人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

エリック・ロメール監督映画「夏物語」を観る~男1対女3のウラヤマシイ関係の結末は・・・・

2014年05月20日 07時00分37秒 | 日記

20日(火)。昨日の日経朝刊・社会面に「中国人留学生『すし焼いて』 母国から批判殺到 すきやばし次郎に謝罪」という記事が載りました。要約すると

「今年4月、『すきやばし次郎』六本木店で、客の中国人グループの中の日本滞在歴5年の女子留学生が『生の魚は食べられない。焼くか煮てほしい』と注文し、店長と口論になったことが中国国内で話題になっている 店長が『すしが生と知らずに友人を連れてきたのか』と聞いたところ女性が反発し、ブログに『大統領相手でもこの態度を取るのか』などと書き込んだ (同店銀座本店にオバマ米大統領が訪れたことを念頭に置いている)。ところが、ネット上で『ルールが分からないなら行くな』など同じ中国人から女性への批判が殺到した 女性は後日、店を訪れ謝罪した。店長は『わざわざ誤りに来てくれたことを評価したい 悪いのは海外ですし店と称して天ぷらや鍋も出す店が多いことだ』と話した」

この記事を読んで思ったことが二つあります。一つは、アメリカに次ぐ経済大国に成り上がった中国の国民の文化レベルの低さです もう一つは、非常識な同国人に対して批判をする健全な人たちも中国には存在するという事実です 私の知っている中国人に悪い人はいませんが、強大な軍事力を背景に日本やベトナムをはじめ東南アジア諸国に対して覇権主義的な態度を取っている、国としての中国はいったいどこに向かっているのでしょうか きっと、巡洋艦で航海して外国の魚船を追い散らし、公海を含めて海は全部中国のものだ、と思っているのでしょう。こういうのを「排他的経済水域」とは言わず「排他主義的中国水域」と言います 国際的な総スカンに合って、後で後悔しないようにした方が良いと思います

出でよ第2の周恩来 熱烈歓迎します

 

  閑話休題   

 

17日にフランスのエリック・ロメール監督の映画「春のソナタ」と「夏物語」の2本立てを観ました 先日「春のソナタ」について書いたので、今回は「夏物語」について書きます。ストーリーは

「バカンスを過ごすためにディナールにやってきたガスパールは、スペイン旅行中の恋人レナと現地で落ちあい、ウェッサン島へ渡る予定を立てていた しかし、約束の日まで余裕がある。そんな折、ちょっとしたきっかけからクレープ専門店でウエイトレスとして働いているアルバイト学生マルゴと知り合いになり、デートを重ねるようになる さらに、彼はソレーヌという女性とも知り合いになり、付き合うようになる そのうちレナがスペイン旅行から帰ってきて、ガスパールは3人の女性と同時に付き合うというウラヤマシイ境遇になる しかし、彼は結局、3人の女性に振り回されて振られてしまう

 

          

 

主人公のガスパールは一時的であるにせよ、同時に3人の女性と付き合うという、男にとっては夢のような立場にあるにも関わらず、女性たちに対する態度が曖昧ではっきりしないことから、結局振られてしまいます ガスパールにしてみれば何とか3人とうまくやっていきたいと思うし、3人の女性にしてみれば「ほかに付き合ってるヒトがいるって、どーゆーことよ 私を取るの?彼女を取るの?今すぐ返事してよ」といったところでしょう。それにしても、ロメール監督という人は、若者の恋愛心理がよく分かっていますね

 

          

          

コメント
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