明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1850)広島の被爆死の真実を捉え返す-3 2.5キロ圏外でも多数の内部被曝死が起こっていた!(NHK「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」より)

2020年07月25日 10時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200725 10:30)

群馬県高崎市からです。
今日の午後1時半から玉村町でお話しします。
玉村町文化センターにてです。ここで紹介するためにも連載の続きを掲載します。

2.5キロ圏外の多数の内部被曝が明らかに

NHKスペシャル「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」の内容の紹介の3回目です。
今回、紹介されているのは「いまだ解明されずにきた問題」とされている内部被曝についてです。
ナレーションがこう説明しています。
 
「国は広島の原爆による放射線をめぐって、爆心地から2.5キロより遠方では、直接的な健康被害はほとんどないとしてきました。
しかし広島市の被爆者動態調査では、2.5キロより遠いところで被爆しながら急性原爆症で亡くなったとされた人が500人以上いたのです」
 
実はここで2.5キロとされているラインももともとは2キロとされていました。
戦後にアメリカ占領軍が作った原爆傷害調査委員会(ABCC)が「放射線傷害は爆心地から半径2キロ以内でしか確認されていない」と言い張ったからです。
この2キロラインは外部被ばくの線量が100ミリシーベルトだったと推定されるところで、実はこれが日本政府だけが主張している「100ミリシーベルト以下安全論」の根拠にもされています。
これが2.5キロまで拡大されたのは、少しでも被害認定を拡大しようと、多くの被爆者が血のにじむような努力を重ねる中で政府の見解をあらためさせたためです。
 
しかしこの「傷害」は外部被曝だけを原因としたものでしかありませんでした。内部被曝による被害は一切、調べられて来なかったのです。ところが今回の調査でこの2.5キロラインの外にいた少なくとも500名の方たちが、急性原爆症で次々と亡くなっていたことが明らかになりました。
しかも番組は二つのタイプの亡くなり方を調べ上げています。1つは2.5キロよりも外で被災しながら、避難の途中に爆心地を通り、放射性の塵を吸ったと思われる方。そしてもう一方はこの2.5キロ圏に一度も入らなかったのに、すぐに容態が悪化して亡くなっていった方です。後者の方が住まわれていた家には、放射性物質が大量に含まれていた「黒い雨」が降っていました。
 
これらのことは今までも肥田舜太郎さんや矢ケ崎克馬さんなど、さまざまな方から繰り返し指摘がなされながら、データ的な裏付けがされてこなかったことがらでした。NHKは今回、この2.5キロより外でも多くの方が急性症状によって亡くなっていたことを裏付け、これまでの「2.5キロより外では放射線傷害は起こっていない」としてきた政府の見解の誤りを明確に正しています。政府は即刻、自らのあやまちを認め、放射線傷害は2.5キロより外では起こってないとしている見解を撤回すべきです。
 
以下、文字起こしを紹介します。なお今回が番組紹介の最終回になるため、番組の制作者や出演者、協力者、協力団体などのクレジットも紹介します。番組の作成に携われたすべての方への感謝を捧げます。
 
*****
 
原爆死 ヒロシマ 72年目の真実 (2017年8月6日 放送)-3 30分30秒ぐらいから
https://www.dailymotion.com/video/x5wr1y3
 
ビッグデータが明らかにする原爆死。
データはいまだ解明されずにきた問題に光を与えようとしています。


 
投下から2週間が経ったころ、人々の死因には変化が現れます。
それまで最も多かったのは焼死や圧焼死、火傷などでした。
ところが8月21日、この日を境に急性原爆症が上回ります。
 
広島市は動態調査で、当時、下血や下痢などの症状で、1945年の年末までに亡くなったと記録された人を急性原爆症としました。
急性原爆症で亡くなったとされた人たちがどこで被爆したかをデータをもとに可視化しました。
すると爆心地から遠くはなれた場所で被爆したにもかかわらず、多くの人が亡くなっていたのです。
国は広島の原爆による放射線をめぐって、爆心地から2.5キロより遠方では、直接的な健康被害はほとんどないとしてきました。
しかし広島市の被爆者動態調査のデータでは、2.5キロより遠いところで被爆しながら、急性原爆症で亡くなったとされた人が500人以上いたのです。
とくに数が多かったのが旧南観音町(みなみかんおんまち)です。
ここでは44人が亡くなったとされていました。
 
この地域で何が起きていたのか
私たちはデータを手がかりに亡くなった人たちの遺族を捜して聞き取りを行ないました。
その結果、一人の遺族が取材に応じてくれました。
奥本和彦さん。74歳です。
 
「これが父ですね」
亡くなったのは父の正市さん。当時37歳でした。被爆したあと連絡がとれなくなりましたが、一週間後、無傷で帰宅したと言います。


 
奥本
「「元気じゃ元気じゃ」というふうなことで、家族が再会して絶頂期の喜びを感じて、「広島はああだったこうだった」という話をですね、村人の、この近所の方にも説明していたようですよ。「私は運がよかった。助かった」と」
 
「この辺りになるかと思います」
正市さんは被爆してからの自らの足取りを家族に話していました。
職場の南観音町で被爆した直後、避難の途中で爆心地近くのけが人の救助に手を貸していました。
その後、県北部、家族が疎開していた村に向かいました。
身体に異変が起きたのは、帰宅して一週間後のことでした。
 
「吐血が始まる。洗面器を持って来たらぶわーっと血が出る。触ると髪の毛が抜けるというのが繰り返し」
そして8月26日。治療に向かう大八車の上で正市さんは亡くなりました。
 
原因も分からず苦しむ正市さんを家族はなすすべもなく、看取るしかなかったといいます。
「なんで原爆で37歳で亡くなったのかなあという思いの方が強いですね。
もう70年経ってもまだ苦しんでいる。
「なにか私たちがしたか」それだけですね。悔しい」
 
爆心地から2.5キロより外にある南観音町で被爆してなくなった正市さん。
その体内で何がおきていたのか。
 
広島大学の名誉教授の星正治さんです。
放射線の人体への影響について研究を続けてきました。
正市さんの足取りをみて可能性を指摘したのは、爆心地で小さい埃の粒を吸い込んでおきる内部被曝です。
 
原爆の炸裂により建物の土壁などが一瞬で放射能をおび、その後、大量の粉塵が飛散したと考えられています。
原爆投下直後に爆心地に入った人々は、放射能を帯びた大量の埃を大量に吸い込んだ可能性があります。
国は原爆による内部被曝の線量は極めて小さいとしています。
しかし星さんはそう断言するには研究がまだ十分ではないと感じています。
 

「どうも怪しいというか何かあるとずっと思い続けてきたわけです。
それを証明しようとしてきたわけだけれど、証明がすごく難しいわけですね」


 
これは星さんが繰り返して来た実験の映像です。(カザフスタンにて)
放射能を帯びた粉じんをねずみに吸い込ませています。
これまでの実験結果によると、ネズミの体内では粉じんが付着した肺の細胞が破壊されたことが分かっています。
正市さんは原爆が炸裂した直後に爆心地近くに入ったことで死に至った可能性があるといいます。
内部被曝が人々の死に影響した可能性が、今回のデータ解析からあらためて浮かび上がったきたのです。
 
「いわゆる直爆の放射線はほとんどないわけですから、その人たちがおそらく放射線による影響を受けたような脱毛とか下痢とかの症状があるということは、今まで分からなかった放射線の影響がある可能性があると思っています。これは解明していかないといけないと思います」
 
さらにビッグデータからは爆心地に近づいていない人の中に、同じようなケースがあることがわかりました。
爆心地の西にある旧己斐(こい)町です。ここでは67人が急性原爆症で亡くなったと記録されていました。
山に囲まれたこの町で何が起きていたのか。私たちは亡くなった人のうち4人の遺族を捜しあてました。
取材の結果、その4人は爆心地に近づいていないにも関わらず4ヶ月以内に亡くなっていたことが分かりました。
 
