明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2468)もりもり原発解説  活断層が確認されてないところでも大地震が起きているから原発はどこでもダメ 敦賀原発再稼働不合格を深掘りする-3

2024年09月28日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240928 23:30)

敦賀原発再稼働不合格を深掘りする解説動画その3を作りました

以下のバナーをクリックして下さい
活断層が確認されてないところでも大地震が起きているから原発はどこでもダメ 敦賀原発再稼働不合格を深掘りする-3

これまで敦賀原発の再稼働不合格は当たり前だけれど、遅すぎたことを指摘してきました。原子炉直下に活断層が走っているというのです。そんなの止めるのは当たり前すぎます。
しかしそもそも敦賀原発は敷地内に浦底活断層が走っていることが認められているのに、規制当局は稼働を許してきた。今回、そのことを正さず「原子炉直下に活断層があったときのみ運転を認めない」と確定しようとしている。めちゃくちゃです。

さらに今回深掘りしたのは、そもそも活断層が認められていないところでも大きな地震が起きていること。典型例が2004年新潟県中越地震と2008年岩手・宮城内陸地震です。
双方ともにとても大きな地震で、後者では加速度4022ガルという世界最大値が記録されていて、ギネスブックに載せられています。そんな地震を起こす活断層が把握できていなかったのです。

つまり活断層はすべてが把握されているわけではない。どこにあるかつかめていない。だからこれからもどこで巨大地震が起きても不思議はないのです。
これに対して原発は地震にとても弱い。この点は電力会社も認めていて争う余地などないのです。だから原発は日本のどこでも建ててはいけないし動かしてはいけないのです!

なおこの動画は以下の記事と連動しています。
明日に向けて(2458)活断層が確認されてないところでも大地震は起きている どこで起きるか把握できないのだから原発は運転してはダメ
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/705b9245a210f10fbac37ef20c7f8718


敦賀原発再稼働不合格問題の深掘り1,2もご覧下さい

敦賀原発再稼働不合格を深掘りする-1 以下をクリック
もりもり原発解説 敦賀原発再稼働不合格を深掘りするーその1 敦賀原発再稼働不合格は当たり前すぎるけれど遅すぎ 規制委のあり方はあまりに不十分

なおこの動画は以下の記事と連動しています。
明日に向けて(2456)敦賀原発再稼働不合格は当たり前すぎるけれど遅すぎ 規制委のあり方はあまりに不十分
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/d8c3cab71bc4384d28cdee4d45810563

敦賀原発再稼働不合格を深掘りする-2 以下をクリック
もりもり原発解説 電力各社は規制委員会をなめきり安全性をないがしろにしている こんな電力会社に原発の稼働を続けさせてはダメ 敦賀原発再稼働不合格を深掘りする―その2

なおこの動画は以下の記事と連動しています。
明日に向けて(2457)電力各社は規制委員会をなめきり安全性をないがしろにしている こんな会社に原発の稼働を続けさせてはダメ
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/542cd00c3474d8c1a75af0ee6d7929dd


もりもり原発解説のシェア・拡散にご協力を

みなさま。もりもり原発解説=原発問題に関するショートムービーの作成は、原発稼働を止めることを目的に始めたものです。
原発は過酷事故を起こしたら日本の半分以上を壊滅させてしまいます。だから原発を止めることは私たちが社会を自分を愛しい人を守るための最重要課題です。

ではどうしたら止められるか。大事なのは原発推進策にまったくの展望がないこと。そもそもあまりに無理なことがやられようとしていることをつかむことです。
同時にだからこそさまざまに破たんが繰りかえされるし、ひどいことが連発します。現場のモラルの低下と劣化は目を覆うほど。

だからその実態を粘り強く明らかにしていくことが大切なのです。そうすれば福島原発事故を経てこの国で起きた覚醒の力をまだまだ強めることは可能です。
実際それがあったからすでに21基を廃炉にし、いままた敦賀を廃炉にしつつあるし、もんじゅすらも廃炉にできているのです。だからその力をさらにませば必ず全原発を止められます。

そのための一助として「もりもり原発解説」を作っているので、ぜひみなさん。シェアして下さい。拡散して下さい。
一緒に原発を止めるためにに頑張りましょう!

#敦賀原発再稼働不合格 #原子力規制委員会 #もりもり原発解説 #活断層 #浦底活断層 #活断層が確認されてないところでも大地震が #原発は地震に弱い #岩手宮城内陸地震 #新潟県中越地震 #原発再稼働反対

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明日に向けて(2467)老朽原発うごかすな高浜全国集会 360人の参加で元気いっぱいにやりきりました!

2024年09月28日 09時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240928 09:00)

9月23日、福井県高浜町の高浜原発近くに福井・関西・中部などの人々を中心に360人が集い、熱い一日を過ごしました。
この日の報告をスライドショーと動画で行います。

まずはスライドショー(5分)でこの日の行動の概要をご覧下さい

まずはスライドショーを見て下さい。以下をクリック!

老朽原発うごかすな高浜全国集会スライドショー 20240923

冒頭は京都駅南側でバスを待つ京都の人々です。僕もここから参加。乗っていったバスも写っていますが、こんな感じで、各地でそれぞれに乗り物を調達し、現地へ向かいました。
それで高浜原発北側の音海でみんなで合流。そこから原発ゲート前までデモをし、関西電力に対する抗議と申し入れを行い、さらに高浜町文化会館に移動して熱い屋内集会を行いました。
たくさんの方の発言の後、会場を出て高浜町内のデモに。JR若狭高浜駅まで歩きました。なお写真撮影は柳田かや乃さんです。


高浜ゲート前での頑張り

続いて動画とともにより詳しい報告を行います。以下をクリック!

