人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

誉田哲也著「歌舞伎町セブン」を読む~読み始めたら止まらない面白さ

2013年10月19日 07時47分10秒 | 日記

19日(土)。誉田哲也著「歌舞伎町セブン」(中公文庫)を読み終わりました 誉田哲也は1969年東京生まれ。この人の著書は警察小説が面白く、「ジウⅠ警視庁特殊班捜査係」、「ジウⅡ警視庁特殊急襲部隊」、「ジウⅢ新世界秩序」のジウ三部作では伊崎基子と門倉美咲が、「ストロベリーナイト」では姫川玲子が個性的なキャラを持ったヒロインとして登場して、難事件に挑みます

この小説は「ジウ」でお馴染みの新宿・歌舞伎町が7年後に再び舞台となります

歌舞伎町の一角で町会長の死体が発見される。外傷がないことから警察は急性心不全と断定し、事件化されない しかし、その後も謎の失踪者が相次ぎ、歌舞伎町のビルは正体不明の企業によって買いたたかれていく これに関連して街で囁かれる「歌舞伎町セブン」という言葉。いったい何を意味するのか?一説によると人を一人殺す報酬としての70万円という値段らしい しかし、「殺し」というキーワードは合っているものの報酬の値段ではない。それは7人の暗殺者集団のことであることが分かる それでは誰がどういう理由でそのような組織を作ったのか・・・・7人の暗殺者集団は誰と誰なのか・・・・・

主人公の陣内は歌舞伎町ゴールデン街にある「エポ」という店のマスター。そこに出入りするフリーライターの上岡。父親の不審死の原因を突き止めようと警察に入り交番勤務に甘んじる小川。歌舞伎町セブンに興味を引かれて独自に捜査を進める上岡と小川はいつの間にか、事件の当事者になっていく 果たして7人は最終的に誰を暗殺しようとしているのか。驚愕の事実が待っている

「ジウ」三部作も、「ストロベリーナイト」も読み始めたら止まらない面白さでしたが、この「歌舞伎町セブン」もご多分に漏れず、時の経つのを忘れて丸一日で読み終わってしまいました。とにかく面白いのです

 

          

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