明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(82) インターネットテレビで原発についてお話ししました・・・

2011年04月30日 15時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110430 15:00)

今週の月曜日に、大阪に招かれて「清水ただしの派遣村tv」という
インターネットテレビに出演して、原発の話をさせてもらいました。
以下、映像が見れますので、よろしければご覧ください。
http://hakenmura.tv/

番組全体で20分と短い中でしたが、福島原発の現状、原発の本当のコスト、
原発が地球温暖化の原因の一つであること、メディアへの期待などを
話してきました。

テレビ局の方たちが、私の言いたいことを上手に引き出して下さいました。
感謝です。

ここでお話した原発のコストの問題は、今後、「脱原発の可能性」として、
文章の形でも紹介していきたいと思います。

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明日に向けて(81)「福島の子どもたちを守らねばならない」

2011年04月30日 02時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110429 02:00)

注目すべき記事をみつけました。共同通信英語版に掲載された「福島の
子どもたちを守らねばならない」です。
記事を書いたのは、ティルマン・ラフ 核兵器廃絶国際キャンペーン代表
オーストラリア・メルボルン大学ノッサル国際医療研究所準教授です。

ラフ教授は、現在の福島の状態を批判する中で、次の点を強調しています。

「もっとも見落としてならない点は、全ての人間が同じレベルのリスクに
晒されるわけではないということだ。放射線による癌のリスクは幼児
(一歳未満)の場合、成人の3-4倍になる。また、女の幼児は男の幼児に
比べ、2倍感受性が強い。
女性全体の放射線被曝による癌のリスクは、男性に比べ4割高い。また
放射線に対して誰よりも敏感なのは、母親の子宮にいる胎児である。」

・・・ラフ教授は、幼児の放射線に対するリスクを成人の3-4倍と見積もって
います。これは10倍と主張する他の見解より低い値ですが、一方で、
女の子が男の子の2倍、感受性が強いことを指摘しています。
また女性全般の癌のリスクも、男性より4割高いことを指摘しています。

女の子、そしてまた女性の方が、放射線への感受性が強いという指摘は、
日本のこの間の報道ではほとんどなされていないのではないでしょうか。
この点は重要なポイントだと思います。

またこの記事では次のような重要な指摘もなされています。
「母親がX線検査を受けると胎児は10~20mSvの線量を被曝する。これに
より15歳までの子どものあいだの癌の発症率が四割上昇している」

「ドイツで最近行われた全国の小児癌登録データ25年分の研究では、通常
運転時であっても、原発はそこから5キロ圏内に暮らす5歳以下の子どもの
白血病のリスクを2倍以上上昇させていることが明らかになった。」

それぞれに注目すべき内容で、今後この点をフォローしていきたいと思います。

なお記事は次のように結ばれています。
「一人の親、そして医師として言う。福島の子どもたちがそのように有害な
レベルの放射線被曝をすることを許容することは、我々の子どもたちや
未来の世代にたいする保護・管理責任の許されざる放棄である。」

・・・まったく同感です!

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福島の子どもたちを守らねばならない

ティルマン・ラフ
メルボルン 4/26 共同通信英語版  

今週初め、私は文部科学省が福島の子どもの電離放射線の許容線量を引き
上げたと知り、私は大変な不安に襲われた。
かれらが定めた毎時3.8マイクロシーベルトという値は、一年分にして33ミリ
シーベルト(mSv)以上に相当する。それが幼稚園児、保育園児、小学生、
中学生に対し適用されるのである。このことについて正確に考えてみたい。
(訳注参照)

放射線が健康にもたらす危険は線量に比例する、というのが一般的な科学的
見地である-線量が高ければ高いほどリスクは大きく、リスクが発生しない
レベルなど存在しない。

すべての放射線被曝はできるかぎり低く抑えられるべきであり、一般人に
ついては自然放射線と医療措置によるものを含めても年間1mSvを超過
すべきではない、と国際放射線防護委員会(ICRP)は勧告している。また
原子力産業で働く労働者については5年間の平均線量として年間最大
20mSvまでとし、かつ年間50mSvを超える年があってはならない、と。

すでに国際基準より高かった日本の労働者の最大許容線量100mSvは、
福島の大事故を受けて250mSvまで引き上げられた。

米国国立科学アカデミーBEIR VII報告書によれば、1mSvの放射線(被曝)は
固形癌(白血病以外の癌)については約1万人に1人、白血病では約10万人に
1人、癌による死亡では17500人に1人のリスク上昇をもたらすものと
みられる。

だがもっとも見落としてならない点は、全ての人間が同じレベルのリスクに
晒されるわけではないということだ。放射線による癌のリスクは幼児
(一歳未満)の場合、成人の3-4倍になる。また、女の幼児は男の幼児に
比べ、2倍感受性が強い。

女性全体の放射線被曝による癌のリスクは、男性に比べ4割高い。また
放射線に対して誰よりも敏感なのは、母親の子宮にいる胎児である。

母親がX線検査を受けると胎児は10~20mSvの線量を被曝する。これに
より15歳までの子どものあいだの癌の発症率が四割上昇していることが、
この分野では先駆的な「オックスフォード小児癌サーベイ」の調査で判明した。

ドイツで最近行われた全国の小児癌登録データ25年分の研究では、通常
運転時であっても、原発はそこから5キロ圏内に暮らす5歳以下の子どもの
白血病のリスクを2倍以上上昇させていることが明らかになった。

50km以上離れた場所でも、リスク上昇がみられた。これは予想をはるかに
上回っており、子宮の中ないし外にいる子どもが放射線に対して特に
ぜい弱であることを強く示している。

よくある外的な放射線計測器で測られる被曝だけでなく、粒子を呼吸に
よって肺に吸い込んだり、汚染された食物や水を通して取り込んだりすることで、
福島の子どもたちは内部被曝をすることになる。人々の体内には食物
連鎖を通して多量の放射性物質が濃縮されるのだ。

一人の親、そして医師として言う。福島の子どもたちがそのように有害な
レベルの放射線被曝をすることを許容することは、我々の子どもたちや
未来の世代にたいする保護・管理責任の許されざる放棄である。

(ティルマン・ラフ 核兵器廃絶国際キャンペーン代表 オーストラリア・
メルボルン大学ノッサル国際医療研究所準教授)

訳注:国は、一般人の年間被曝は1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)
としてきたが、今回の事故が起こり、大人どころか子どもの年間被ばく量の
許容範囲を20倍の20ミリシーベルトに引き上げた。文科省は校庭活動など
の屋外活動を一日8時間、残りの16時間は屋内で過ごすと想定し、毎日
8時間3.8マイクロシーベルト、16時間1.52マイクロシーベルト浴びた
として、年間20ミリシーベルト(20,000マイクロシーベルト)になると
いう計算の上で校庭活動等の限度を毎時3.8マイクロシーベルトと定めている。