遺族の一人 大塚叔子さんです(74歳)。
当時、76歳だった曾祖母のヒロさんと2歳だった従兄弟の啓一さんを亡くしました。
大塚さんが当時住んでいた家の平面図をもとに説明してくれました。
 
大塚
「ここです。ここで朝ご飯を食べていて、光を感じて倒れた」
 
曾祖母のヒロさんと従兄弟の啓一さんは、暫くして下血などの症状を発生したといいます。
「寝たきりで起きてはこれなかったみたいで、離れにいって食事を与えたりしてたけれども、受付はしなくて、水を飲ませるしかないみたいな感じでした」
家族は懸命に介抱しましたが、下血がひどくなり、2人は2ヶ月以内に亡くなりました。
「ただただ何が起こったか分からないという感じで、腸からどろどろとしたようなものが出て、亡くなってしまった」
 
なぜ2人は亡くなったのか。大塚さんはある写真を見せてくれました。
写っていたのは自宅の庭にあった灯籠です。上の部分がどす黒く見えます。その原因は原爆の後に降った放射性物質やすす等を含む黒い雨だと言います。

己斐町で何が起きていたのか。
 
原爆による放射線の影響について研究を続けて来た広島大学特任教授(大学院放射線物理学)の静間清さんです。
「ちょうど己斐の駅があってこう‥」
まず動態調査と取材の結果をみてもらいました。
 
静間
「確かに驚きますね。こういうデータを見ましたら。特に市内にも入っていないような方でしたら、考えられることとしてはフォールアウト、それが全てフォールアウトなのかどうかは分かりませんけれども、何らかの影響があったとすれば、フォールアウトかなというのはその意味では驚きです」
 
原爆でおきたフォールアウト。爆発直後、大気中に放出された放射性物質が拡散し、その一部が雨等とともに地表に落ちる現象です。
8月6日、原爆投下の2~30分後から己斐町には雨が降ったとされています。
これまでの研究でこの雨には放射性物質が含まれていたことが分かっています。


当時、己斐町で干されていた洗濯物です。静間さんはここから残留する放射性物質を測定しました。 
原爆由来のセシウム137が検出されました。
己斐町は三方を山に囲まれた特有の地形です。雨水が谷に沿って集まりやすくなっています。
静間さんは放射性物質を含む雨が、この地域で濃縮された可能性を指摘しています。

この地域について、国は「フォールアウトによる放射線量では、健康への影響は認められない」としています。
しかし静間さんは放射性物質を含んだ水を体内に取り込んだ場合、健康への影響は出る可能性があると言います。
 
静間
「人が浴びる外部線量、体の外から浴びる線量ですが、それだとすぐ死亡に結びつくようなそんな線量にはならないと思います。
それを何らかの形で体に取り込んだということがあれば、被曝線量は少し高くなるのではないかと思います。
死亡に結びついたかどうかは置いておきまして、影響が出た可能性はあると思います」

データ解析から見えてきたもの。
それは放射線の影響が少ないとされてきた地域に見過ごされた死がまだ残されてるという重い事実でした。

広島市役所原爆被害対策部調査課です。
原爆被害の実態を正確に伝えるため、大学と協力しながら今も動態調査を続けています。

広島大学原爆放射線医科学研究所 大谷敬子研究員
「被爆者個人個人を追いかけてたんじゃ分からないことが数を追いかけてくると見えてくる。
今私たちがこうしてやっているっていうのは未来のため、今後のために何か役に立てるんじゃないか」
 
被爆者55万人のビッグデータ、原爆被爆者動態調査。
そこから見えてきたのは、一人一人の命が無残に奪われていった死の現実でした。
原爆が投下された日、生きながら焼かれ命を奪われていった人々。
命を取り留めた人が、傷つきながらも生きようとした痕跡。
治療を求めた先で家族に会う希望すら奪われ、亡くなっていきました。
放射線の影響が及ばないとされた地域では、いまだ亡くなった理由が分からない死もありました。
被爆者55万人のデータは、核兵器がもたらすあまりにも残虐な死の実態を改めて突きつけています。


 
語り 新井浩文
取材協力 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
     広島大学原爆放射線医科学研究所
     広島女学院 水野潔子 野邊英子
     佐伯晴将 七條和子 田村克巳 村上秋義
 
資料提供 広島平和記念資料館 広島市公文書館 国土地理院
     松室一雄
     広島市市民局文化スポーツ部文化振興課
     Hoover Institution Archives
 
写真提供 尾糠政美 川原四儀 木村権一 中田左都男
 
撮影   森山慶貴
照明   堀口武士
音声   森嶋 隆
映像技術 佐山りか
 
映像デザイン 妻島 奨
CG制作   鈴木 聡
VFX     長谷川翼
音響効果 福井純子
編集   関口正俊
コーディネーター 野島理紗子
リサーチャー 坂本千晃
取材   阿部博史 長尾宗一郎
 
ディレクター 葛城 豪(葛の下は「ヒ」)片山厚志
制作統括 樋口俊一 高倉基也
     今井 徹
 
制作 著作 NHK広島
 
とても貴重な調査、取材、番組制作に関わってくださった全てのみなさんに心から感謝しつつ、 番組紹介を終わります。

#原爆死 #広島 #原爆死ヒロシマ72年目の真実 #黒い雨 #内部被曝

*****

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明日に向けて(1849)広島の被爆死の真実を捉え返す―2 原爆は血管を破裂させ人々を悶絶死させた(NHK「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」より)

2020年07月23日 17時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200723 17:30)

原爆は血管を破裂させ人々を悶絶死させた

前回に続いてNHKスペシャル「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」の内容の紹介を行ないます。
今回は原爆特有の火傷について報じているところを扱っています。とくに特徴的なのは爆心地から500mから1.5㎞の範囲で、即死は免れたもの3日後から一週間後にかけて多くの方が火傷で亡くなっていったことです。
番組はここを「死のドーナツ地帯とも呼べる地域」と名指しています。
 
ここで起こった火傷は、通常のそれと違っていました。原爆は強烈な光線によって血管内部で水蒸気を発生させ、血管を熱破裂させたからでした。
このため即死を免れた人々の血管の周りの組織が徐々に死滅していき、3日間のうちに悶絶死が訪れました。
さらにその3日間を生き延びても、火傷の傷口から細菌が入り込んで感染症が起こり、人々は激しい痛みと高熱のうちに一週間で亡くなっていきました。
ある小学校に作られた救護所では、亡くなった方のうち最も多かったのは14歳、15歳の少年少女でした。
 
この火傷の研究を行っている日本熱傷学会の元理事、原田輝一医師は、番組の中で以下のように語っています。
「あらゆる意味で害が大きい。ひょっとするとこの爆弾というのは軍事目的で使うものではなくて、一般市民を標的にして、一般市民を苦しめる効果のほうがはるかに大きいものじゃないかなというふうに感じますね。
そこまで長引く苦痛をもたらすという爆弾は、おそらく他にはないんじゃないかなと思いますね」
 
以下、文字起こしをご参照ください。
 
*****
 
原爆死 ヒロシマ 72年目の真実 (2017年8月6日放送)-2 19分50秒ぐらいから
https://www.dailymotion.com/video/x5wr1y3
 
ビッグデータを手がかりに追う原爆死の実態。
解析によって死のドーナツ地帯とも呼べる地域があることが分かってきました。
そこで被爆し即死を免れた人々が、翌日以降集中して亡くなっていたのです。
爆心地から500m以内で被爆して亡くなった人は6日の9,530人から翌日には218人に激減。
代わって死者が増えたのがその周縁部500mから1.5㎞の間にあるドーナツ状の地域です。
7日には1,940人。8日には1,226人増え、その後も毎日600人以上の死が1週間にわたって積み重なっていきました。