高浜原発ゲート前での抗議と申し入れ 2024年9月23日午前11時より

高濱原発北の音海に朝11時ぐらいに集合。「老朽原発うごかすな実行委員会」の木原壯林さんを中心に、直ちに高浜原発ゲート前にデモで向かいました。
この途中にも車がやってきて、ドアをあけてそのまま合流。とくに高浜ゲート前にデモ隊が辿り着いた時に、名古屋・岐阜などの方たちを乗せたバスが到着して合流できました。着いた側も迎える側も嬉しそうにしていました。

この場で関西電力に対する申し入れを行いました。
ゲートは二重になっているのですが、一つ目が開けられて中に5人が入りました。(撮影の守田を含む) その場で申し入れ書を読み上げ
その全文を以下にアップしておきます。動画をご覧になる時はこの申し入れ書を手元に置かれてください。
https://toshikyoto.com/wp-content/uploads/7f83fe55a8b34a6f4c1c897c5dd40ac9.pdf

申し入れを終えたころにバスが到着して乗り込み。すぐ近くの高浜町文化会館に向かいました。
この短い時間にみなさん持参してきた弁当をパクついていました・・・。


高浜町文化会館で熱い集会を実現

午後の集会の動画をご紹介します。以下をクリック!

老朽原発うごかすな 地震も事故も待ったなし 9・23高浜全国集会 (高浜町文化会館にて) 2024年9月23日

午後1時から集会開始。主催者を代表して小浜明通寺の中嶌哲演さんが挨拶。
その後、メイン講演の北野進さん(珠洲市から)、樋口英明さん(元福井地裁裁判省)の講演をはじめ、多彩な人々が次々に発言。
チラシにはこれだけ多彩な人々が発言するとは書かれてなかったので、嬉しい驚きでした。

どれも素晴らしかったのでご紹介したいのですが、ここでは発言者一覧を掲載するにとどめます。ぜひ動画をご覧下さい。

当日プログラム

司会 世戸玉枝(福井県小浜市議会議員)
主催者あいさつ 中嶌哲演(原子力発電に反対する福井県民会議)
講演 「能登半島地震を教訓に原発全廃を!」
ー北野進(石川県珠洲市住民/原発を廃炉に!訴訟原告団長)
講演 「原発の本質と原発差止訴訟」
ー樋口英明(原発は地震に耐えられないとして原発を止めた元裁判官)

使用済み核燃料問題 青森からのビデオメッセージ
ー核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会事務局長 中道雅史
使用済み核燃料問題 福井から
ー原子力発電に反対する福井県民会議事務局長 石地優

高浜町への申し入れ行動について

全国各地からのビデオメッセージ
―女川 さよなら原発みひやぎ実行委員会 多々良哲
ー柏崎刈羽 規制庁・規制委員会を監視する新潟の会 桑原三恵
―島根 島根原発3号機訴訟の会 芦原康江

カンパのお願い
プラカードアクション

特別報告「敦賀2号機の廃炉を求める」
ー原発住民運動福井・嶺南センター事務局長 山本雅彦
若狭の現状報告
ーふるさとを守る高浜・おおいの会 宮崎宗真
東海地方でのたたかい
―40年廃炉訴訟市民の会 草地妙子

地元・若狭湾沿岸、京都府北部、住民のみなさん
―福井県高浜町住民 東山幸弘
―舞鶴市市会議員 小西洋一
―京都地方労働組合総評議会 梶川憲(議長)

全国からのメッセージの紹介

集会宣言
デモの説明
シュプレヒコール

15時閉会 15時15分デモ出発

主催 老朽原発動かすな!実行委員会

最後に集会宣言が読み上げられました。
途中で報告された高浜町への申し入れ書と共に以下にアップしてあります。
https://toshikyoto.com/wp-content/uploads/0a6aa74af0de297afeee8a0a7f56c5e9.pdf
https://toshikyoto.com/wp-content/uploads/6c826ab0846aab36e66d2c81403bdc7d.pdf


高浜原発から5キロ圏内も含む高浜町内をデモ

高浜町文化会館での集会のあと、町内をデモしました。会館から三々五々外に出ていくところから写しています。ご覧下さい。以下をクリック!

高浜町内デモ 2024年9月23日午後3時過ぎから4時過ぎまでテキスト

幸いなことにこの日は穏やかな秋晴れとなり、涼しい風がデモ隊を包んでくれました。
でもここは高浜原発から5キロ圏内。事故が起きれば真っ先にここに住んでいおられる方たちが被曝してしまいます。みなさん、「そんなことを絶対に起こさせないためにも早く高浜原発を止めなければ!」との思いで歩かれていたと思います。

嬉しかったのはたくさんの町民の方たちが手を振ったり、笑顔で見送って下さったこと。
これは「老朽原発うごかすな 実行委員会」の方たちが足しげくチラシ撒き・アメーバーデモに通われた成果です。
はじめは「ケンカを売ってるのか」などと言われたこともあるそうなのですが、このところ、わざわざ近寄ってきて笑顔でチラシを受け取る方も多いのだそうです。
デモに参加した学生さんがあとで「デモってアウェイな雰囲気の中でやるものだと思ってました。今日はとても嬉しかった」と語ってくれて、みなさん、それまた嬉しそうに聞いていました。