この計算過程は報道ではっきり示されなかったこともあり、ティルマン・ラフ氏は
そのまま毎時3.8を24と365でかけて、年間33ミリシーベルトと算出して
いるようだ。これは誤りではあるが、年間20ミリシーベルトだろうが33ミリ
シーベルトだろうがこの記事におけるラフ氏の論点や結論には影響を
及ぼさない。(参考:『福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断に
おける暫定的考え方について』文科省ホームページhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305174.htm 

原文:http://english.kyodonews.jp/news/2011/04/87835.html 

翻訳:田中泉 訳注:乗松聡
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明日に向けて(80)放射線安全学教授が政府に抗議し内閣官房参与を辞任

2011年04月29日 23時30分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110429 23:30)

福島の子どもたちのことを考える上で、とても大切な記事が毎日新聞に
掲載されました。

「東日本大震災発生後の3月16日に内閣官房参与に任命された小佐古敏荘・
東京大教授(放射線安全学)が29日、菅直人首相あての辞表を首相官邸に
出した。」というものです。
小佐古さんは、放射線からの防護の研究の専門家です。

記事は小佐古さんが、
「小中学校などの屋外活動を制限する限界放射線量を年間20ミリシーベルトに
決めたことに『容認すれば学者生命は終わり。自分の子どもをそういう目に
遭わせたくない』と異論を唱えた。」
と述べたことを紹介しています。

「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は放射線業務従事者でも極めて
少ない。この数値を小学生らに求めることは、私のヒューマニズムからしても
受け入れがたい」と語られたことも紹介されています。

毎日新聞のサイトには、記者会見で涙ぐみ、絶句する小佐古さんの写真も
掲載されています。ぜひご覧いただきたいと思います。
なお以下のサイトでも会見の様子を動画でみれます。
http://www.youtube.com/watch?v=t1tHrGS9nkU

放射線安全学の専門家が、「容認すれば学者生命は終わり」と唱えている
ことは極めて重いと思います。僕はこの内容について、すべての科学者の
方々、とくに放射線を扱ったことのある方々に考えて欲しいと思います。

今や、20ミリシーベルトの被ばくが子どもたちになされることを容認するのか
否か、放射線について少しでも知識のあるすべての人々が責任を負っている
と僕は思います。

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福島第1原発:内閣官房参与、抗議の辞任

2011年4月29日 21時8分 更新:4月29日 23時1分 毎日新聞
 東日本大震災発生後の3月16日に内閣官房参与に任命された小佐古敏荘・
東京大教授(放射線安全学)が29日、菅直人首相あての辞表を首相官邸に
出した。小佐古氏は国会内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故の政府
対応を「場当たり的」と批判。特に小中学校などの屋外活動を制限する限界
放射線量を年間20ミリシーベルトに決めたことに「容認すれば学者生命は
終わり。自分の子どもをそういう目に遭わせたくない」と異論を唱えた。

 小佐古氏は、政府の原子力防災指針で「緊急事態の発生直後から速やかに
開始されるべきもの」とされた「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」
による影響予測がすぐに運用・公表されなかったことなどを指摘。「法律を
軽視してその場限りの対応を行い、事態収束を遅らせている」と批判した。

 小佐古氏はまた、学校の放射線基準を年間1ミリシーベルトとするよう主張した
のに採用されなかったことを明かし、「年間20ミリシーベルト近い被ばくをする人は
放射線業務従事者でも極めて少ない。この数値を小学生らに求めることは、
私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と述べた。【吉永康朗】
http://mainichi.jp/select/today/news/20110430k0000m010073000c.html
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明日に向けて(79)現状が見えない・・・水棺化の進行の中で

2011年04月29日 14時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110429 14:00)

水棺作業が続いてます。しかし何がどう進んでいるのか、何が進められて
いないのか、東電の発表や報道を見ていても相変わらずよく分かりません。
少し前の方が、報道で伝わってくるデータから、現状を推測しやすかった
ように思えます。

今さらではあっても、政府から情報公開を徹底することが語られているにも
かかわらず、より現状が見えない状態にあるように思えるのはなぜなのでしょうか。
あるいは僕のリサーチの仕方に問題があるのかもしれません。ともあれ今は
精いっぱいの考察を続けたいと思います。

それで4月28日に発表された東電の資料から、今、行われていることを
再度捉えてみたいと思います。
東電は事故収束にむけたロードマップのステップ1で1号機から3号機への
対処を次のように行うと述べています。

ステップ1
(1・3号機)目標:安定的に冷却できている
􀂾 燃料域上部まで格納容器を水で満たす
􀂾 格納容器ベント(放射性物質を含む蒸気を大気放出)が必要
となった場合は放射性物質低減策を実施
􀂾 格納容器への窒素充填により、水素爆発の防止
􀂾 流入抑制策(タービン建屋内の滞留水を貯蔵、水処理した後
に圧力容器に押し戻し(循環させる)等)の検討・実施
􀂾 原子炉の熱交換機能の回復(熱交換器の設置)も検討

(2号機)目標:格納容器が密閉できるまでは滞留水の増加を抑制しつつ冷却する
􀂾 最小限の注水による冷却
􀂾 格納容器への窒素充填により、水素爆発の防止
􀂾 損傷箇所の密閉策を検討.実施
􀂾 損傷箇所密閉後は1・3号機と同様の冷却策を実施


このうち現在進められているのは、1号機の格納容器を水で満たすこと
のみです。朝日新聞の報道では、この作業が難航し、原子炉圧力が低下が
懸念されるので、流量を予定の14立法メートルにあげられずに、10立法
メートルで推移を見ているとかかれている。

ところが読売新聞の報道では
「漏水もなく、格納容器の圧力低下や原子炉内の温度が低下するなど
一定の効果があったため」10立法メートルの注入を維持するとあります。

同じことをネガティブに言うと朝日のようになり、ポジティブに言うと読売の
ようになるのかもしれませんが、いずれにせよ、思ったように水が入れる
ことはできていないようです。

もう一度工程表に戻ってみると、やはり大変気になるのは、「格納容器
ベントが必要となった場合」が明記されていることです。放射能を含んだ
水蒸気が意図的に出されることがありうることが書き込まれており、
周辺の住民にとっては、差し迫った危機になります。

しかしこの可能性や、どのような状態でそれがありうるかなど、肝心の
情報がまったく出ていない。マスコミもここを質問していない。だから
「ベント」の可能性が明記されているのに、そのことが問題視されていない。

さらに窒素注入については2号機、3号機についてもやることが明記
されています。繰り返し述べてきたように、これは水素爆発を抑える
ためのものだとされていますが、それがいっこうに行われていないのは
なぜかという点もフォーカスされていない。

・・・実は必要がないのではないかという疑念も沸いてきます。そう推論
しないと、反対に現状では、水素爆発の可能性が放置されていることに
なる。あるいは水素爆発の可能性は、水棺に踏み切ることでこそ、生じると
考えられているのかもしれないという推論も生まれます。

この点で、京大原子炉実験所の小出裕章さんは、窒素注入の必要性は
ないのではないか。だからこそ2号機、3号機はやられていないのではないか
と述べています。

しかしそうなると、なぜそんな必要のないことを言うのかという疑問が
沸きます。必要のないことを言う場合、何か他に必要のあることがあって、
それを隠している場合がほとんどだからです。つまり窒素注入は必要ないと
しても、それが必要だという何らかの要因があるはずだということです。

