人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

オードリー・ヘプバーン主演「ローマの休日」「麗しのサブリナ」を観る~新文芸坐

2016年01月10日 07時13分46秒 | 日記

10日(日)。わが家に来てから470日目を迎え、漢方薬を相手に会話をするモコタロです

 

          

            お姉ちゃんが風邪ひいたと言って 買ってきたらしい

 

          

            漢方薬らしいけど 本当に風邪に効くのかな?

 

          

             あっ こっちに来ないで 風邪がうつるから・・・

 

  閑話休題  

 

昨日、池袋の新文芸坐で「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」の2本立てを観ました 「ローマの休日」は1953年、ウィリアム・ワイラー監督による119分のモノクロ映画です

 

          

 

この映画はこれまで何度か観たことがあります オードリー・ヘプバーンが衝撃的な主演デビューを飾ったあまりにも有名な、王女と新聞記者とのラヴ・ストーリーです 

ヨーロッパを親善旅行中の小国の王女アン(オードリー・ヘプバーン)がローマを訪れたとき、タイトで退屈なスケジュールに嫌気をさした彼女は、夜中に大使館の窓から抜け出して、まんまと街に脱出する。出る前に鎮痛剤を打たれたため眠気がさして広場のベンチで寝てしまう そこへ通りかかったアメリカの新聞記者ジョー・ブラッド(グレゴリー・ペック)は彼女が王女であることを知らずに助けて自宅に連れ戻る。翌朝、彼女が行方不明の王女だと知った彼は、これこそ特ダネの絶好のチャンスだと思い、ローマ見物の案内人を引き受ける アン王女は床屋で髪を短く切り、ジョーとともに街中を遊び歩く ジョーの友人でカメラマンのアーヴィングはライター型の小型カメラで彼女の行動を隠し撮りする 王女失踪で大使館が大騒ぎになっている中、いつしか二人はお互いに愛し合うようになる しかし、とても望みのない”叶わぬ恋”を諦め、ジョーは王女を大使館に送り届け、特ダネ用の記事原稿は破り捨てる 数日後、アン王女の記者会見が大使館で行われ、アーヴィングはあの日に撮影した写真をそっと王女に手渡す そして、ジョーと王女は目と目を合わせて無言の別れを告げる

アン王女が”下界”に下りて、床屋で髪を短く切った時が、ロング・ヘアで大使館の中で窮屈に過ごす王女から、街中で自由に行動する女性に変身した瞬間でした ロング・ヘアのオードリー・ヘプバーンも美しかったけれど、ショート・ヘアになった後も負けず劣らず美しく輝いていました

ジョーは、特ダネをモノにすれば大金が転がり込んでくるのに、そうはしなかった。愛してしまった王女との楽しく美しい思い出を、お金のために台無しにしたくなかったのです パパラッチや三流週刊誌が有名人の私生活を狙っている現代ではとても考えられないことです

あらためてこの映画のタイトルを見ると「Holiday in Roma」ではなく「Roman Holiday」であることに気づきます ひょっとして、ウィリアム・ワイラー監督は「Romantic Holiday」に引っ掛けてタイトルを付けたのではないか、と思いました。考えすぎでしょうか 

 

          

 

2本目は「麗しのサブリナ」です この映画は1954年、ビリー・ワイルダー監督による113分の作品です。この映画は今回初めて観ました

 

          

 

富豪のララビー家のお抱え運転手の娘サブリナ(オードリー・ヘプバーン)は、ララビー家の次男ディヴィッド(ウィリアム・ホールデン)に思いを寄せていた しかし、父は身分違いだとして、彼を諦めさせようと彼女をパリの料理学校へやる。2年後、サブリナは洗練された美しい女性として戻ってくる 女には目のないディヴィッドは、婚約者そっちのけで、美しく変身したサブリナに夢中になる ディヴィッドの兄で実直な事業家ライナス(ハンフリー・ボガート)は、ディヴィッドがシャンペングラスで尻を怪我をして動けないうちに彼女をパリに送ろうと企てる 弟の代わりにサブリナの相手をするうちに、いつしかライナスとサブリナはお互いを意識するようになる。二人の関係を察したディヴィッドは、サブリナが乗っているパリ行の船に乗るようライナスに言う。ライナスはサブリナのもとに駆けつけ、客船の甲板で抱き合う

「ローマの休日」を観ていても感じたことですが、この映画を観ていて強く印象に残ったのは、オードリー・ヘプバーンの眉毛の長さと太さとです そのうえ目がパッチリしているので大きな印象を与えます 

ハンフリー・ボガートは渋く決まっていて、ウィリアム・ホールデンもナイス・ガイなのですが、サブリナ役の若きオードリー・ヘプバーンと比べると、年が離れすぎているような気がします 逆に言えば、初主演の「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を受賞したオードリー・ヘプバーンの第2作には、並みの男優では”持たない”と考えたのかも知れません

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

映画が終わってすぐに、次の予定であるコンサート会場に向かいました 山手線で西日暮里に出て地下鉄に乗り換え、亀有で降りました。でも何か変です 駅前のビルにはホールの名前が見えましたが、どうも違うのではないかと思われます チケットを見ると「かつしかシンフォニーヒルズ・大ホール」と書いてあります。目の前のビルに入っているのは「かめあり リリアホール」です。ここで、はっきりと場所を間違えていることに気が付きました 急いでスマホで「かつしかシンフォニーヒルズ」を検索、次に「乗換案内」で最短時間のアクセス方法を検索し、まず北千住に向かいました。しかし、北千住駅で乗り換え方法を確認している間に目標とする電車が出てしまいました おまけに広い北千住の駅構内で迷ってしまい、嫌気がさして、コンサートを諦めることにしました その時はすでにコンサートの開演時間は過ぎていました。途中休憩の時に入場して後半のプログラムを聴くという選択肢もありましたが、一旦嫌気がさすと、もう後戻りできません 私が行くべきところは青砥で、聴くべき音楽はオール・モーツアルト・プログラムで、オーボエ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲第5番、ピアノ協奏曲第9番でした

私は時々こういうチョンボをやらかしますが、新年早々なだけに惨めな気分です 頭に来たので、帰りにボルドーの赤ワインを2本買ってきました。こうなったら やけ酒です

 

          

コメント (2)
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