 
この地域で被爆した人たちの死がなぜ続いたのか?
ビッグデータをもとに原爆の被害について研究を続ける人がいます。
日本熱傷学会の元理事、原田輝一医師です。
この地域で被爆した人が多く亡くなり続けたのは特殊なやけどが原因だと考えています。
 
原田
「深いですね。深くぼろっと落ちて 皮膚のすぐ下のところでおそらく血管が発熱して熱破裂したということだと思います。
通常のね、熱傷(やけど)ではないまったく別のメカニズムが、やっぱり背後にあるんだろうと思います」
 
原爆で血管が破裂したと考えた原田さん。
被爆者が残した膨大な手記の中にその手がかりを見つけました。
 
「『青白い閃光が走ったとき、体全体がプーッと膨れるような感じは覚えているが熱いと感じたことはなかった』。
これは最初から光に当たったところがふくれあがっているという感じをあらわしていますね」
 
特殊なやけどの原因となったのは原爆が発した強烈な光線ではないか。
特殊な医療機器を通常以上の出力で使い、爆心地から2㎞までの地点と同じ強さの光線を再現。
血液をゼラチンで挟み血管に見立てたものに光を照射します。
すると血液から水蒸気が発生しました。
血液は膨張し細かな気泡がいくつも噴き出していました。
 
原田さんが推測する原爆の光線によるやけどのメカニズムです。
強力な光線が皮膚を通過し血管に到達します。
熱せられた血液から水蒸気が発生。血管を破裂させます。
これにより徐々に周りの組織は死滅。
皮膚が剥がれたまま2~3日かけて命が絶たれるといいます。
やけどによる死者の推移を見ると原爆投下の翌日から3日間で多くの人が亡くなっていた事が確認できます。
 
さらにこの3日間を乗り越え、命を取り留めた人を感染症が襲います。
深い火傷はなおりにくいため、傷口から細菌が侵入しやすくなります。
全身で炎症がおき、臓器が死滅。
激しい痛みと高熱に一週間ほど苦しめられた末に亡くなっていったのです。
 
「あらゆる意味で害が大きい。ひょっとするとこの爆弾というのは軍事目的で使うものではなくて、一般市民を標的にして、一般市民を苦しめる効果のほうがはるかに大きいものじゃないかなというふうに感じますね。
そこまで長引く苦痛をもたらすという爆弾は、おそらく他にはないんじゃないかなと思いますね」


 
火傷を負った人々はどこで亡くなったのか。
被爆した場所からの人々の動きを追っていくと、多くの人が特定の場所に移動した末に亡くなっていたことが分かりました。
最も多い173人が亡くなった場所、それは府中国民学校でした。
現在は府中小学校となっています。臨時の救護所に指定され火傷を負った人たちが集まって来た場所です。

当時の様子を知る人が見つかりました。
「ほんとうに懐かしいねえ。うん。なんか大きな声で拝みたいようだ」


吉田美江子さん。84歳です。当時12歳。
8月6日の夕方、校長から呼び出され、救護活動の手伝いをしていました。
講堂は火傷を負った人で埋め尽くされていたと言います。


 
吉田
「ほんとにまだ目に焼きついとるよ
頭と頭 足はこっち ずらーっと並べてあって」
 
当時広島にあった救護所の映像が残っていました。傷ついた人たちが、次々と運び込まれています。
痛みに耐えながら横たわる人々。
データによれば。府中小学校で亡くなった人のうち、もっとも多かったのが14歳と15歳でした。
そこで吉田さんは、同年代の子どもたちから家族への伝言を頼まれたと言います。
 
「『ここにおるけえ探しに来てくれ、連れにきてくれ言うてつかあさいや』
言うのが一番多いかった。みんな帰りたかったんよね。
それを偉そうげに「わかったよ。言うてあげるよ」とみな嘘をついたわけや。
嘘のつもりじゃないんよ。どこへ言うてっていいか分からんのじゃけん」
 
吉田さんが、その場しのぎの答えしかできなかった子どもたち。
家族に会えないまま、ここで息を引き取っていったと言います。
 
「ここに来たらよみがえるよ。顔がね。
精一杯やったんじゃけん。許してちょうだいね。ごめんね。
私なりに精一杯じゃった。ごめん。なんの力もなかったあ。
ごめんなさい。すまなんだねえ。ごめんね」


 
即死をまぬがれ 傷つきながらも生きようとした人々。
原爆特有の火傷が、家族に再会するという望みさえ奪っていった実態が浮かび上がってきました。
 
続く

#原爆死 #広島 #原爆死ヒロシマ72年目の真実 #死のドーナツ地帯 #府中国民学校

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明日に向けて(1848)広島の原爆死の真実を捉え返すー1 あの日たくさんの人が圧焼死していった(NHK「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」より)

2020年07月22日 10時00分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200722 10:00)

●原爆の非人道性をより深くつかまないといけない!

8月6日、9日に向けて、72年目にしてあらたな事実を突き出したNHKドキュメントの文字起こしをお送りします。

*****

原爆死 ヒロシマ 72年目の真実 (2017年8月6日 放送) 
https://www.dailymotion.com/video/x5wr1y3

ナレーション
通勤通学の人々が行き交う朝8時の広島市。
72年前、8月6日の朝もここには同じ光景が広がっていました。
これは1945年の広島の航空写真。
無数の青い光は原子爆弾が投下されるまでの人々の動きです。
55万7,000人の被爆者のデータをもとに初めて可視化。
広島市の外から8万人が市内に向かっていた事が分かりました。
国のために動員された学生や女性たち。
多くの人がいつもと同じ朝を迎えていました。
そして8時15分…。
この人々の頭上に原爆は投下されたのです。

人々の動きを遡って見てみると、一人一人の命の軌跡が浮かび上がってきます。
郊外にあるこの5つの点。
一つ屋根の下に暮らす家族でした。
夫婦は幼い子ども2人を老いた母に預け出勤。
45歳の夫は北部にある工場で被爆しましたが助かります。
36歳の妻は勤労動員で市の中心部へ。
そこはまさに爆心地でした。

当時2歳で母親を失った柳原有宏さん(74)です。
 
映像、額に入った30代の女性の写真?
取材者 「お母様?」
柳原  「ええ」

まだ物心が付く前でした。
母の満子さん(享年36)
この写真だけが面影を知る手がかりです。


柳原
「これが母親だと言われてきたんですからね。ああ、美しい、きれいな方だなと思いながらですね。
会いたかったですね」

アメリカが広島に投下した原子爆弾。
その年だけで14万人の命を奪ったとされていますが、いつどこで、どのように命が奪われていったのか、詳細はいまだに分かっていません。
今回私たちは広島市が集めた55万人以上の被爆者の記録を初めて入手。
そのビッグデータを解析して、原爆による死、原爆死の全貌に迫ることにしました。
するとこれまで分からなかった死の実態が次々と浮かび上がってきたのです。

投下された日の死者は53,644人。
それぞれの被爆した場所が詳細に判明しました。
また死のドーナツ地帯とも呼べる特定の地域で被爆した人々が、翌日以降次々と亡くなっていました。
更に原爆の放射線がほとんど届かなかったとされる2.5k?より外の地域でも、謎の死が相次いでいた事も分かってきました。
 
放射線の専門家
「確かに驚きますね。まだ我々が知り得ないところで、何らかの関係があったのかなというふうに思います」

ビッグデータを手がかりに追った、死に至るまでの被爆者一人一人の姿。
人々の頭上に投下された核兵器は何をもたらしたのか。
72年目の真実です。
 
タイトル
 
広島市原爆被害対策部。
その一角に被爆者の調査を続けてきた部署があります。
ここにいまだ公開された事のない記録が残されていました。
原爆投下の直後から作成されてきた資料です。
死亡した際の診断書。診察に当たった病院のカルテ。
市が集めた資料はこれまでに150点を超えます。
これらをもとに市はデータベースを作成。
原爆被爆者動態調査と呼んでいます。
その数55万人分に上ります。
これまで一人一人がどのように亡くなったのか詳しく解析されていませんでした。