・・・正直、現状が良く分からない。何かが隠されているのではないでしょうか。
情報公開が進んでいるかのように言われていますが、むしろ反対なのでは
ないか。記者さんたちもなぜポイントをついた質問をしないのでしょう。
その点も良く分からない。

さらにたくさんの水をいれてしまって格納容器は持つのでしょうか。後藤政志さんは、
やはり水の重さが問題た、そもそもそんなことを想定して設計はされていない。
「想定外」なので心配だと述べておられました。

この点、東電や保安院は大丈夫だと述べていますが、なぜ、どのようにして
大丈夫だという結論が導き出されたのか。本当は論拠などないのではないか。
膨大な量の放射能が海に流れ込んでも、何の調査もしてない段階で
「ただちに健康に害はない」と語ったことなどからも、今回も、何らの根拠も
なしに大丈夫と断定されているように思えてなりません。

水棺化は、非常に危険な綱渡りなのではないか。
何か重要なポイントがぼかされているのではないか。

・・・疑惑を晴らすべく、さらに事態の解析を進めたいと思います。


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1号機、「水棺」作戦難航 気になる原子炉圧力の低下

2011年4月28日11時58分 朝日新聞
 東京電力福島第一原発1号機の格納容器を水で浸す「水棺」が難航している。
東電は原子炉への注水量を2.5倍にして内部の温度や圧力の変化を見る
予定で27日に作業を始めたが、まず毎時6立方メートルから10立法メートル
にしたところで温度や圧力の低下が長引いた。27日中に予定していた
14立方メートルにできずにいる。

 東電が特に気にしているのが、格納容器の圧力が低いことだ。冷たい水が
増えたことで、水蒸気が水になっているとみられる。もし1気圧を下回れば
外部から空気が入り込みかねない。水素爆発を避けるために窒素を注入して
いるが、酸素濃度が高まると、水素と混合して爆発する危険が高まる。
東電は28日、さらに24時間、10立方メートルのまま様子を見ると発表した。

 一方、原子炉圧力容器の温度は、27日朝に132度だったのが、24時間で
107度になった。まだ下がり続ける傾向にある。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104280170.html
1号機の注水、毎時10トンで一定効果・継続へ

2011年4月28日20時55分 読売新聞
 東京電力は28日、福島第一原子力発電所1号機で、格納容器を水で
満たす本格的な「水棺」に向け、毎時10トンまで増量した原子炉への注水量を
継続すると発表した。

 毎時6トンから増量し、最大14トンまで引き上げる予定だったが、東電は、
漏水もなく、格納容器の圧力低下や原子炉内の温度が低下するなど一定の
効果があったためとしている。

 東電によると、格納容器内の圧力は0・35気圧減少し、約1・2気圧。
燃料棒の冷却が進み水の蒸発量が減ったためとみられるが、1・1気圧までは
流量を維持する。大気圧の約1気圧より下がると、空気が流入し、水素
爆発を起こすおそれが高くなるためだ。原子炉圧力容器下部の温度は
96・8度と、10度以上低下した。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110428-OYT1T00976.htm
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明日に向けて(78)ガイガーカウンターを上手に使おう

2011年04月28日 03時30分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110428 03:30)

このところ、友人たちからガイガーカウンターの購入に向けたアドバイスを
頼まれることが数回続きました。いろいろと相談に乗りましたが、幾つか
気になる点がでてきました。

一つにはなかなか信頼に足る購入先が見つからないことです。ネットなどで
中国の製品が出回っていますが、僕の周りで、6万円払って、正常に作動
しない粗悪品をつかまされた例があります。

僕としては、ロシア製のもので16000円という相対的に安い価格で出ているものを
海外から購入しようとしていますが、信頼に足るものとして推薦できる段階に
ありません。この購入がうまくいったら、商品を紹介しようと思います。


しかし他方で思うのは、原発近郊などで使用する場合、すでに放射能がたくさん
舞っている状態では、ガイガーカウンターの使用は有効ではない面もあるという
ことです。この辺を踏まえていないと、安全ではない場所で安全だと誤解する
こともありえます。そのため、化学者の友人と相談し、ガイガーカウンターの
効能について分かりやすく書いてもらいましたので、紹介します。
あらかじめエッセンスを書いておきます。


これまで繰り返し述べてきたように、放射線被ばくには外部被ばくと内部被ばく
があり、ガイガーカウンターでは外から飛んでくる放射線の値が測れるだけです。
空気中に塵として舞っている放射能が検出されているわけではありません。

そのため今回のような事故時ではない平時では、ガイガーカウンターは、
自然界にない放射性物質がそばにあることを指し示すものとして、非常に
有効ですが、現在の原発の近くのように、すでに放射性物質がたくさん
あることが明らかな地域では、針やカウンターの振れは、外から飛んでくる
放射線を示しているだけで、塵に付着した放射能など、吸い込んで内部被ばく
をもたらす物質の存在を表しているわけではありません。

これを誤解して、内部被ばくも含めた被ばくの可能性がモニターされていると
誤解すると危険です。つまり放射能が舞っているところでは、ガイガーカウンター
で危険の度合いを測ることは難しいということです。もちろん針が振り切れる
ような場所、ないしは高い値が計測されているところに長居は無用ですが、
値が低いからといって安全と思ってしまうと危険です。この点で、ガイガー
カウンターは上手に使う必要があります。

以上に踏まえて以下の内容をご参照ください。

(編集中。前回の通信で、福島現地調査報告会の会場を、京都大学文学部
新館第一講義室としていましたが、正しくは第三講義室でした。訂正し
お詫びします)

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ガイガーカウンターを上手に使おう

●ガイガーカウンターの原理

放射線は、正式には電離放射線”ionizing radiation”という、物質をプラズマ化
(荷電化)する性質を持った光です。
ガンマ線は、波長が10^-12[m] ~ 10^-15[m]のもので、この大きさの波長は、
原子の状態をダイレクトに変化させるエネルギーを持っています。
  
いわゆるガイガーカウンター(GMカウンター)は、内部に電極が設置された
管(ガイガー管)の中にプラズマ化しやすいガスを封入し、放射線が通ると、
ガスが電離されて、電気が流れる仕掛けを使います。

蛍光灯に似ています。放射線が通ればランプが点灯、通らなければ消灯する
蛍光灯だと思ってください。

したがって、この装置は「放射線が通った」「通っていない」しか検出しません。
この電極の先に、カウンター回路をつけ、単位時間当たり「何回電気が
流れたか」を測定することで、たとえばCPM(カウント毎分)が「計測」される。
この計測値が放射線量(シーベルト毎時)へ「換算」されます。
(換算量はたいてい100[cpm]=1マイクロシーベルトパーアワーですが。)


