明日に向けて

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明日に向けて(2110)岸田首相の「新しい資本主義」では何も変わらない。新自由主義の本当の変革が問われている

2021年10月27日 20時00分00秒 | 明日に向けて(2101~2200)

守田です(20211027 20:00)

新自由主義の問題点を問わない「新しい資本主義」

岸田首相が26日に「新しい資本主義」の実現に向けた有識者会議の初会合を開きました。「成長と分配の好循環」などが掲げていますが、この日の会議でもう「分配より成長が先」と言い出しました。


26日の会議について報じる産経新聞

そもそもこの言葉、安倍元首相も何度も使っていたもの。「いつかあなたにも分配しますよ」と言いつつ、まったく実行しない詐欺のようなものでしかありません。


岸田首相の所信表明演説より ANN 20211008


安倍首相も何度も言っていた! MBS NEWSより 20211026

岸田首相が、是正が必要と述べた新自由主義は、それまでのあこぎで不公正な投機的儲けなどを食い止めてきたさまざまな規制を緩和=撤廃し、ひどい儲け主義を蔓延させたことに真骨頂があります。
例えばその一つが、労働者を正規に雇用せず、雇用の継続性や社会保障などからはじき出し、労働組合などに参加する団結権をも奪うことを可能にしたことなどです。

こうした「ぼったくり」構造にメスを入れずして是正などできません。この本質的な点を語らないところに、岸田首相が問題の是正など、本気で考えていないことが現れています。
自民・公明政権が続く限りこの構造は変わりません。野党共闘を少しでも伸ばすことから、変革の可能性を切り拓きましょう。


バラ撒き政策と、グラス・スティーガル法と、規制「緩和」について知って下さい

「新しい資本主義」のやまかしをきちんとおさえるために、シリーズ4番目の動画をアップしました。
1929年にアメリカで起こった大恐慌と、そのもとで始まったバラ撒き政策(ケインズ主義)や投機的儲けに歯止めをかけたグラス・スティーガル法、そしてそれをビル・クリントンが大統領の時に「緩和」=撤廃してしまったことを述べました。
今回も5分でつかめるようにしています。ご覧下さい。



経済学者に騙されないために、経済学について、資本主義について学ぼう

「経済学を学ぶのは経済学者に騙されないため」・・・こういったのは、宇沢弘文先生の盟友だった経済学者のジョーン・ロビンソンさん。経済学者だけでなく政治家も繰り返し「騙し」を行っています。
岸田政権が掲げる「新しい資本主義」もその一つ。これをきちんと批判するために経済学的な知恵を学ぶ必要があります。
こうした観点からこの時期、「やさしい経済の話 社会的共通資本について」という講演内容を、単元ごとに短くまとめてアップしています。ぜひこれで見識を深めてください。

1、投資と投機について
新自由主義はあこぎな商売を横行させてきました。この点をつかむ近道として「投資」と「投機」の違いをおさえて下さい。


2、新自由主義とはなにか
新自由主義のひどさは、始祖であるミルトン・フリードマンの人となりにも表れています。この点についての宇沢弘文さんのお話を知って下さい。


3、資本主義とはなにか
新自由主義のベースとなっている現代資本主義は、「新古典派経済学」の上に依って立っています。これはどのようなものなのかおさえましょう。


4、やさしい経済の話 社会的共通資本とはなにか
より進んで、新自由主義について学び、さらに資本主義の限界と社会的共通資本のアイデアについて学ぶために、ぜひ全編をご覧下ください。


#バラ撒き政策 #グラススティーガル法 #規制緩和 #新しい資本主義 #新自由主義 #岸田首相 #新古典派経済学 #成長と分配の好循環 #社会的共通資本 #宇沢弘文

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