2歳の時に原爆で母親を失った柳原有宏さんです。
この辺り(原爆慰霊碑付近)で亡くなったとされる母。
遺骨さえ見つかっていません。
最期を知りたいと思い続けてきました。
 
柳原
「やっぱり苦しいですね。
爆風に飛ばされて亡くなったもんやら、熱線で亡くなったもんやらですね。全然分からないですからね。
まあ、母のことを言えば、ついつい涙が出ますけど、それがずっと心の中にあるんだと思うんです」


一人一人がどのように命を奪われていったのか。
私たちは今回初めて動態調査のデータを個人が特定できない形で入手しました。
被爆した場所や死亡した場所。
そしてその日時。
死因や家族構成などのデータです。

更にここに別のデータを重ね解析しました。
火災の発生時刻や気象データ。
被爆者が描いた絵やNHKの取材情報などです。
これらを広島市の航空写真に落とし込み、解析することで、原爆死の全貌に迫ることにしました。


原爆が投下された8月6日、広島はいつもと変わらない朝を迎えていました。
この青い光は一人一人の自宅と被爆した場所を、結び移動を可視化したものです。
多くの人が市の中心部に向かっています。
原爆はこの人々の頭上で炸裂しました。


私たちは被爆した場所ごとにこの日の死者を数え上げていきました。
その数、53,644人。爆心地から3㎞以上離れた場所でも死者が出ていました。
8月6日の死者の数が被爆した場所ごとに可視化されたのはこれが初めてです。
いたる所で人々の命を奪っていた原爆。
動態調査のもとになった資料から人々がどのように亡くなったのかが分かってきました。
検視調書。
警察官が医師と共に遺体の確認を行った記録です。
焼死や、やけど。
そこには一人一人の死因が詳細に記録されていました。

検視の拠点となったのは爆心地から1.2㎞離れた東警察署。
現在は銀行になっています。
当時の東警察署が写った航空写真です。
青で示したのは人々が亡くなった場所。
データは広島の街の1/3ほどに限られていました。
しかしここを詳しく見ることで、市全体の傾向をつかめるのではないかと考えました。
死因を詳しく見ていくと最も多かったのが黄色で示した焼死。
1,406人に上りました。
赤で示したのは聞き慣れない死因でした。
圧焼死です。
それはどのような死だったのか。
圧焼死が集中している地域を見てみると20人が同じ地点で亡くなっている場所がありました。
そこは女学校でした。
 
広島女学院。当時の校舎は原爆で焼失しましたが戦後同じ場所に再建されました。
8月6日の朝もここに144人が登校し礼拝が行われていました。
この日は久しぶりに学徒動員を解かれた女子学生たちが学校に集まっていました。
その一人が見つかりました。

「私はこの辺りにいたんです。」
当時17歳だった鎌塚寿恵子さん(89)です。



音楽を通じて仲よくなった親友と一緒に講堂にいたといいます。

それが成井明子さんでした。

 

鎌塚

「あの方、きれいなソプラノですからね。わたくしは低い方だから。
いつも2人で高音と低音で二重唱をやっていました。
それだけはやっぱり懐かしい思い出なんですけれども‥」

礼拝を終えた直後の8時15分。
原爆が炸裂。
鎌塚さんたちを秒速100mを超える猛烈な爆風が襲いました。

「光ったとたんにドカンですから。あっと思ったらもうつぶされたんです」
講堂は倒壊。
鎌塚さんと成井さんたち生徒は生き埋めになりました。
鎌塚さんはなんとかがれきの隙間を見つけ、脱出しましたが成井さんの姿はありませんでした。
 
「あの方の声だけ聞いて姿が見えないんですよ。
成井さんの声だってことがわたくしがすぐ分かってかけよったんですけれども
がんばって、がんばって、なんとかするからって‥」

その時、学校周辺はどのような状況だったのか。
ここに火災発生時刻のデータを重ねてみます。
学校のそばではまだ火災は発生していませんでした。
鎌塚さんは成井さんを助けたい一心でがれきを必死に動かそうとしていました。
1時間半を過ぎた頃燃え広がった火がついに女学院に迫ってきました。
友人たちはまだがれきの下でしたが、教師から逃げるように命じられ、泣きながらその場を後にしたといいます。
 
「一生懸命、こうやってたんです。どうにかならんかと思って。」
「それがどうしても助けることができなかったのは私の一番の苦しいというか思い出したらたまりません。
何年もたっても忘れることはできないんです」


広島には被爆者によって原爆投下後の様子が描かれたおよそ4,000枚の絵が残されています。
8月6日の様子を描いた絵の場所を特定しました。
そして赤い圧焼死による死者が集中した地域に絵を重ね合わせます。
そこで描かれていたのは倒壊した建物に火災が迫る様子でした。
がれきに挟まれた母と子が助けを求めています。
圧焼死とは生きながら焼かれ、亡くなった人の姿だったのです。
 
鎌塚さんはその後、成井さんがどのように亡くなったのか分からないままでした。
私たちは8月6日女学院で20人が圧焼死していたことを伝えました。
 
「むごいです。亡くなり方があまりにもむごたらしい。
わたくしも相当苦しかったけれど、この亡くなられた方は 火が来たんだもん。気の毒ですよね。ほんとに。
辛かったと思います。苦しかった。どんなに苦しかったろうねえ。
‥長い沈黙‥
会いたいです。わたし、成井さんに。もう一度会いたかったです」
 
8月6日、いつもと変わらぬ朝を迎え命を奪われていった53,644人。
その一人一人の軌跡は苦しみ抜いて亡くなった人々の姿だったのです。
 
続く

#原爆死 #広島 #原爆死ヒロシマ72年目の真実 #圧焼死 #広島女学院

*****

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明日に向けて(1847)被爆75年の広島・長崎の日に向けて

2020年07月21日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200721 23:30)

8.6広島、8.9長崎の日に向けて―キャンドルビジル、zoom企画などを行います!

梅雨が開けようとしています。まだ前線があり、連休中の大雨が予測されているのでとても油断はできませんが、それでも列島のあちこちであつい夏が始まりつつあるといえます。
夏が訪れると、私たちは8月6日、9日のことを強く意識します。もちろん年間を通して考えなければならないことですが、でも夏のあつさと広島・長崎はつながっているように思えます。
今年は75年という一つの節目を迎える広島・長崎。しかしコロナ禍の影響で、例年の追悼式典が大幅に縮小されざるを得ないそうです。

でも僕は、それならその分、各地での原爆と戦争と平和をめぐる活動を増やせばいいと思います。かくいう僕は、京都「被爆二世三世の会」の仲間たちとともに、8月6日と9日の夜に、核の悲劇によって犠牲になられた方を追悼し、被害を受けた方にお見舞いするキャンドルビジルを行おうと思っています。両日の午後7時から8時。三条大橋にキャンドルを持って立ちます。ぜひご参加下さい。

また7月16日に、二つの核の事件(トリニティ核実験とチャーチロック汚染水漏れ事故)のことを訴える街頭宣伝を行い、その後にzoomでこのことをめぐる講演会をニューヨークの田中康予さん、丹波篠山の玉山ともよさんと行い、ずいぶんたくさんの国からの参加を得ました。
これを引き継いで8月8日夜9時から、再び同じ3人で、今度は原爆を問う企画を行おうと思っています。
今回は、この75年目の8月6日と9日に向けて、2017年に放映されたNHKの広島原爆に関するドキュメント、「原爆死 ヒロシマ 72年目の真実」についてご紹介します。2017年の放映直後に書いた記事をリメイクしてお届けします。