●恐れるべきは外部被ばくよりも内部被ばく

放射能(放射性物質)というのは厄介です。
放射線量が低いからといって、必ずしも毒性が弱いとは限らない。

ガイガーカウンターによる放射線量の測定は、自然由来以外の人工放射能
(放射性物質)が存在することを教える、「目安」だと思ってください。

ガイガーカウンターで測定できるのは放射線の線量だけで、そのエネルギーの
大きさ、すなわち放射線の由来する物質までは分かりません。強いエネルギー
を発する核種(α線核種:ウラン、プルトニウム、アメリシウムなどなど)も、
β線でもγ線でも、みな一緒です。

よく、α線核種やβ線核種は、すぐ減衰するから大丈夫とかいう人がいますが、
そもそも、そういう人工放射能が身近に検出されるだけで「危険」という感覚が
無い人は、自分の思考回路をよ~く疑うべきです。それを吸い込んでしまえば
内部被ばくするわけですから。


ガイガーカウンターで測定されている放射線は、大気中の放射能のついた塵を
測定しているわけではありません。大気中の塵よりも、地表に降下した放射性
物質の放っている放射線の方が強く測定されています。

放射線は大気中で主に水蒸気と衝突して減衰します。
放射線を放つ物質は地表に滞留しているので、地表から距離が離れれば
離れるほど、放射線量は少なくなります。本当は、測定基準に「地表の
放射線量」として表記するべきなのです。


●毎時1マイクロシーベルト の放射線量は管理区域(立入規制)レベル

地球上では、自然放射線以上の放射線量が検出された場合、放射性物質が
存在します。自然放射線の量は、毎時0.005~0.05マイクロシーベルトのオーダー
なので、毎時1マイクロシーベルト 以上のオーダーで放射線量が検出
された段階で、実験家の常識からいえば、内部被ばくの危険性がある管理
区域レベル(年間1.3ミリシーベルトとかのレベル )であり、厳重に管理された
施設の中で、施設外に放射性物質を漏らさないような措置が取られます。
(毎時0.6マイクロシーベルトで放射線管理区域に該当する)

放射線量が「比較的に」低いからといって、放射能は確実に存在するわけです
から、内部被ばくの危険性は十二分にあります。だから、そういう場所を「管理
区域」として外界と隔離するのです。
 
現在の福島は、これがまったく管理されていない状況であり、平時の労働安全
管理規定から言えば法的に逸脱した状況にあります。

原子力災害法における特例措置で被ばく限度が 年間20mシーベルトから50m
シーベルトの間に大幅に引き上げられているから、住民は安全管理規定のもとに
行動することを免れるという、奇妙な状態にあるのです。
 
本来は、管理責任者を置いて、管理区域内に入る全ての構成員にフィルムバッジ
(一種のガイガーカウンターです)が渡され、年間被ばく量を管理しないといけない。
実際、そういう議論も出ていると思います。

以上
コメント

明日に向けて(77)福島現地調査報告会へのお誘い

2011年04月28日 01時30分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110428 01:30)

この4月18日から21日にかけて、京都から何名からの方たちが、福島市に
向かい、現地調査を行いました。この方たちがとくにめざしてるのは福島の
子どもたちを救うこと、とりあえず何らかの形で京都に疎開してもらうことで
少しでも子どもたちを守ることです。

中心になっている滝澤さんとは、3月末の京大での報告会の時に知り合い、
メールなどで意見交換してきましたが、その活動に深く共感しながら、
この場でうまく紹介が出来ずに来ました。

今も、十分なご紹介ができていませんが、ともあれ、30日に報告会が
なされるとのことなので、ここにご報告しておきます。
お時間のある方、とくに福島の子どもたちを救う事に関心がおありの方は
ぜひご参加ください。僕も時間の許す限り参加しようと思っています。

*************************

みなさま

 4月18日~21日の期間、私たちは、福島市、飯舘村、伊達市、
川俣町、郡山市の各市町村を歴訪して、現地の方々と交流、懇親
を深めるとともに、土壌サンプルの採取や放射線量の測定など、
さまざまな成果を上げることができました。
 つきましては、多大なるご協力を頂いている皆さまに、今回の
調査活動の成果について、速報という形で、ご報告する会をもつ
ことになりました。
(本格的な報告会は、映像ルポという形式で、5月12日に宮腰吉郎
さんにお願いすることになっています)
 データや写真の整理などはまだ不十分でありますことを、あらかじめ、
お断りしておきます。

                  
京都から被災者支援・福島現地調査報告会(第一回)
ところ: 京都大学文学部新館第三講義室
と き: 4月30日(土) 17:30~21:00
報告: 林 剛平、滝澤 寛  各25分
報告の後、自由討論という形式で、今後の支援策の検討
を行います。

主催:京都から東日本大地震被災者を支援する会

集合:今回、教室を文学部に移したため、場所がわかりにくく
   なっています。したがいまして、17:00頃までに、京都
   大学時計台正面にお集まり下さるようにお願いします。
   集合頂いた方は、教室まで誘導いたします。
   場所がわからない方や遅れていらっしゃる方は、当日、
   下記の電話にお問い合わせ下さい。
   090‐9977‐0131(滝澤)

なお、今回は宣伝が追い付いておりませんので、口コミで
友人・知人の方をお誘い下さいますよう、よろしくお願い
します。参加されているML等で周知にご協力頂けると
幸いです。

京都から東日本大地震被災者を支援する会
発起人 滝澤 寛

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明日に向けて(76)母乳調査・母子支援ネットワークからのメッセージを読む

2011年04月27日 17時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110427 17:00)

昨日、同志社大学の授業に招かれ、原発に関しての話をしてきました。
福祉関係の授業で、受講生は女性の方が多かったのですが、話の初めの方で
母乳の汚染について触れると、学生さんたちがいちように、顔をさっと上にあげ
食い入るような目で話を聞いてくれました。女性だけでなく、男性のまなざし
にも熱いものがありました。学生さんたちの真剣な姿勢が嬉しかったです。


さて、その母乳汚染調査を行った「母乳調査・母子ネットワーク」から、報道
では調査内容について誤りがあり、誤解が生じているというメッセージが
出されています。この点をご紹介します。

ポイントとしては、この調査により、母乳の放射能汚染が国内で
初めて証明されたものの、調査は3月30日の時点でヨウ素の半減期を
考えると、水素爆発が起こるなどして、大量の放射能が出ていた時期の
汚染を十分反映したものにはなっていないという点です。

記者会見では、「政府が事故後、すぐに母乳の検査をしなかったことは
犯罪的で、ヨウ素が検出されないような時期になってから検査することは
許されない」とも語られたのですが、この辺がまったく記事に反映されま
せんでした。そのことをこのメッセージは告発しています。


僕も記事を紹介した時に、政府が調査を指示したことに触れて、こうした
ことで母子の安全が高まると良いと思うと書きましたが、確かにそうした
調査が仮に行われても、現時点での「安全」が強調されることにしか
なりません。

メッセージには、もっと早い時期、また飯館村など、汚染が高い地域での
検体を集められなかったことへの無念の思いも書かれていますが、その
悔しさには僕も共感する思いがあります。