解散地はJR若狭高浜駅前。この場で次の行動として12月8日の関西電力大阪本店包囲行動が提案されました。
みなさま。12月8日は大阪へお集まり下さい。(僕自身は別件のZOOM講演に出るので欠席になりますが・・・。いや現場からZOOMに出ようかな・・・その手があるかもな・・・)


行きかえりの車中でもずっと集会

なお京都駅から高浜現地まではやく2時間半ぐらい。
この往復5時間の間、車中でマイクを回して全員が発言。ワーワーと意見交換していました。
ほとんど寝てる人はいない。疲れを知らないツワモノのみなさん。もちろん僕もしっかりワーワー言わせて頂きました(笑)
いろいろな情報の交換もしっかりして、午後8時ぐらいだったかな、京都駅前で解散。
熱く、有意義で、楽しい一日でした。

#高浜原発 #老朽原発うごかすな #樋口英明 #北野進 #原発はオワコン #原発再稼働反対 #木原壯林 #中嶌哲演 #次は関西電力大阪本店包囲 #過酷事故が起きる前に原発をとめよう

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明日に向けて(2466)「今こそ原発ゼロを!~こうすれば原発をとめられる~」というタイトルでお話します!(10月6日日曜日午前10時~奈良市)

2024年09月25日 21時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240925 21:00)

新大宮セミナールームにて

表題の内容で奈良市でお話します。近鉄新大宮駅から南へ徒歩1分の「新大宮セミナールーム」にてです。
午前10時から正午まで。開場は9時半です。

主催は奈良県保険医協会と奈良反核医師の会
詳しくはチラシをご覧下さい。



以下から入手できます
https://toshikyoto.com/press/9109.html


原発には未来がなく破綻を繰り返すので止められる

チラシにも講演要旨を載せて頂きましたが、今回お話したいのは原発と止めるために押さえるべき3つの大事な点です。

1つに原発には未来がないこと。オワコンであること。だから破たんを繰り返しているしこれからも繰り返すことです。ここをしっかり明らかにし続けることが大事。

そもそも原発は、様々な技術的な難問を超えられておらず、安全性が確保できていません。特に地震に余りに脆弱。強い揺れに耐えれない。だから「次世代革新炉」を作るなどと言ってますが、現世代が安全ではないことを認めているのです。
しかしその「革新炉」では「コアキャッチャー」でメルトダウンしたデブリを捕まえるとか言っている。メルトダウンしない原発の建設を諦めたのです。でもそれもすでに建設費が膨大になってしまっていて、賄いきれないことが明らかだし、中国ではすでに革新炉で事故が起きています。

さらに原子力政策は、軽水炉の使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し、MOX燃料にして高速増殖炉で燃やして、使ったより多くのプルトニウムを回収するという夢のサイクルを目指したのでしたが、それはもうとっくに破たんしています。
高速増殖炉などどこも作れなかったし、日本でももんじゅが大事故を起こしたまま廃炉になりました。その上、再処理もできていない。1997年竣工予定だった六ヶ所再処理工場は27回にわたって延期を繰り返しています。

そのように様々に破たんが繰り返される中、電力各社は原発がオワコンであることをウソで隠して、強引に突っ走っていますが、実はそんな矛盾をしている現場の士気とモラルは下がりっぱなし。それで唖然とするほどひどい「不祥事」が連発し続けています。
例えば柏崎刈羽では配管の溶接手抜きが匿名の複数告発で明らかになりました。東電が調べてやり直しを命じましたが、その箇所がなんと約1600もあった。もう本当に終わっているのです。

奈良でこうしたリアルな例をより詳しくお話します。それを聞いただけで「原発に展望などなくこの先も破たんが続く」ことがはっきり見えてきます。それをつかんでともに宣伝して頂きたいです。


守田講演スライドより


民衆に力があることをもっと強く自覚しよう

2つに大事なのは、民衆に力があることをもっと強く自覚することです。

福島原発事故以降でも、私たちはすでに21基の原発を廃炉にしているのです。これに新たに敦賀原発が加わりつつあります。
さらに輸出にいたっては1つもさせませんでした。民衆側の完全勝利でした。

さらにそもそも能登半島の珠洲原発だって、民衆が建てさせなかったのです。
志賀原発だって私たちの再稼働反対運動の力で止まっていたから大事故に発展しなかった。

だから私たちはこの社会を襲うかもしれなかった大惨事をもう幾つも避けているのです。私たち民衆がこの社会を守ってきているのです。
このことにもっと誇りを持ちましょう。私たちには大きな力があります。

これに対して権力者は、常に私たちに民衆に対して「お前たちには力がない」という暗示をかけようとしてきます。
だから支配や管理を受け入れろと言うわけです。そんなことに騙されではダメ!この点も奈良で強調します。


2021年3月で再稼働は9基 2024年9月で12基(高浜1,2号と美浜3号がプラス) この3年で増えたのはわずか3基


放射能被曝被害ともっと強く向かい合おう

3つに大事なのは、一方で残念ながら放射能の被害が深刻に広がっていること。それとしっかり向き合うことです。

福島だけでなく首都圏、とくに東京の汚染も深刻です。この現実としっかり向き合ってこそ未来の明るい展望が拓ける。こうした厳しいことにも、みんなで立ち向えば怖くありません!
そもそもチェルノブイリ原発事故では、2004年までの推計で約100万人が被曝被害によって亡くなったと報告されています。