2005年、被爆60年の日に三条大橋でビジル ピースウォーク京都主催 守田撮影

被爆者55万7000人のビックデータを解析

この番組は広島市がこれまで収集してきた55万7000人もの被爆者のビッグデータを解析して構成されたものです。
原爆投下前の朝から被爆後の人々の動きを克明に追ってコンピュータに入力し、グラフィック化することで、これまで分からない面が多かった原爆死の実体の解明を大きく進めることに成功したのです。
この広島市とNHKによる画期的な調査に拍手を送りたいと思いますし、ぜひ多くの方にご覧になっていただきたいです。

ただしこの番組で明らかにされたのは、新事実というよりも、2017年3月に亡くなられた肥田舜太郎さんや、原爆症認定訴訟への参加を契機に、被曝の問題に関わられてきた矢ケ崎克馬さんなどが、繰り返し述べて来られたことでもあります。「隠された被曝」と矢ヶ崎さんが命名された、核戦略の実体=被ばくの実相が、ようやくビッグデータの解析によって克明に裏付けられたと言って良いと思います。そうであるがゆえに「72年目になってようやくか」という思いもしましたが、しかしこれだけのデータでヒバクの実相の解明が進んだことの意義はとても大きい。

日本政府はただちにこのデータ解析の内容を被爆者援護行政に反映させ、あやまった被ばく評価(極端な過小評価)をあらためるべきなのです。こうした点が基軸にあることを踏まえて、ぜひ番組をご覧下さい。いまもネット上で紹介されていて視聴可能です。

原爆死 ヒロシマ 72年目の真実 (2017年8月6日 放送) 
https://www.dailymotion.com/video/x5wr1y3




同番組より

なお動画をご覧になる余裕のない方のために、3年前に全文を文字起こししましたので、次回より掲載します。50分の番組ですので量が多いですから、3回に分けます。

続く

#原爆死 #広島 #72年目の真実 #キャンドルビジル #京都被爆二世三世の会

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明日に向けて(1846)核なき未来をめざして、さまざま企画を行います。ぜひご参加・ご協力を!

2020年07月16日 16時00分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200716 16:00)

核なき未来に向けて、さまざまな企画・キャンペーンを行います。ぜひお力をお貸し下さい。

二つの7月16日に

まず本日7月16日に、この日にあった二つの大事件を踏まえた企画を行います。
一つは1945年7月16日のアメリカ、ニューメキシコ州南部で行われたトリニティ実験、人類初の核実験でした。使われたのはプルトニウムを詰めた原爆。ガジェットと命名されたもので、長崎への原爆投下のために試されました。
周辺住民には事前も事後も、何も知らされなかったため、広域にわたって深刻な被曝が起こりました。のちに多くの人々がガンなどを発症して亡くなっていきました。

もう一つは1979年7月16日に、同じくニューメキシコ州のナバホ・ネーション、チャーチロックにあったウラン精錬工場の、ウラン鉱滓や強酸の薬剤などが入り混じった汚染水ダムが決壊し、プエルコ川に流れ込んでしまったこと。
極めて大きな汚染の発生でした。このときも周辺住民にさまざまな被害が及びました。

これらのことが意味するのは、人類初の核爆弾による被曝被害を受けたのは、広島ではなくトリニティサイト周辺の人々だったということです。
またウランの採掘を考えるならば、もっと前からウランからの放射線や重金属としての危険性などに、世界各地のウラン採掘現場周辺の人々がさらされていました。その多くが先住民族でした。

これらのことに思いを寄せ、痛みをシェアし、ともに核なき未来をめざす企画を、本日7月16日に二つ行います。
一つ目は街頭宣伝活動です。主旨を書いたチラシと横断幕とパネルを用意します。午後6時から1時間、京都市三条河原町の路上で行います。京都「被爆2世3世の会」が主催です。お近くの方、ぜひご参加下さい。

二つ目は「核のアンソロジー 二つの7月16日、ともしびをつないで」というzoom企画です。午後9時からです。
昨年、ニューメキシコで出会った僕を含む三人のプレゼンを中心とした企画です。詳しくは以下をご覧下さい。

明日に向けて(1840)核のアンソロジー 二つの7月16日に ともしびをつないで
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/812981a31b1328550e49e7f302057143




『放射線副読本』の読み解きについて

次にお知らせしたいのは、文科省発行の『放射線副読本』に対する「すっきり読み解きBOOK」(にょきにょきプロジェクト発行)を読む会です。
明日17日(金)午前10時半からと、8月1日(土)午後2時から京都市左京区のすみれやさんで行います。
ぜひBOOKをゲットしていただくと同時に、「読む会」にもご参加下さい。詳細は以下をご覧下さい

明日に向けて(1841)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を行います。7月17日(金)午前10時半からと8月1日(土)午後2時からです
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/6b8783d00b004a3c25f1b77dadc1a255

読み解き会、ないしこれを含めた講演会は、この後、7月25日(土)午後に群馬県でも行います。玉村町の玉村文化センター和室で13時半から16時の予定です。
27日(月)には神奈川県大和市でも。午前10時から南林間のチャンドラスーリヤにてです。
8月31日(月)と9月18日(金)には奈良県内にて。どちらも午前10時から。9月3日(木)は京都市伏見区で午前10時からと予定が入っています。
読む会をさらにどんどん行いたいと思っています。お呼びいただければどこにでも飛んでいきます。ぜひお声がけ下さい!

読み解きBOOKも、もうすぐ第2刷のダウンロードができるようになります。詳しくは以下をご覧下さい
明日に向けて(1844)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』、もうすぐダウンロード再開します!
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/4075c1f15fe40a7cbcb4c5091cc3f004



原爆と立ち向かうために

一方で原爆に立ち向かうために、大きな活動にチャレンジしています。京都「被爆2世3世の会」で行って。います
一つは被爆2世3世の健康調査アンケートです。すでにどんどん進めています。詳しくは以下をご覧下さい。

明日に向けて(1833)被ばくの遺伝的影響を解明するために・・・被爆2世3世健康調査アンケートにご協力を
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/d294363788597f00eaa08f5599554127

もう一つは被爆体験記の発行です。
明日に向けて(1843)『語り継ぐヒロシマ・ナガサキの心』上巻 (京都「被爆2世3世の会」編)を発行しました。ぜひお求めください
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/664b12f42c9f9f6c41677b2a133c44ac

さらに今年の8月6日9日は、広島・長崎での集いが縮小されることなども考えて、何らかの企画を京都「被爆2世3世の会」で行いたいと思って。います
案としては6日と9日夜に犠牲者を追悼するビジルを行うこと、さらに6日から9日まで被爆に関する絵画展を行うことです。
詳細が決まったらお知らせします。

いずれも核なき未来を目指した活動です!ぜひご参加ください。


京都「被爆2世3世の会」ホームページより http://aogiri2-3.jp/

#広島 #長崎 #原爆 #二つの7月16日 #トリニティ核実験 #チャーチロック汚染水漏れ事故 #被爆二世三世健康調査 #放射線副読本 #すっきり読み解きBOOK #語り継ぐヒロシマナガサキの心

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明日に向けて(1845)Peace flag プロジェクトの『flagを買って災害支援』キャンペーンにご協力を!