かなりのひどい被ばくが、事故初期に起こってしまった・・・。
それが市民的に把握できなかったことをこの方たちは無念だと感じている。

僕自身も、あのときに、もっと力一杯、放射能から身を守ることを呼びかける
べきだったという思いがあります。チェルノブイリ事故の10分の1とも
言われる放射能が出ていた。そのときに、僕もまた非常にか細い声しか
だせていなかった。力及ばずして、残念です。

しかしそれを踏まえてなお、この調査は素晴らしいものだったと思います。
またメッセージは、政府に任せるのではなく、あくまで市民の側が自力で汚染を
把握していくべきことの重要性と、今後の努力を表明しており、僕も何らかの
形でこの調査を支えていきたいと思います。

どうか母乳汚染について胸を痛めている方に、以下のメッセージを
お伝えください。

***************************

母乳調査について、報道に誤りがあり、誤解が生じています。

 最初からの経緯を説明し、母乳調査の趣旨を説明したいと思います。
もし誰かに伝えられるならお願いします。

 母乳も放射能汚染する事は、チェルノブイリ後分かっていた事で、
私達は、母乳が調べられないことに危機感を持ちました。
(早い時期に民主党の議員にICRP2007年勧告の資料を付け、要請した
のですが・・・)

野菜、原乳、大気、水が調べられましたが母乳は検査されません。
野菜や原乳の中に飯館村などから数万ベクレルといった尋常ではない
高い数値があり、母乳で乳児には危険なレベルのものもあるのでは
ないかという心配をしました。しかもその時期から政府は日本産婦人科
学会の見解である「母乳は安全。飲ませた方が良い」との指導を繰り
返していたのです。

 そこで自分が取り扱っている牛乳の検査をするので、母乳も検査に
出す事にしました。とりあえず牛乳の産地である宮城、野菜で出荷停止の
出ている茨城県で、信頼関係のある生協に協力要請、福島県地元の反原発
のHPに掲載しました。周辺情況の調査も必要との考えからです。

 その結果、茨城の生協の方5名の内4名から放射性ヨウ素が検出され、
一番高かった方が36.3ベクレル/kgで、但し3月30日の検査ですので、
半減期を考えると水素爆発のあった3月15日頃はもっと高い数値だった
ことが想像されます。(食べた物による新たな内部被曝の可能性もあり
ますが・・・)

 母乳の放射能汚染が国内で初めて証明されたことになります。

 他のデータは、宮城県は全体的に汚染が少なく、福島県内で母乳を提供
してくださった方は、県内でも汚染の少ない地域であったり、3日目で
西日本に避難された方だったので不検出でした。残念ながら力不足で、
それ以上検体を集められませんでした。

 人づてに飯館村や葛尾村等々、汚染レベルの高い方に母乳の検査を
呼びかけようとし続けたのですが、それでなくても非情な厳しい情況に
置かれている方々にそういった事を伝えることができないと言う方ばかり
でした。メディアに取り上げられてから伝わるのではなく・・・とため
らったことで結果的に時期をずいぶん遅らせてしまいました。

 4月21日記者発表したのですが、すでに数値の低い場合は検出されない
時期となっています。会見では、河田さんが「政府が事故後すぐに母乳の
検査をしなかった事は犯罪的で、ヨウ素が検出されないような時期になる
となってから検査をすることは許されない」と発言したのです。

決してダメな政府を動かすためにやった検査でも会見でもありません。
 また、政府が大急ぎで本格的な調査などするはずがありません。

 たとえば、水道水の汚染に対し、乳児の粉ミルクを溶かないようにと
ペットボトルが配られましたが、母乳を飲ませているお母さん達も飲んでは
いけなかった事になり、政府の責任は重大です。

 母乳検査は一応取り上げられたので、問合せが殺到しましたが、東京や
埼玉、神奈川の方が多く、福島、茨城、千葉の方は受付けましたが、やはり
避難先で不自由な生活を強いられている、もっとも検査を必要とされている
所にはなかなか情報が届きません。(でもようやく少~し接点が出てきた?)
政府が動き出した?から市民の調査が役割を終えたのではありません。

 母乳調査はこれからです。チェルノブイリでも10年、15年経って子ども達
に白血病や甲状腺がんが現れました。将来万一何らかの病気になった時も
市民の手にデータを持っておくべきではないでしょうか?

 そして母乳検査の結果、支援が必要とされた場合でもすぐに動けるよう、
支援体制も整えるために「母乳調査・母子支援ネットワーク」を立ち上げ
ました。

 皆さんにいろいろ助けて頂きたいと思います。どうかよろしくお願いします。


母乳調査・母子支援ネットワーク
村上喜久子
携帯 090-6649-0311
支援カンパ 郵貯 12170-70089991
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明日に向けて(75) 原発周辺の放射線量予測公表される・・・内部被ばくは未考慮

2011年04月26日 23時30分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110426 23:30)

文部科学省より、原発周辺の汚染状況の1年後の予想値が発表されました。

記事に加えられた表にはかなりショッキングな数値が書き込まれています。
例えば浪江町赤宇字木椚平(北西24キロ)では235.4ミリシーベルト、31キロ
離れた赤宇字木石小屋でも188.6ミリシーベルトもあります。
飯館村では、長泥(北西33キロ)で61.7ミリシーベルト。草野大師堂(北西39キロ)
で34.8ミリシーベルトもある。

これらは「計画的避難区域」ですが、こうした避難対象に入らない地域でも
高い放射線被ばくが予想されている。南相馬市原町区大原台町(北北西30キロ)
で15.6ミリシーベルト。福島市大波滝ノ入(北西56キロ)で10.6ミリシーベルトです。

ただしここで注意しなければならないのは、これは空間線量による被ばく量の
予想でしかないことです。つまり外部被ばくの予想値です。しかしこれだけの
放射線が飛び交っているのは、それを出す、放射性物質そのものが、
周辺にたくさん存在していることを意味します。それを呼吸等々で取り入れて
しまえば内部被ばくが発生する。

しかしこうした場所では、原発内の労働のときのように極めて厳重な被ばく対策を
取っていない限り、大気中に待っている放射能がついたほこりやちりを、呼吸時に
飲み込む可能性が極めて高い。いやその原発内の労働でも、たびたび体内
被ばくは起こっていると推測されています。
そのためこれだけの放射線量を外部被ばくで浴びるときには、同時に
放射性物質を体内に取り込んでしまう可能性が極めて高いのです。

そのため被ばく量ももっとずっと大きくなるし、身体に与える影響も、より深刻に
なります。僕は過去にとりあえずの大雑把な計算として3倍は見積もった方が
いいと書きました。もっと正確な推論が出来る方はぜひ教えて欲しいですが、
それらを考えると、235.4ミリシーベルトという予想値が出ている浪江町の一部は、
立ち入りを戒めるべき、極めて危険な地域になってしまっていることを知る
必要があります。

さらに、この予想値は、「現在の水準で放出が続いた場合」のものです。つまり、
ここには今後、窒素封入によって、格納容器から押し出されてくる可能性の
ある放射能は、含まれていません。従って、実際にはもっと高い値になる
可能性があるし、実際に2号機、3号機に窒素封入が行われるときには
警戒心を持ってのぞむことが問われます。