これに対して福島原発事故の放射能による被害は、ほとんどまったく報告されていません。おかし過ぎると思いませんか?明らかに真実が隠されているのです。
僕はこの点に憂いを持つ全国の仲間と、調査を繰り返してきていて、たくさんの被害を把握していますが、なかなかデータで示せるものがありませんでした。

その点で目を見開かされたのが、自らも東京の小平市から岡山に避難移住された医師の三田茂さんの行いでした。
三田さんは東京の子ども4000人の血液を調べ、白血球の中の好中球が軒並み下がっているという驚くべき事実をつかまれたのです。

また福島原発事故による被災者の多くに、広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と言われた症状が出ていることを把握、この被災者を「新ヒバクシャ」、症状を「能力減退症」と命名して、この事態と格闘されてこられた。
そして画期的になことに、治療法にも到達されました!この間、そんな三田さんの実践の紹介記事をたくさん書いてきたし、それが僕が参加している京都「被爆二世・三世の会」の調査とも大きく重なっていることも報告してきましたが、奈良でもこの点をお話します。

そもそも私たちが原発に反対する原点は、放射能=死の灰が私たちの命にとって大変危険なものだから。事故になるとそれが大量にまき散らされるから。だからこそもっと福島原発事故による被曝被害と向き合うことが大事。ぜひこの点を聴きに来て頂きたいです。


『能力減退症』は文春オンラインでも報じられた
https://bunshun.jp/articles/-/6958


『原発からの命の守り方2024』を読む会にも参加を(10月5日午前10時から)

こうした講演会と並行しながら、zoomで『原発からの命の守り方2024』を読む会も行っています。
第2回目は10月5日土曜日に開催。午前10時半から午後1時までです。
今回は「福島原発事故について、あらたに見えてきたこと」と「福島原発事故以降、私たちはたくさんの原発を止めてきた」ことの二つを行います。


詳しくは以下のイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/EAAXRKvK1

なお『原発からの命の守り方2024』は守田が作成したもの。無料でお配りしています。まずはぜひ手に取って見て下さい。以下から入手できます。
https://forms.gle/pYWuksJT2tuinLVb7

冊子版(有料)も作りました。以下からお申し込み下さい。
https://forms.gle/T8EeCkJP4d1wW6Eb9

#原発ゼロ #原発は止められる #原発の止め方 #原発はオワコン #核燃料サイクルはとん挫 #もんじゅ廃炉 #六ヶ所再処理工場動かず #原発再稼働反対 #民衆には力がある #放射能被曝被害と向き合おう

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明日に向けて(2465)老朽原発うごかすな 高浜全国集会に参加してきます!(9月23日月・休)

2024年09月23日 01時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240923 01:00)

高浜全国集会のチラシを掲載します

告知が遅くなってしまい恐縮ですが、本日、高浜現地で集会が行われます。僕も参加してきます。
まずはチラシをご覧下さい。




以下から入手できます
https://toshikyoto.com/press/9099.html


午前11時より高浜原発ゲート前で集会 午後に講演会 その後デモ

午前8時過ぎに京都駅から出るバスで高浜町に向かいます。
まずは11時に高浜原発ゲート前で集会だそうです。

午後1時から高浜町文化会館で屋内集会
発言者は以下のお二人です。とても楽しみです!

北野進さん(石川県珠洲市住民 志賀原発を廃炉に!訴訟・原告団長)
樋口英明さん(原発は地震に耐えられないとして原発を止めた元裁判官)


北野進さん 「政経東北」のサイトより


樋口英明さん 枚方集会より 守田撮影

屋内集会後に高浜町内のデモが予定されています。
15時過ぎからです。解散は16時15分。
そこからバスで京都に戻ります。


facebookでLIVE配信します

この一連の過程をFacebookでLIVE配信します。
午前の行動、午後の屋内集会、デモと3部に分かれるかと。

iPhoneが高温になると止まり撮影できなくなるので、iPhoneクーラーを用意しましたがうまくいくかどうか。
ともあれ可能な限り現地の様子をお伝えするのでぜひご覧になって下さい。

Facebookページのアドレスを記しておきます
https://www.facebook.com/toshiya.morita.90

なお同実行委員会の美浜現地集会(2022年7月24日)に参加した時の動画を貼り付けておきます。ご覧下さい。

ともあれ頑張って行ってきます!

#高浜原発 #老朽原発うごかすな #樋口英明 #北野進 #原発はオワコン

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明日に向けて(2464)企画『原発・核燃からの撤退を!2024関西集会』(11月16日土曜日)後半はこんな感じ。ぜひご参加を-告知記事その2

2024年09月19日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240919 23:30)

11月16日(日)は午前・午後、大阪ドーンセンターへ

前々号でのこの企画のプレ企画と本集会の前半の内容を詳報しました。
あらためてエッセンスだけ紹介します。

午前中にプレ企画『子供たちにヒバクのない未来を』を行います。10時半から12時です。
登壇するのは避難者で学生の鴨下全生さん、避難者で原発賠償関西訴訟原告団代表を務める森松亜希子さん、そして岡山在住の医師・三田茂さんです。
守田敏也がコーディネーターを務めます。3人にお話し頂いた後で、会場ともやりとりを行います。

