 7月15日~21日 指揮=ニコラス・カーター、歌手=アラン・クレイトン他
全10作品の中で、ブランチャード「Fire Shut Up in My Bones」、オーコイン「エウリディーチェ」、ディーン「ハムレット」の3作品は観たことも聴いたこともない「未知との遭遇」だし、マスネ「シンデレラ」もあまり知られていません こういうところが進取の精神を誇るMETの特徴と言えます
1作目のムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」を振るセバスティアン・ヴァイグレは読響常任指揮者としておなじみです ヴェルディ「ドン・カルロス」はじめ3作品を振るヤニック・ネゼ=セガンはMET(メトロポリタン歌劇場)の音楽監督です
全10作品の中で一番人気はプッチーニ「トゥーランドット」でしょう ヒロインのトゥーランドット姫をMETを代表するソプラノ歌手アンナ・ネトレプコが歌います
フランコゼフィレッリの華麗な舞台演出も大きな魅力です
私が一番期待しているのはヴェルディ「ドン・カルロス」です
マシュー・ポレンザーニ、ソニア・ヨンチェヴァ、エリーナ・ガランチャ、エリック・オーウェンズと歌手陣が揃っています
なお、チケット代は一般:3700円、学生:2500円ですが、「ムビチケカード」3枚セットが9600円で販売されているとのことです
Netfrixで森義仁監督による2021年製作ドラマ「ボクたちはみんな大人になれなかった」(124分)を観ました
ボク・佐藤誠(森山未来)は1995年にかおり(伊藤沙莉)と出会い、生まれて初めて頑張ろうと思った 彼女の言葉に励まされ、がむしゃらに働くボクだったが、1999年、かおりは「今度CD持ってくるね」という言葉を残して去ってしまった
ボクは志していた小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続ける
2020年、社会との折り合いを付けながら生きてきたボクは46歳になっていた。コロナ禍のもと、ボクはいくつかの再会をきっかけにもう還らない「あの頃」を思い出す
本作は、作家「燃え殻」が2016年に発表したデビュー作「ボクたちはみんな大人になれなかった」を映画化したものです 現在から過去へ遡っていく形で物語が進行し、最後にまた現在に戻るストーリー展開で進みます
この作品を観て、何よりも驚くのは森山未来の若さです
20代から40代までを演じていますが、20代のボクを演じる森山は20代にしか見えません。この人は並みの役者ではないと思います
90年代半ばから20世紀の世紀末を挟んで展開する物語を観て懐かしく思ったのは、「タワーレコード」「WAVE」「HMV」といったCDメガストア(当時は都内のあちこちにあった)、渋谷の映画館「シネマライズ」(今はない)、そして「ノストラダムスの大予言」の大外れです 新宿や渋谷のタワーレコードにはよく通ったし、今でもたま~に顔を出します
六本木WAVE(今はない)には仕事の昼休みに地下鉄でCDを買い出しに出掛けたものです
この映画にはそのころの空気感が良く出ています