この点について、とくに「みちのく応援隊」など、近くでボランティア活動されている
方々、これから入ろうとしている方々に、厳重に注意をしていただきたいです。
ぜひこの記事に載っている各地の累積線量を把握し、独自に地図など作成して、
近づいてはならない地域をマップ上で図示しながら行動されるようにしてください。


***********************

福島第1原発:汚染予測を公表 累積線量が浪江町で高い値

2011年4月26日 21時14分 更新:4月26日 22時0分
 文部科学省は26日、東京電力福島第1原発から放出される放射性物質に
よる周辺の汚染状況を予測したデータを公表した。現在の水準で放出が
続いた場合、来年3月11日までの1年間の予想累積線量は、福島県浪江町
赤宇木椚平(原発の北西24キロ、計画的避難区域)で235.4ミリシーベルトに
上った。福島市や福島県南相馬市でも、一般人の人工被ばくの年間限度量
(1ミリシーベルト)の10倍に当たる10ミリシーベルトを超えると推定している。

 作製には、文科省が日常的なモニタリングを実施している測定地点
(2138カ所)のデータを使った。地震翌日の3月12日から4月21日までの
実測値を足し合わせた累積線量に加え、4月22日の線量がこれからも
続くと仮定して来年3月11日までの累積線量を算出。各地点では、1日のうち
8時間を屋外、16時間は木造家屋の中で過ごすとした。木造家屋は屋外に
比べて被ばく量が4割低いという前提だ。

 その結果、原発の北西方向を中心に高い累積線量が予想された。政府は、
原発の半径20キロ圏外で、年間累積被ばく線量が20ミリシーベルトに
達すると見込まれる地域を「計画的避難区域」に指定したが、同区域内では
浪江町、飯舘村、川俣町などの10地点で20ミリシーベルトを超えると
推測された。一方、現在は指定されていない同県伊達市霊山町(原発の
北西48キロ)で年間21.2ミリシーベルトと予測された。

 同省は、計画的避難区域を指定した今月11日にも同様の予想地図を
公表している。その後のデータ更新により、「年間20ミリシーベルト」の範囲は
やや狭まっているという。

 今後、データや気象条件を更新し、月2回の頻度で公表する予定。内閣府
原子力安全委員会は「引き続き天候などを考慮して線量の推移を監視して
いく必要がある」としている。

 また同省は今月24日時点の空間線量の測定地図を公表した。今後、土壌の
汚染に関する地図も公表する予定だ。【関東晋慈】
http://mainichi.jp/select/today/news/20110427k0000m040129000c.html
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明日に向けて(74) 気仙沼からの便り・・・その8

2011年04月26日 22時00分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110426 22:00)

みなさま。今日はチェルノブイリ事故25周年の日ですね。この日のことを
再び心に刻み、フクシマの今と向き合っていきたいと思います。

今回は気仙沼アビスさんからの便りを紹介します.
一つは物資到着へのお礼です。なお僕からの入金について、4月9日に託されたものが、
4月20日に入金となっていますが、これはアビスさんが新しく口座を作ることを決意された
ために、連絡を取り合って、そこに振り込もうということになり、口座開設を
待ったためのタイムラグです。事後報告ですみません。

さてその次に昨日のお昼に出されているメールは、アビスさんより、緊急の物資
要請として発信されたもの。血圧計等々の依頼です。

すると着信後20分に、京都の山水人(やまうと)の祖牛さんが、これに応接。
すぐに血圧計を買いにいき、夕方に発送、なんと今日の午後4時には気仙沼に
届き、必要とされている方に届いたそうです!素晴らしい連携ですね。拍手です!

僕などは、至急という願いの拡散も間に合いませんでした・・・。
なんだかわくわくする一件でした。


************************

気仙沼のアビスさんから

4月25日午前5時23分

あわただしかった、個人的国際親善を終え、
非日常的な日常に舞い戻り、
ちょっと溜め込んでいた、
皆さんから頂いた荷物を今日仕分けしました。

被災して、家を流された親戚夫婦が、
二人の子供と、同じアパートの子を連れて来て、
それから、気仙沼のReggaeBandの、ドラマーのマサヤと、
我が家に、石巻でのボランティアを終え、
気仙沼の手伝いをしに、やって来てくれた、
元、屋久島に住んでいたカリンバ作りをしている、
コウスケさんとで、仕分けしました。

明日は、ワラビに備えて裏庭の草刈をし、
午後は、鯉のぼり協会のギフトの件を広めに、
気仙沼の南のほうへ、行って見ようと思います。

水曜に、秋田のYanatyと合流して、
岩手と宮城の県境に、物資を届けに行こうと、思ってます。

4月24日現在、届いた荷物は、水曜日に、届けさせて
いただきます。

できれば、届けた時の被災され荷物を受け取ってくれる方々の
笑顔を、お返しに届けたいのですが、、、、。

同じところばかりに届ける事が少ないため、
始めて行く所が多いせいで、
被災された方の心情を考慮すると、
なかなか、カメラを向ける気には、なりません。

でも、震災から時間が過ぎてきて、
もうそろそろいいかなぁとも、思ってます。


それから、会計報告です。
これまで、送ってきてくれた荷物に、
カンパを入れてくれた方が、10人いらしゃいます。

合計金額で、
9万3千円となりました。
誠にありがとうございます。

その方々の、氏名と金額は、記録してありますが、
今回は、合計金額の報告だけにさせていただきます。

氏名の公開とか、内訳の公開とかどのようにすればいいのか、
迷ってます。
皆さんのご意見を聞かせてください。

それから、キャンプしていたアメリカ人からも、
3回に分け、合計1万円、いただきました。
このお金は、個人的にもらっておこうと、思ってます。

それから、
4月20日に、守田さんより、
¥33,422  振り込んでいただきました。
4月9日に、アタック京都主催の、講演会のときの
入場カンパマイナス経費の全額だそうです。

これで、アメリカ人に頂いた1万円を除き、
¥126,422となりました。

まことのみなさまのおかげです。
本当に、ありがとうございます。

***

4月25日12時04分

今回、仕事中、鹿折地区
(気仙沼の被災地の写真で、大きな船が駅前に乗り上げていた所。)で
被災し、逃げ込んだビルは、
一晩中、迫り来る火事の恐怖に晒された経験をした、
気仙沼のReggaeBand「ちょす」のボーカルのたまちゃんが、
(俺のマイミクで、たま子と言う名で出ています。)
社会福祉協議会の介護保険事業の在宅支援をしています。

彼女が働く事務所は、跡形も無く流されました。
当然、介護に使う医療道具も流されてしまったのです。

今、彼女は避難所に世話にならずに、
在宅で待機しているお年寄りのケアーを、しているそうです。
しかし、訪問診察の形態で、ケアーしているのですが、
その時に使う医療道具が不足しているそうです。

いろいろ不足があるそうですが、
さしあたって、
血圧計(アネロイド形が、ベストだそうです。)が、ほしいそうです。
旧式のものでも、中古でも結構です。
旧式なものなら、いっしょに、
聴診器もほしいそうです。
あと、電子体温計。
普通の体温計でも良いのですが、電子体温計がベストだそうです。

簡単な医学書。(家庭の医学、お薬辞典のような物。)
消臭剤 (ファブリーズのような物)が、
至急、欲しいそうです。

なぜ、現場に医療品が足りないのか?
そんな時、国土交通省は、南アルプスにトンネルを通して、
リニア新幹線を作る事がほぼ決定したとか?