本集会は午後1時20分開場、50分開演
メイン講演でジャーナリストの青木美希さんに「脱原発を阻むもの」』、三田茂さんに「4000人の子どもの血液を調査して」のタイトルでお話頂きます。

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪

なお以下の記事に登壇者のプロフィールなど、参加費など詳しい情報を掲載していますのでご覧下さい。

明日に向けて(2462)企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』にご参加を(11月16日土曜日)-告知記事その1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/48096dd25bc576510892a0c7b7bdf34c




DVD報告「六ケ所再処理工場と憲法9条」ー浅石紘爾さんについて

メイン講演に続いてDVDで浅石紘爾さんの講演録を上映します。タイトルは「六ケ所再処理工場と憲法9条」
浅石さんは六ケ所再処理工場をはじめとした核燃サイクルを止めようと提訴した「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」の原告団長にして弁護団長を務められている方です。同会ホームページを紹介しておきます。

「核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団」
https://1mangenkoku.org/about/bengodan/

その浅石さんが本年3月3日に「はちのへ九条の会」に招かれて、八戸市スポーツ研修センターで講演されました。
浅石さんはこの中で核燃サイクルの根本的行き詰まりを分かりやすく説明され「それでもなお再処理工場の稼働を行おうとするのは核武装の意図しか考えられない」と述べておられます。動画は以下からご覧になれます。

再処理工場と九条 核武装への道
https://www.youtube.com/watch?v=yu2arOSw_XI

浅石さんのお話にとても感銘しました!これを当日、みなさんにお見せしたいのですが、1時間以上あるので20分に編集し上映することにしました。大事なエッセンスを盛り込んでいます。必見必聴です。


六ケ所再処理工場を見学して 大椿ゆう子さんと守田敏也

これに続いて参議院議員で社民党副党首の大椿ゆうこさんと守田の六ケ所報告を行います。
これは「脱原発政策実現全国ネットワーク」で7月3日に取り組んだ六ケ所再処理工場視察会に基づくもの。

参加者を示します。なお日本原燃の側も5名の職員の方が応接して下さいました。
市民関係5名:浅石紘爾一万人訴訟弁護団長、池島芙紀子脱原発政策実現全国ネットワーク事務局長、永田文夫三陸の海・岩手の会世話人、守田敏也フリライター、山田清彦上十三支部長(社民党)
議員関係4名:大椿ゆうこ参議院議員(社民)、近藤昭一衆議院議員(立憲民主)、山崎誠衆議院議員(立憲民主)、阿部知子衆議院議員(立憲民主)事務所横山弓彦秘書


六ケ所再処理工場PR館前に手 左から山田・浅石・永田・近藤・大椿・守田・山崎・池島の各氏(敬称略) 横山弓彦氏撮影

PR館にて説明を受け、バスで六ケ所再処理工場敷地内に。広いし敷地の中をバスでゆっくり見学し、幾つかの施設は中も見学しました。ただし残念ながら撮影不許可。
敷地内にあるのはウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、使用済燃料受入貯蔵施設、再処理工場、MOX燃料工場。


PR館から遠望した六ヶ所再処理工場の施設群 守田撮影

全国から集められた使用済み核燃料3000トンが沈む巨大プールものぞき込みました。そんな六ケ所再処理工場視察会の報告を、大椿ゆう子さんと守田で行います。

なお大椿さんのホームページをご紹介しておきます。
大椿ゆうこ Official site
https://ohtsubaki.jp/


連帯挨拶 石地優さんについて

本集会へのアピールを既に紹介した鴨下さん、森松さんの他、石地優さんに行っていただきます。
石地さんは福井県小浜市在住。農の営みを行いながら、さまざまな原発反対市民団体の役員を務められるなど、活発に活動されています。
訴訟でも活躍。大飯原発の耐震性が不十分なことを根拠に、原子力規制委員会が出した「設置許可」=再稼働許可の取り消しを原告つぃて訴え、2020年12月に大阪地裁で勝利判決を勝ち取られました!記事をご覧下さい。

「希望が見えた」 “原発銀座”から訴え続けた原告男性が喜び 大飯原発訴訟
https://mainichi.jp/articles/20201204/k00/00m/040/369000c


石地さんは満面の笑みで「勝訴」の旗を掲げた!ビジネスジャーナル 20201219より

石地さんは僕を小浜市の隣の美浜町に講演にも招いて下さり、冒頭であいさつもして下さいました。以下のバナーをクリックして下さるとその動画がご覧になれます。
そのときあなたはどうしますか 「原発事故からのいのちの守り方」を考える 美浜町にて 2022年4月24日


以上、2回に分けても紹介が長くなりましたが、この企画、とても盛りだくさん。
僕もプレ企画のコーディネーター、六ヶ所村再処理工場視察報告などで頑張ります。ぜひご参加下さい!