2020年07月14日 22時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200714 22:00)

豪雨被害にあわれた方に支援を

九州をはじめ各地で豪雨が続いています。すでに大きな被害が出ていて、さらに拡大することも。この被害は人災の側面が大きい。ここ何年かで気候のあり方が変わり、大洪水が頻発しているのに安倍政権がまともな対策をこうじて来ていないからです。
一刻もはやく政権変え、災害対策、復興対策予算を大幅に増やす必要があります。

しかしそれが間に合わないいまは、市民の間でできる支援を重ねていくことが大事。にもかかずコロナ禍でボランティアの受付も難しい現実もあります。
どうしたものかと思っているときに、京都の「Peace flag プロジェクト」の方たちが『flagを買って災害支援』というキャンペーンを始めたことを知りました。共感しました。これはぜひ応援したい。

flagは1枚300円。ふだんは「Peace flag プロジェクト」の方たちが、これを売って活動の原資を作っているそうですが、今回は売り上げを災害支援募金にまわそうとのこと。
このflag、すごく素敵なのです。ぜひ1枚と言わずお手元に置いて欲しいなとの思いも込めて、プロジェクトからの呼びかけ文を転載します。


プロジェクトのFacebookページより


Peace flag プロジェクトからの呼びかけ(Facebookページから転載)

九州をはじめ各地で洪水、土砂崩れなどによる災害が発生していますね。皆さんのお住まいの地域はいかがでしたでしょうか。peace flag プロジェクトでは『flagを買って災害支援』というキャンペーンを実施したいと思います。
いつもflagを掲げてくださっている方そろそろ新しいflagはいかがですか。まだ持ってないよという方この機会に玄関に、店先に1枚いかがでしょうか。

flagは1枚300円です。flagの買えるお店はHP:http://peace-flag.jp/about/をごらんください。このFBにメッセージをいただければ送料がかかりますが郵送させていただきます。
またKyoto famers プチmarketでもお買い求めいただけます。7月18日(土)堺町画廊で開催予定です。

夏のこの時期は毎年保養キャンプ応援フリーマーケットをしたり、災害支援募金をしたりしてきましたが今年はそれらがなかなか難しい状況です。そこでこのようなキャンペーンをしようとなりました。
普段はこのflagの売り上げが私たちの活動資金ですが今回は期間を区切ってご縁のある方を通じて被災地に全額を募金したいと思います。I hope peaceのflagは日本全国のみならず海外の方も掲げてくださり、人の縁を思いをつないできました。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

Facebookページのアドレスはこちら
https://www.facebook.com/peaceflagproject/

「自分も手に入れたい」という方はFacebookページにアクセスしていただくか、井﨑敦子さん宛にメールでご連絡ください。(atsukoko123@yahoo.co.jp)


ブラウンのストールを首に巻いているのが井﨑敦子さん(peace flag プロジェクト Facebookページより)

peace flagの素敵な力

このflag、僕はずいぶんたくさんの国に持って行って、出会った人にプレゼント、一緒に写真を撮ってきました。
少し写真を並べてみました。一緒に撮ったのは、アメリカ・インド・オーストリア・スペイン・トルコ・ドイツ・ナバホネーション・ニジェール・フランス・ペルー・ポルトガル・マーシャル・ロシア・日本に縁のある方たち。(日本以外、アイウエオ順)


あちこちでpeace flagを掲げました!

僕が行くところは、核なき未来を目指す人々が行動しているところが多い。力強い、声の高い叫びが響き渡るところが多い。
もちろんその一つ一つに僕も賛成で一緒に大きく声を上げるのですが、その中にこのflagが1枚入ると、何かそこの場が少し柔らかくなるような気もします。

別に柔らかくないといけないわけではないし、力強いスロ―ガンも好きなのだけれど、その中にこのブルーの旗が入っている構図を、僕はけっこう気にいっています。
プレゼントしたときも、からならず受け取ってくれた方の顔が大きくほころぶ。そう、みんな真の平和を求めているのですから。

ということでこのflag、何かの時のお土産としてもお勧めです!
ぜひ1枚、5枚、10枚と手に入れられて、お使いください。そのことで被災地への支援の輪もつなげていきましょう。

#peaceflag #災害支援 #flagを買って災害支援 

 

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明日に向けて(1844)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』、もうすぐダウンロード再開します!

2020年07月13日 23時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200713 23:30)

『すっきり読み解きBOOK』第二刷を発行します。

今年の5月3日に、『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』をリリースし、先行ダウンロード申込を受けました。
以来、一月の間に820人以上の方がダウンロードしていただきました。想定外の数でとてもありがたいです。

その後、私たちはいったん6月6日にダウンロード受付を停止しました。
たくさんの方にアクセスしていただいたため、こちらの対応力を上回ってしまったからですが、一月の余裕をいただいて、なんとか再度のダウンロード直前まで漕ぎ着けました。
いただいたアドバイスも盛り込み、第二刷として再度発行します。この点を案内した動画をご覧下さい。

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』ダウンロード再開のお知らせ。もりもりチャンネルVol.165
https://youtu.be/OFXTQXpAGVs


『すっきり読み解きBOOK』に登場するキャラクターの紹介


双方向のやり取りの場を作りたい

私たちが「先行ダウンロード」という形で、まずはご連絡先を入力していただいてから冊子をダウンロードできる形にしているのは、みなさんとつながりたいからです。
なぜなのか。今の世の中、あまりにウソが多い。とくに放射線の問題を巡っては、政府がもっともたくさんのウソをついてきました。
福島原発事故のときもそう。すでに原子炉がメルトダウンをはじめ、いつ悲惨な爆発事故が起こっても不思議はなかったのに、そんなことは一つも明らかにされませんでした。

後に福島原発の故吉田所長が「東日本が壊滅すると思った」と語っていますが、それなら人々に知らせ、広域で避難を促進すべきでした。
幸いにして大爆発はおきなかったけれども、膨大な放射性物質の漏れ出しが起こり、とてもたくさんの人々が被曝しました。
これまでの放射線防護の考え方からすれば、そのことでさまざまな健康被害が出て当然なのに、一切、不問に付されたまま。健康上、何の問題もないことにされています。

それ自身がとても理不尽です。このあり方を少しでも変えていきたい。少しでも私たちが、政府や権力者がつくウソから自由になる可能性を広げていきたい。
そのためには、もやもやした気持ち、疑問、不安を自由に話し合える場がとても大事だと思うのです。私たちにとって「読み解きBOOK」作成過程はまさにそんな場でした。自由に話し合うための目配についても何度も話し合いました。
そんな風に作りだしたBOOKであるからこそ、これを出発点に、多くのみなさんとこうしたやり取りの場を共有し、広げ、その中でBOOK自身も成長させていきたいと思うのです。


第一回オンラインサロン(0630)から。zoomを使用するも入れないメンバーがいたためスマホも駆使。
中央上部の写真が心霊写真?みたいになっているのはそのため・・・。


ぜひBOOKをゲットしてください!

ダウンロードはもう少しで再開します。以下のフォームに申し込んでいただければ、再開後、すぐにお送りできます。今からお申し込み下さい。

先行ダウンロート゛申し込みフォームはここからです。
https://forms.gle/iJMpuM33DQ2PZxpo9

なお内容紹介の動画もここからご覧になれます。
『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』紹介動画
https://youtu.be/aDE3vdaEQJg

大変、ご要望が多かったので、BOOKのプリント版も作りました。
ダウンロードされた方にご要望に応じてお送りします。1冊500円、送料は何冊でも200円です。
このプリント版を欲しい方もぜひ上記のフォームからお申込みください。


『すっきり読み解きBOOK』解説動画より


『すっきり読み解きBOOK』を読む会も開催します。

7月17日(金)午前10時半からと8月1日(土)午後2時から行います。
京都市左京区のすみれやさんにてです。宣伝動画をご覧ください。
https://youtu.be/1U0-JP1SxO8

詳しい案内を載せた記事もご紹介しておきます。

明日に向けて(1841)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を行います。7月17日(金)午前10時半からと8月1日(土)午後2時からです
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/6b8783d00b004a3c25f1b77dadc1a255


すみれやさんは叡山電車元田中駅近くにあります。素敵な乾物などいろいろなものが買えます!