話し外れましたが、
皆さんの協力が必要です。
行政は、、、、。

よろしくおねがいします。

至急 欲しい物!

血圧計(アネロイド形が、ベストだそうです。)
旧式なものなら、いっしょに、
聴診器もほしいそうです。
電子体温計
簡単な医学書。(家庭の医学、お薬辞典のような物。)
消臭剤 (ファブリーズのような物)

この書き込みは、できるだけ、
リンクを使い、拡散、おねがいします。

***

4月25日12時26分

祖牛さんより、
連絡が、ありました。
山水人の義援金より、
血圧計と体温計を購入し、
本日発送してくれるそうです。

義援金に協力してくださった皆様。
ありがとうございました。

事後承諾になってしまいました。
アシカラズ。

***

4月26日19時48分

すごいですねぇ。
京都を昨日の夕方、日が暮れてから発送した荷物が、
午後4時到着です。
クロネコさんも、被災地の考慮し、
敏速なる対応をしてくれているんじゃないかと、
勘ぐってしまいます。
今日は、いくらなんでも無理だろうと予想をつけ、
昼ごろ到着した、大崎市のReggaeBanndのVocal,Matchiと、
カリンバ作りのコウスケさんとで、
薪割り、草刈などの、庭仕事をしてました。
うちの裏庭は、上等なワラビが取れます。
しかし、笹に覆われているので、ワラビが出る前に、
ここ2年、笹刈してます。
これでワラビの準備は、OKです。

そんな作業の中、クール宅急便のトラック。
届いた荷物は、予想外の昨日発送の京都、山水人 祖牛様より。
上がちゃいましたね!
一気にボルテージは、レベル7。
今日は風呂と決めてましたが、
まずは、社会福祉協議会が仮事務所を置いている、
気仙沼の福寿荘に向けて、アクセルを吹かしました。

昨日の午前11時。
社会福祉協議会勤務、友達のたまちゃんからの電話。

午後0時すぎ、
MIXI、
山水人のメーリングリスト、
最近俺が、会計報告のために作った、「HIBAKU原人村」なる、
メーリングリスト。
この3つに投稿。

午後0時20分ごろ、祖牛さんより電話あり。
祖牛さんは、ちょうど仕事の材料を買いに量販店に行くついでに、
こちらに送ってくれる物を、買おうと家を出るとこだったそうです。

そんな素敵なタイミングの結果。
友達のたまちゃんは、自分の職場である、
社会福祉協議会の介護保険事業の在宅支援の方々の、
医療道具がないことに胸を痛め、
藁をもすがるつもりで、俺のとこに電話してきたんだと思います。
というか、試しに言ってみたんだと思います。

それがですよ。

彼女が口にして30時間かからずに、
事務所に届ける事が出来たんです。

介護する方の医療道具。
震災から6週間経っても、
届かなかったのに、、、、。

このミラクルな出来事に、興奮気味で、家路に着きました。

これは、ひとつの現象です。
皆さんの善意が、巻き起こした現象です。

「近くの行政より、
     遠くのHippy。」

すこし、近づいたような気がします。

コメント

明日に向けて(73) 被ばく隠しが公然と行われている・・・

2011年04月25日 09時30分00秒 | 明日に向けて4月1日~30日
守田です。(20110425 09:30)

福島原発の現場で、24日に汚染マップが公開されました。1号機、3号機の水素
爆発などの影響で、現場に高い放射線を出すガレキが散らばっており、それらが
図示されたのです。

こうしたマップを作るダメだけにも、多くの作業者の方たちの必死の計測が行わ
れています。現場労働の過酷さが懸念されますが、数日前にその実態のいったん
を報告する記事が毎日新聞に掲載されましたので、ご紹介します。

記事は以下のように書いています。核心部分です。
「福島第1原発の復旧作業を担う作業員の被ばく線量を定めた特例措置が
あいまいに運用され、作業員の放射線管理手帳に記載されていないケース
があることが明らかになった。現場の作業員はあいまいな運用に不安を
漏らすとともに「結局、ババを引くのは作業員」と嘆く声も聞かれた。」

なんということでしょうか。

記事は、先日紹介した、多発性骨髄種での労災認定に関わった弁護士さんの
コメントも以下のように紹介しています。

「元原発作業員が東電に損害賠償を求めた訴訟で原告代理人を務めた
鈴木篤弁護士の話 原告は4年3カ月の累積70ミリシーベルトで多発性
骨髄腫を発症したとして労災を認められた。250ミリシーベルトの上限
自体が高すぎる。それを別枠にするなどむちゃくちゃだ。被ばく線量を
証明できても裁判所はなかなか発症との因果関係を認めない。きちんと
線量管理がされなければ、作業員が損害賠償を請求しようとしても
基礎的な事実さえ証明できなくなる恐れがある。」

高線量の放射線への被ばく覚悟の労働が現場で行われていることだけでも
胸が痛いですが、働く人々の権利までもが踏みにじられていることに、
強い憤りを感じます。

さらに二つ目の記事では、次のような注目すべき内容が書かれています。
「作業員の被ばく線量を一括管理する財団法人・放射線影響協会の
放射線従事者中央登録センターは「250ミリシーベルト浴びた労働者に
通常規則を当てはめてしまうと、相当年数、就業の機会を奪うことになる。
全く別扱いで管理する」と説明。さらに「労災申請時などに困らないよう、
手帳に記載する方法を検討している」とし、放射線管理手帳への
記載方法が決まっていないことを明らかにした。」

放射線影響協会・・・。「被ばく線量を一括管理する財団法人」と紹介されて
いますが、実際には、ここが「管理」などしておらず、働く人々の「就業の
機会を奪うことになる」などといいつつ、実際は「労働者を使いまわす
機会を奪うことになる」ことを恐れて、管理を放棄しているのです。
あまりにひどい実態です。

このような被ばく隠しを率先する人々が、「被ばく線量を一括管理する財団
法人」であることに、今回の非常時だけでなく、平常時から、原発での
労働において、働く人々の権利がまったく守られておらず、被ばく労働が
管理されないままに行われている実態が透けて見えてきます。

福島の子どもたちを救えという声とともに、原発サイトで働く人々の権利を
守れという声をあげて行く必要があります・・・。

(編集注、昨日、28日のATTACK京都の催しを紹介しましたが、曜日記載を
間違っていました。正しくは28日(木曜日)です。訂正し、お詫びします)