#原発核燃からの撤退を #青木美希 #三田茂 #脱原発政策実現全国ネットワーク #鴨下全生 #森松明希子 #六ヶ所再処理工場と憲法9条 #浅石紘爾 #大椿ゆうこ #石地優

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明日に向けて(2463)もりもり原発解説 電力各社は規制委員会をなめきり安全性をないがしろにしている こんな電力会社に原発の稼働を続けさせてはダメ 敦賀原発再稼働不合格を深掘りする―その2

2024年09月17日 12時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240917 12:00)

敦賀原発再稼働不合格を深掘りする解説動画その2を作りました

以下のバナーをクリックして下さい
もりもり原発解説 電力各社は規制委員会をなめきり安全性をないがしろにしている こんな電力会社に原発の稼働を続けさせてはダメ 敦賀原発再稼働不合格を深掘りする―その2

敦賀原発2号機再稼働の不合格、背景に電力各社が規制委員会をなめきり、ずさんで不誠実、騙し打ちまでするようなひどい対応を続けてきていることがあります。
それでも規制委は再稼働を認め続けてきたのであって、電力各社だけでなく規制委も不誠実。今回、幾つかの実例をあげて解説しました。

一つは九州電力が免震重要棟建設を反故にしたのに稼働許可が撤回されなかったこと。もう一つは東電柏崎刈羽原発で不正が相次ぎ、7号機の溶接手抜きで1600カ所のやり直しさえ生じているのに、規制委がいったん下した運転禁止命令を解除してしまったことです。
これをご覧になると、こんな会社に原発の稼働を続けさせてよいわけがないことがはっきりと見えてきます。ぜひご視聴になり、お知り合いに広めて下さい。


原発はオワコン!このことを確信をもって広げていこう

原発問題を大きく俯瞰していると、昨年からの再稼働強化の動きの中で、脱原発を唱えてきた民衆の動きが政府によって「おされている」と感じておられる方もいるように思いますが。そんなことはまったくないです。
なぜって原発はどうあがいたってもうオワコンだからです。終わったコンテンツで展望などないのです。そしてなぜ展望がないのかというと、一つに核燃料サイクルがとん挫したからです。

ウランの埋蔵量はけして多くない。そこでウランを燃やしながら作られるプルトニウムを再処理で取り出し、燃料にして高速増殖炉で回す。そうして消費量以上のプルトニウムを作って無尽蔵にエネルギーを得るというのが核燃サイクルの夢でした。
しかし高速増殖炉がどうやっても作れず、もんじゅは廃炉になりました。世界を見回しても商業炉として成功したところなんてない。日本の場合は再処理だってうまくいかない。もう無理なのです。

二つにいま動いている商業炉も、安全性が確保できていません。実際にスリーマイルで、チェルノブイリで、福島で過酷事故を起こし、それぞれ、立地国の大きな部分が吹っ飛んでしまいかねませんでした。
それで「過酷事故を起こさない炉」を開発しようとしたけれどいつまで経ってもできない。いまも「次世代革新炉こそ安全」とか言っていますが、そんなもの、今の原発が危ないことの自己暴露です。

しかもその革新炉はメルトダウンした時の対策を組み込みだした。メルトダウンしない炉の開発を諦め、溶けたデブリをつかまえる「コアキャッチャー」とかをつけだしていますが、そのなの本当に役に立つのかどうか分かりません。
ただ膨大な経費がかかることだけは確実。そしてそれだけで原発は他の発電方式にコスト的に適わなくなっています。この点からも原発はオワコンなのです。


守田講演スライドより


原発の現場は矛盾だらけ それを「もりもり原発解説」で明らかにしています

今の強引な動きは、巨大な原発利権団体である原子力マフィアが、もう終わってしまった原発を、無理無理に延命させようと画策しているもの。しかしどうにも展望がないので現場は矛盾だらけ。
結局、ウソを重ねて進められていますが、現場にはウソが通用しないから、「不祥事」が頻発しています。これらをつぶさに見ていると、原発に展望がないことを現場の方たちも熟知していることすらよく見えてくる。

それで「もりもり原発解説」動画を連続的に流していくことを決めました。現場のリアリティをつかむことで、「原発はオワコン」という確信をみんなで深め、そのもとで廃炉促進に向けた力強い流れを作り出せると思うからです。
これはもうまったくもって可能な道です。同時にこれこそが社会を守り、国を保守できる真の道です。あ、ここでは便宜的に「国を守る」という言葉を使っていますが。(本当は国は幻想の共同体でしかありません。このことはまた別に論じます)

以上、みなさん。ぜひもりもり原発解説を広げて下さい。そのことで脱原発運動をさらに力強くしていきましょう!以下をご覧下さい。バナークリックで動画に飛べます。

福島原発燃料デブリ試験的取り出し延期問題の本質とは何か

もりもり原発解説 敦賀原発再稼働不合格を深掘りするーその1 敦賀原発再稼働不合格は当たり前すぎるけれど遅すぎ 規制委のあり方はあまりに不十分

#敦賀原発 #再稼働不合格 #免震重要棟 #柏崎刈羽原発 #溶接手抜きが匿名告発で明らかに #原発はオワコン #核燃料サイクルとん挫 #もんじゅ廃炉 #再処理は行き詰まり #原発核燃からの撤退を

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明日に向けて(2462)企画『原発・核燃からの撤退を! 南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会』にご参加を(11月16日土曜日)-告知記事その1

2024年09月16日 16時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240916 16:00)

11月16日午前午後、大阪ドーンセンターにてです

タイトルの企画を11月16日(土)に大阪のドーンセンターで行います。京阪天満橋駅近くです。
https://www.dawncenter.jp/shisetsu/map.php



ここからチラシを入手できます。
https://toshikyoto.com/press/9070.html

以下、詳細を記します。

午前10時半から12時までプレ企画「子供たちにヒバクのない未来を!」
三田茂(医師)、鴨下全生(避難者・学生)、森松亜希子(原発賠償関西訴訟原告団代表)
僕、守田敏也がコーディネーターを務めます!