このBOOKを一緒に育ててください。その中で放射線から身を守る私たちの力、政府や権力者のウソを見抜ける力も育てていきましょう!

#放射線副読本 #すっきり読み解きBOOK #もやもやを解き明かす #すみれや #にょきにょきプロジェクト

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明日に向けて(1843)『語り継ぐヒロシマ・ナガサキの心』上巻 (京都「被爆2世3世の会」編)を発行しました。ぜひお求めください

2020年07月12日 22時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200712 22:30)

2013年以来の被爆体験継承の取組の前半

僕も参加している京都「被爆2世3世の」会では、「被爆体験の継承の取組」としえ被爆1世、ときには2世からの聴き取りを行って来ました。
すでに80回となっています。聴き取りはそのつど私たちの会のホームページに載せてきました。

私の被爆体験
http://aogiri2-3.jp/hibakutaiken.html

このたび50回までの分を書籍にまとめて発刊することにしました。A5版520ページ。定価2000円+税 送料300円です。

お求め先
京都「被爆2世・3世の会」
〒604-8854 京都市中京区壬生仙念町30-2 ラポール京都5階 京都原水協気付
TEL 075-811-3203 FAX 075-811-3213 email web@aogiri2-3.jp


書籍表紙

以下、聴き取りや編集の中心で大車輪の活躍をしてきた平信行さん(代表世話人)が書いた、この書の特徴の説明文をご紹介します。


話すこと、書くことができなくても、私たちが聞き出してきた

今年は被爆75年です。この歳月、被爆の体験はたくさんの人によって語られ、手記なども書き遺されてきました。それでも、人前で話すことはできなかった、文字にして書き著すことも難しかった、という被爆者は少なくありません。むしろそういう人たちの方が多かったのではないかと思います。被爆者の平均年齢は83歳を超え、一人またひとりと鬼籍に入られる人が続いています。何もしなければ、人類の銘記すべきたくさんの被爆体験が、命と共に、誰にも明かされることなく消え去り、埋もれていってしまう、そういう時にあります。

私たち京都「被爆2世・3世の会」は、主に京都に住まわれる被爆者お一人お一人を訪問し、被爆の体験を思い出していただき、語られるままに聞き取り、それを私たちの手で文字にさせていただいてきました。この方法で、体験を記録し、社会に発信し、後世に遺していく作業を続けてきました。一人でも多くの被爆者の思いを蘇らせ、遺していこう、これが私たちのとりくみの、そして本書の原点です。


書籍案内チラシ http://aogiri2-3.jp/indexbox/honomote.jpg


生き延びてきた人生のすべてが被爆体験

被爆の体験は8月6日、9日だけのことではありません。生き延びることのできた被爆者も、多くが苦難の人生を余儀なくされました。放射線を浴びたことによって命、健康が脅かされ、厳しい暮らしに陥り、家族や人々との絆を絶たれてしまう人もありました。我が子や孫の誕生に悲痛な思いでのぞまなければならなかった人たちも少なくありません。原爆は人間に対して何をもたらしたか、それは被爆者の全人生をもって答えなければならないことです。被爆者の方から聞き取りをし、取材をする時はこのことを最も重視しました。

被爆者は苦難の人生に甘んじただけではありません。困難に立ち向かい、差別や偏見を乗り越え、襲いくる病気と闘いながら明日の希望を求めて生きてきました。被害の国家補償を求めて立ち上がり、運動に身を挺した人たちもありました。被爆者一人ひとりの生き様、生きようとした力から、私たちは多くのことを学ぶことができます。


書籍案内チラシ裏面 http://aogiri2-3.jp/indexbox/honura.pdf


被爆2世が親を語り、自らを語る
『語り継ぐヒロシマ・ナガサキの心』のもう一つの特徴は、被爆2世が被爆者である親のことを語っていることです。本書では語り部として5人の被爆2世が登場します。最も身近であった被爆2世が親の人生から何を学んできたか(あるいは学ぶことができなかったか)。親から語られた体験の一つひとつを遥かに思い出しつつ、自らの生き方にどう影響したかが語られています。
私たちは、放射線の人体に対する影響は世代を超えて続くものと強く感じています。それは決して望ましいことではありません。しかし、戦後を生き抜いてきた被爆者の力強い生き方、考え方から多くのことを学び、それこそ世代を超えて引き継ぎながら、この問題を乗り越えていきたいと思います。

被爆者が生涯かけてとりくんできた核被害者の救済と核廃絶。課題の担い手は被爆者世代から私たち2世や、さらに3世、4世の若い世代に移っていきます。その時、被爆2世が親の体験をどう学び、受け止め、生きようとしたかは重要なことです。今回の本書発行を機会に、より多くの被爆2世・3世のみなさんが、親や祖父母の被爆体験を語りつつ、自らの思いを開かれるよう期待いたします。


京都「被爆2世3世の会」例会 6月17日 半数がzoomで参加

***

書籍『語り継ぐヒロシマ・ナガサキの心』のご紹介は以上です。


被爆2世3世健康調査アンケートにもご協力を

京都「被爆2世3世の会」では、2世3世の健康調査も積極的に行っており、現在第二回目の調査を進めているところです。
これについて以下の記事に詳しいことを書きましたのでぜひご覧下さい。多くの2世、3世、4世の方に知っていただきたいです。

明日に向けて(1833)被ばくの遺伝的影響を解明するために・・・被爆2世3世健康調査アンケートにご協力を
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/d294363788597f00eaa08f5599554127

核なき未来に向けてともに歩んでいきましょう。


ホームページからご覧になれますが、取り組むはぜひご連絡を http://aogiri2-3.jp/index.html

#語り継ぐヒロシマナガサキの心 #被爆体験 #京都「被爆2世3世の会」#健康調査アンケート

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明日に向けて(1842)私が大飯原発を止めた理由(樋口英明さん)、新型コロナウイルスの投げかけているもの(守田敏也)-第123回山猫軒シンポジウムの動画を公開します!

2020年07月11日 21時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200711 21:30)

山猫軒シンポ、盛況でした!

6月27日に京都市の聖護院門跡の仏間を借りて、「第123回山猫軒シンポジウム」が開かれました。
「明日に向かって 原発、新型コロナウイルスから見えてきたもの」というタイトルでした。
メインの講演として、元福井地裁裁判長の樋口英明さんと、守田がお話させていただきました。

企画に先立って書いた紹介記事を貼り付けておきます。
明日に向けて(1832)原発はあまりに危険、すぐにも停める必要がある!その危険な原発と新型コロナ感染症問題はつながっている!(京都市聖護院門跡で27日に樋口英明さんとともにお話します)
https://onl.tw/KGKuxj4

この企画を動画撮影しましたので、アップさせていただきます。
ただカメラに専属でつくことのできる人がおらず、一部でカメラが発言者の方を向いてないところもあります。ご容赦ください。


講演する樋口さん 守田撮影


新たに奉納された不動明王図の前でお話できました。なんと光栄なこと・・・(出渕さんFacebookより)


主催者代表・出渕ときこさんと聖護院門跡・宮城泰年師のご挨拶

まずは2人のご発言をお聴きください。

第123回山猫軒シンポ オープニング出渕ときこさん 聖護院門跡門主・宮城泰年師ご挨拶 もりもりチャンネルVol.161
https://youtu.be/3DotyuwIbrw

とても面白かったのは、出渕さんのリードのもと、参加者が聖護院の門の外に(バーチャルに)導かれ、「たのもう、たのもう」と呼びかける場から始まったこと。
これに応えて宮城泰年師が登場。山伏たちの問答について教えてくださり、「勧進帳もこれを真似たもの」と語られました。