************************
福島第1原発:「ババ引くのは作業員」嘆く下請け社員

毎日新聞 2011年4月21日 2時36分(最終更新 4月21日 7時36分)
 福島第1原発の復旧作業を担う作業員の被ばく線量を定めた特例措置が
あいまいに運用され、作業員の放射線管理手帳に記載されていないケース
があることが明らかになった。現場の作業員はあいまいな運用に不安を
漏らすとともに「結局、ババを引くのは作業員」と嘆く声も聞かれた。
関係者からは「線量管理がいいかげんだと、訴訟になった時に証拠が
得られない可能性もあり、問題」との指摘も上がる。
【袴田貴行、森禎行、日下部聡】
 ◇訴訟時、証拠ない恐れ
 「今回食った(受けた)分の放射線量は手帳に載らないから。安心して
いいから」。3月末に福島第1原発の復旧に従事した2次下請け会社の
男性(30)は、作業開始直前、1次下請け会社の社員にそう告げられた。

 男性は3月下旬、所属するポンプ点検会社の社長から「上の会社から
3日だけ人を出すよう頼まれた。(現場の状況が)ひどかったら途中で帰って
きていいから、とりあえず3日間だけ行ってくれないか」と言われ、同原発へ。
作業内容は不明のまま駆り出されたが、現地に着くと、使用済み核燃料
共用プールの電源復旧のためにケーブルをつなぐ専門外の作業を
指示された。「とにかく人をかき集めて電源復旧をやっている感じだった」

 現場で経験者から指導を受けながら作業を進めたが、「初めてなので
手間取って時間もかかったし、余計な線量を食った」。当時は線量計が足りず、
6人のグループに1台だけ渡されたという。

 作業は放水の合間だったため、午前2時までかかったり、朝6時から始めた
ことも。待機場所の免震重要棟は「すし詰め状態で大人1人が寝っころがる
のがやっと。仮眠も取れないのがきつかった。まともにやったら2日で限界」と
振り返る。

 結局、3日間で計約12時間働き、線量計の数値は国が特例として引き
上げた上限の5分の1、以前の上限の半分に当たる約50ミリシーベルトに
達していた。「普段そんなにいくことはまずない」。日当は通常なら1日
1万5000円程度だが、今回は事前に決まっていない。ただし「同じような
仕事の募集が日当17万円だったらしい」。3日で50万円になる計算だ。

 男性の放射線管理手帳は、この作業時とは別の、震災前に登録していた
元請け会社が管理しており、手元にはない。「ずっと自分の手元に帰って
きてないから(今回の線量が)載っているかどうかは分からない」。
確認しようにも震災前の元請けは震災後、事務所が機能していない。
「自分の手帳を戻すのは困難」と、今後に不安を募らせる。

 3次下請けで原発の補修に当たる建設会社社員の男性(28)は線量
管理があいまいになっていることについて「そうでもしないと原発を止めら
れない感覚があるのではないか」と指摘する。その上で「手帳の管理は
下請けによって違う。将来の仕事を受注するため(社員の線量を低くしようと)
下請け会社が手帳に今回の数値を載せないことも考えられる。会社は
仕事をもらえるかもしれないが、結局ババを引くのは作業員だ」と訴えた。

 元原発作業員が東電に損害賠償を求めた訴訟で原告代理人を務めた
鈴木篤弁護士の話 原告は4年3カ月の累積70ミリシーベルトで多発性
骨髄腫を発症したとして労災を認められた。250ミリシーベルトの上限
自体が高すぎる。それを別枠にするなどむちゃくちゃだ。被ばく線量を
証明できても裁判所はなかなか発症との因果関係を認めない。きちんと
線量管理がされなければ、作業員が損害賠償を請求しようとしても
基礎的な事実さえ証明できなくなる恐れがある。
http://mainichi.jp/life/today/news/20110421k0000m040167000c.html

福島第1原発:作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず

毎日新聞 2011年4月21日 2時36分(最終更新 4月21日 7時28分)
 東京電力福島第1原発の復旧を巡り、作業員の被ばく線量の上限を100
ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げた特例措置が現場で
あいまいに運用され、作業員の放射線管理手帳に線量が記載されていない
ケースがあることが分かった。関係法を所管する厚生労働省は通常規則に
基づき「100ミリシーベルトを超えると5年間は放射線業務に就けない」と
する一方、作業員の被ばく線量を一括管理する文部科学省所管の
財団法人は「通常規則とは全く別扱いとする」と違う見解を示し、手帳への
記載法も決まっていないためだ。
 ◇上限あいまい運用 補償不利益も
 運用があいまいだと作業員の安全管理上問題がある上、将来がんなどを
発症した際の補償で不利益になる可能性もあり、早急な改善が求められそうだ。

 作業員の被ばく線量は、原子炉等規制法に基づく告示や労働安全衛生法の
電離放射線障害防止規則で、5年間で100ミリシーベルト、1年間では
50ミリシーベルトに抑えるよう定めている(通常規則)。ただ、緊急時には
別途100ミリシーベルトを上限に放射線を受けることができるとの条文があり、
国は福島第1原発の復旧に限り、250ミリシーベルトに引き上げる特例
措置をとった。国際放射線防護委員会の勧告では、緊急時は500ミリ
シーベルトが上限だ。

 問題となっているのは特例措置と通常規則との兼ね合い。厚労省は
「通常規則は有効で、今回の作業で100ミリシーベルトを超えた場合、
5年間は放射線業務をさせないという方向で指導する」とし、細川律夫
厚労相も3月25日の参院厚労委の答弁で全く同じ認識を示した。
 ◇「労災申請時などに困らないよう記載方法検討」
 一方、作業員の被ばく線量を一括管理する財団法人・放射線影響協会の
放射線従事者中央登録センターは「250ミリシーベルト浴びた労働者に
通常規則を当てはめてしまうと、相当年数、就業の機会を奪うことになる。
全く別扱いで管理する」と説明。さらに「労災申請時などに困らないよう、
手帳に記載する方法を検討している」とし、放射線管理手帳への
記載方法が決まっていないことを明らかにした。

 復旧作業にあたる2次下請け会社の男性作業員(30)は3月下旬、
現場で元請け会社の社員から「今回浴びた線量は手帳に載らない」と
説明された。「250ミリシーベルト浴びて、新潟県の東電柏崎刈羽原発で
働くことになっても250ミリシーベルトは免除される」と言われたという。

 作業員が所持する線量計のデータは通常、原発から同センターの
オンラインシステムに送られ一括管理されるが、福島第1原発では事故後、
オンラインシステムが使用できないという。また、作業員の被ばく線量の
登録管理を巡るルールは、同協会と電力会社、プラント会社など関係
約70社で話し合われるが、事故後は会議を開けない状態が続いていると
される。【市川明代、袴田貴行、森禎行】

 【ことば】放射線管理手帳
 作業員一人一人の被ばく線量や健康診断結果などを記載する手帳で、
これがないと放射線管理区域には入れないことになっている。ただし法的
根拠はなく、財団法人・放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターと
電力各社、元請け会社、主な下請け会社などで自主的に運用している。
作業中は本人たちの手元にはなく、会社側が預かっているケースが
多いとされる。
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110421k0000m040166000c
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