4F大会議室にて。参加費300円です。

午後1時50分から本集会
講演1 青木美希(ジャーナリスト) 「脱原発を阻むもの」
講演2 三田茂(医師) 「4000人の子どもの血液を調査して」

DVD報告
1 浅石紘爾(弁護士・原告団長) 「六ケ所再処理工場と憲法9条」
2 大椿ゆうこ・守田敏也 「六ケ所再処理工場を見学して」

アピール 鴨下全生 森松亜希子 石地優

主催:脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック
共催:大阪平和人権センター・原発反対福井県民会議・「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク・緑の大阪

参加費 
一般 前売1000円 当日1300円
避難者・障害者・学生 前売700円 当日1000円
高校生以下は無料 午前中のプレ企画は別料金

なおたくさんの団体と個人が賛同に名を連ねていて、その中の一つに僕が参加している京都「被爆二世・三世の会」もあります。


プレ企画-鴨下全生さん・森松亜希子さん・三田茂さんについて

プレ企画は避難者のお2人と、僕が何度も紹介している三田茂医師のお話です。このセッションではできるだけ会場とのやりとりもしたいと思っています。
避難のこと、被曝のことについて関心のある方にぜひ集まって頂きたいです。ここでは鴨下全生さんと森松亜希子さんをご紹介します。

鴨下さんは小学校2年生の時に福島原発事故に遭遇。3月12日にご家族と福島県内から関東方面に避難されました。その後、避難先で通い出した小学校でいじめにあわれたそうです。
国が賠償金について、せめてもの償いとして払っているという説明をしなかったことに、いじめが起きた要因があると鴨下さん。全くその通りです。
そんな鴨下さんへのインタビュー記事を紹介します。グリーンピースジャパンのものです。

子どもたちの11年 – 鴨下全生さん (前編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55441/
奪われた子ども時代 – 鴨下全生さん(後編)
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55658/


鴨下全生さん グリーンピースジャパンの記事より

森松亜希子さんも福島県内から避難された方。0歳と3歳の2児を連れて大阪へと逃れました。
原発賠償関西訴訟原告団代表・原発被害者訴訟原告団全国連絡会共同代表を務めるとともに、東日本大震災避難者の会Thanks & Dream(サンドリ)を主宰、国内外で講演を続け、原発事故被害者の人権について訴え続けておられます。
森松さんへのインタビュー記事を紹介します。やはりグリーンピースジャパンもののです。

ただ、ふつうの暮らしがしたかった – 森松明希子さん
https://www.greenpeace.org/japan/news/story_55434/


森松亜希子さん グリーンピースの記事より

三田茂さんについては、チラシの紹介用に書いたプロフィールをご紹介しておきます。(チラシより長めです)
三田茂医師。1960年生まれ。岡山市在住。東京都小平市で内科医院を営んでいたが福島原発事故に遭遇。すぐに東京の子どもへの被曝影響を調べ始め、4000人の血液を採取して白血球の中の好中球が激減している事実を把握。
さらに広島・長崎で「原爆ぶらぶら病」と呼ばれた事態が広範に起きていることを掴んで、これらの人々を『新ヒバクシャ』、症状を『能力減退症』と定義し、検査から間脳からのホルモン分泌異常が起きていることを突き止めて補充療法を開発。
劇的な効果のもと、たくさんの方を救っている。


三田茂さん 本人撮影

プレ企画はこの3人の掛け合いで行われます。守田敏也がコーディネーターを務めます!できるだけ会場からの質問も受けたいと思っています。ご参加下さい。


メイン講演ー青木美希さんについて、三田さんの話の内容について

午後のメイン講演のはじめは青木美希さん。青木さんは朝日新聞に属していて福島原発事故を精力的に取材し著書『地図から消される街』(講談社)で「貧困ジャーナリズム大賞」を得ています。
その後、国会議員らに『なぜ原発を止められないのか』と問う取材を開始。この時、記者職を離れていたので、朝日新聞ではなく個人として取材を勧められ、同名の書を文春新書から出版されました。
ところが朝日新聞よりまさかの「出版にストップ」をかけられた。青木さんは「それではジャーナリズムが死滅してしまう」と奮闘し、出版に漕ぎつけましたが、このいきさつが以下に詳しく載っています。

「怒鳴られながらも取材を続け、本音を引き出した」原発安全神話を徹底取材した青木美希さんの新刊は、なぜ勤務先の新聞社から「出版は許可できない」と言われたのか
『なぜ日本は原発を止められないのか』(文春新書)著者インタビュー
https://bunshun.jp/articles/-/67655


青木美希さん 文春オンラインの記事より

そんな頑張りを続けてきた青木さんに、この日、「脱原発を阻むもの」のタイトルでお話し頂きます。

三田さんはプレ企画に続いての登壇になります。話す内容をいままさに組み立てているところ。まだ定まってはおられないそうですが、京都講演では途中から「被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書」を片手に話して下さいました。
今度は福島原発事故の被爆者、三田さんが『新ヒバクシャ』と命名している人々にあらわれている症状を取り上げ、解説を行おうと考えて下さっているとのこと。演題は「4000人の子どもの血液を調査して」です。