実は僕は修験道には深い関心があります。聖護院門跡の仏間には役行者(小角=おづぬ)の木造も鎮座なされている。
また勧進にも一方ならぬ思いがあります。勧進は神社仏閣の建立・修復のみならず、橋や道路の設置、修復など「公共事業」を行うために、募金を募ることで、まさに社会的共通資本を守り、発展させるための仕事だったからです。

このためこのことを語りたくてたまらなくなったのですが、当日の演目と大きくずれてしまうので、ぐぐぐっと我慢しました。
ともあれお二人の素敵なご挨拶をご覧下さい。


出渕ときこさんと宮城泰年師のあいさつ (守田撮影)

樋口さんが原発を止めた理由を端的に講演

続いて元福井地裁裁判長の樋口英明さんが講演されました。
私が大飯原発を止めた理由(樋口英明さん) 講演後に樋口・守田トークも もりもりチャンネルVol.162
https://youtu.be/fjueN9FVH9I

樋口さんの論はいたってシンプルです。樋口さんが当日配布された資料の中から二つの表をご紹介します。
一つは2000年以降の主な地震、二つは各原発の基準地震動の推移です。一目瞭然なのは、それぞれの原発の耐震性が実際の地震の揺れに、まったく追いついてないことです。

なお樋口さんのお話の後に、僕も登壇して樋口さんとトークをさせていただきました。
樋口さんの判決の持つ特別な位置、とくに司法家の「専門技術訴訟」という呪縛を打ち破ったものであったことなど、話していただくことができました。
必聴です。ぜひ動画をご覧下さい。


樋口さん当日配布の表から


「専門記述訴訟」という呪縛について語る樋口さん。守田とのトークから(守田撮影)


素敵な横笛が

続いて湊愛子さんが素敵な横笛を披露してくださいました。
すくっと立ちあがって、一吹きしたら、もうそれだけで聴衆がぐっと引き寄せられてしまった。
その後の幾つかの県の民謡のメドレーも素晴らしかったです。民謡のリズムって、私たちの身体に入り込んでいるのですね・・・。

山猫軒シンポで湊愛子さんが素敵な横笛を披露! もりもりチャンネルVol.162-2
https://youtu.be/EJ0h8Ncq4Bs

湊 愛子さんのHPもご紹介しておきます!
http://minatoaiko.jp/


素晴らしい笛を吹く湊愛子さん 出渕さんFacebookページから


新型コロナについて守田が講演

これまでの流れに踏まえて、新型コロナ問題をいかに捉えるか、守田から発話させてもらいました。

明日への希望をつなぐ―新型コロナウイルスの投げかけているもの 守田敏也講演 もりもりチャンネルVol.163
https://youtu.be/ZAUYg7WRZEc

この間、「明日に向けて」で語ってきたことのポイントをまとめましたが、とくに最後の方で以下の点をお話しました。
「科学主義からの脱却こそがカギ 人間の生物的な力を取り戻そう」
写している写真と図は、コロナ禍で生産活動の制限が始まるや、美しさを取り戻したニューヨークの空と、中国の大気の状況です。
下にあるグラフは、僕の毎日歩いた距離、4月平均11.7キロ 5月平均11.5キロ、6月平均7.8キロです。


「人間の生物としての力を取り戻そう」と訴えました(守田撮影)


仁和寺前ホテル建設問題について

集会の終盤に、同問題で活躍を続けている桐田かつこさんから、問題の説明や署名への呼びかけがなされました。

仁和寺前ホテル建設問題について 桐田かつこさんから もりもりチャンネルVol.166
https://youtu.be/D3p2CCULLSQ

問題をコンパクトに説明されています。


仁和寺前ホテル問題について語る桐田かつこさん


動画は以上です。
質疑応答の音が十分に拾えてないところもありますが、全体としてとても素晴らしい会だったと思っています。
一方ならぬ努力をしてくださった出渕ときこさん、会場を快くお貸し下さった宮城泰年師、スタッフのみなさん、出演者のみなさん、参加者のみなさんに心からのお礼を申し上げます。

#山猫軒シンポ #聖護院門跡 #宮城泰年師 #修験道 #勧進 #樋口英明 #大飯原発差止判決 #専門技術訴訟 #湊愛子 #新型コロナ #仁和寺前ホテル問題 #桐田かつこ #出渕ときこ

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振込先 ゆうちょ銀行 なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
他の金融機関からのお振り込みの場合は
店名 四四八(ヨンヨンハチ)店番 448 預金種目 普通預金 口座番号 2266615

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明日に向けて(1841)『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会を行います。7月17日(金)午前10時半からと8月1日(土)午後2時からです

2020年07月10日 23時00分00秒 | 明日に向けて(1701~1900)

守田です(20200710 23:00)

「読み解きBOOK」は何よりも「もやもやした気持ち」の説き明かしを目指した

僕も参加する「にょきにょきプロジェクト」が作成し、今年の5月3日から先行ダウンロードを開始した『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会が行われます。
主催と場所はすみれやさん。にょきにょきプロジェクトも共催します。Facebookのイベントページをご紹介しておきます。

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会
https://www.facebook.com/events/322176579181973/
 
文部科学省が発行した『小学生のための放射線副読本』というものが、学校で配布されました。子どもが持ち帰ってきたこの本を見て、もやもやした気持ちを持ったお母さんたちが集まり、そのもやもやを言葉にする作業から始まって、この副読本を読み解いて
いこうと地道な作業をまとめたものが、『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』です。
 
2011年3月の原発事故で多くの人は原発についてしっかり考えてこなかったことを悔いました。そしてその後の政府の対応で、国は被害者を救ってくれるわけではないと言うこと、場合によっては嘘をつくということも学びました。だけど、今もまだこの国の原
発事故は終わっていないし、新たな原発事故の可能性は相変わらず高い状態が続いています。
 
同じ間違えを繰り返さないために、まずは自分たちのもやもやを大事にして、自分の言葉にしていきたい。そんな思いでこの集まりを企画しました。
 
この読み解きBOOKを制作した「にょきにょきプロジェクト」のメンバーの一人の守田敏也さんとともに、『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を一緒に読みませんか? そしてこれから放射性物質とどのように向き合っていったらいいのかということもみなさ
んとの対話の中から考えていけたらと願っています


『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』の表紙

すみれやさんは京都市左京区、元田中駅そば

7月17日(金)午前10時半からと8月1日(土)午後2時からすみれやさんにて
すみれやさんのHPとアクセスを示しておきます。

すみれや
https://sumireya.org/
https://sumireya.org/access/

参加費:1,200円
予約・お問合せ先:info@sumireya.org

なお以下はすみれやさんからのお知らせです。
 
※ イベント名、参加希望日、お名前、電話番号、メールアドレスをお知らせください。
※ Facebookページの参加ボタンを押すだけでは予約となりませんのでご注意ください。
※ 2〜3日経っても返事がない場合は、お手数ですが、すみれやにお問い合わせください。特に、携帯のメールアドレスからお申し込みの方はすみれやからの返信が届かないケースがありますので、ご注意ください。
※ 参加者の方にはマスクの着用にご協力をお願いいたします。


すみれやさん HPより

アクセス図


「読む会」とBOOKについての動画説明もご覧下さい!

「読む会」のお知らせ動画も作りましたのでご覧下さい。

『放射線副読本すっきり読み解きBOOK』を読む会のご案内。もりもりチャンネルVol.164
https://youtu.be/1U0-JP1SxO8

BOOKがどのようなものかを解説した動画です。

「『放射線副読本』すっきり読み解きBOOK」を作りました!
https://youtu.be/aDE3vdaEQJg

なお「読み解きBOOK」は現在ダウンロード停止中。あとほんの少しで再開できます。
以下からお申し込みいただければ再開後、すぐにお届けできます。無料ですので興味を感じた方はぜひ!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfO9q6FQan7QYVdzS5PRkgGJRzXeIQaWPRL_1PbiLC77zLe_g/viewform


読み解き会の案内動画より

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