福島原発事故で放出された放射能は、日本政府の発表でも広島原爆168発分。それで健康被害が広範囲に起こらない方がおかしい。ところが福島原発サイトをのぞいてただの一件も被害報告が出されず、マスコミも取り上げていない。
どう考えたっておかしいと思いませんか?みんな隠されているのです。三田さんは医師としてこれと真正面から向き合って来られました。臨床医である三田さんが具体的に見てきたことをお話頂きます。


三田さんの講演風景 京都「被爆二世・三世の会」2024年度年次総会の記念講演にて

うーむ。しかしコアな方たちが次々登壇するので、いっぺんに全部を紹介しきれません。次号で後半部分を紹介します。

続く

#原発核燃からの撤退を #青木美希 #三田茂 #脱原発政策実現全国ネットワーク #鴨下全生 #森松明希子 #なぜ日本は原発を止められないのか #脱原発を阻むもの #4000人の子どもの血液を調査して #新ヒバクシャに能力減退症が始まっている

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明日に向けて(2461)三田茂医師講演動画と全文文字起こしのご活用を

2024年09月14日 21時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240914 21:00)

三田医師講演録全文起こしを完成させました

5月12日に行った三田茂医師の講演、録画を配信し、折に触れて宣伝してきました。
おかげさまで動画はいま、約1150回、再生されています。これまでも繰り返し紹介していますが、ぜひ何度でもご覧になってしっかりと内容を掴んでいただきたいです。
以下のバナーをクリックすると動画に飛べますので、すでにご覧になった方もぜひご覧下さい。

三田茂医師講演 「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性

さて、この間、この内容をよりしっかりつかんで頂くために、全文文字起こしを行い、「明日に向けて」で連載しました。
全7回で完結しています。今回はあらためてこの文字起こし記事のアドレスを載せます。動画と合わせてご覧になって内容のつかみ取りを進めて下さい。以下、記事のアドレスを列挙します。

明日に向けて(2424)三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性、共通性ー被爆・被曝の新しい理解・病悩の解決の可能性 全文文字起こし1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/75a758f68b4f68b4d778459af5daf4d0

明日に向けて(2425)国の調査は結論ありき!  ―三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性 全文文字起こしその2
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/df251260b486a6b5ac08718a22790bd9

明日に向けて(2426)被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書を読み解く ―三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性 全文文字起こしその3
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/08dda4dd8cc4e16df6e28baaec2d930e

明日に向けて(2429)冷え性、風邪やケガになりやすく治りにくい(被爆二世の症例から) ―三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性 全文文字起こしその4
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/fcce34244c68b852c8a90f7ab4657e31

明日に向けて(2434)臓器トラブル、ガン、止まってしまう、病悩(被爆二世の症例から) ―三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性 全文文字起こしその5
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/8cb76987d2c3ffa1fe7bccf50fc09938

明日に向けて(2449)ウクライナ政府報告書・慢性原子爆弾症後障碍・間脳症候群・能力減退症・ホメオスタシスなどについて ―三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性 全文文字起こしその6
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/1b34f4a51701800ac316772dc8362081

明日に向けて(2450)高感度体質者、能力減退症、全国の被曝に着目を ―三田茂医師講演・「原爆ぶらぶら病」と『能力減退症』=被爆者と『新ヒバクシャ』その類似性 全文文字起こしその7
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/5515cc8467ba54273409048a04f793ad

なお三田さんの論文を以下に掲載しています。「能力減退症」について端的にまとめられています。振り返りに活用されて下さい。
『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている 三田茂
https://toshikyoto.com/press/8747.html


『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』にもご注目を

この三田さんの講演、僕が世話人の一人を務めている京都「被爆二世・三世の会」が行った『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』を元に行っています。
とくに三田さんは、この記事の3番目から5番目のところで、この報告書を手に取り、丁寧に読み解いてくれています。調査を進めてきた私たちにとって圧巻と言えるものでした。
それだけにぜひこの報告書と一緒にご覧になって頂きたいです。無料でダウンロードできますが、有料の冊子版も手に入れられます。

『被爆二世・三世健康調査アンケート結果報告書』
ダウンロード申し込みフォーム
https://forms.gle/UdeTXoGjschrT7cN9

冊子版申し込みフォーム
https://forms.gle/24hHZXjvKUbhfTzf9


11月16日(土)に三田茂さんが大阪でお話されます。僕も報告などで登壇します!

さてその三田さんが、11月16日(土)に開かれる「原発・核燃からの撤退を!南海トラフ巨大地震が来る前に 2024関西集会」のメインスピーカーとしてお話されることになりました。
大阪のドーンセンター(京阪電車天満橋駅下車)にてです。主催は僕も参加している脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロックです。

当日は午前中10時半からプレ企画があり、午後1時50分からメイン企画。
そのプレ企画「子供たちにヒバクのない未来を」から三田さんが登壇されます。
午後1時50分開演のメイン集会でも、ジャーナリストの青木美希さんと共に三田さんがメインスピーチ。

三田さん、5月12日には私たちの報告書を片手に、被爆二世・三世に起きている症状に対する解説を丁寧に行って下さいましたが、今度は福島の被爆者=新ヒバクシャに起きている症状を、同じような感じで解説して下さるそうです。
必見必聴です!!

なお僕も社民党議員の大椿ゆう子さんとともに、六ケ所再処理工場施設報告で登壇します。
みなさま。ぜひご参加下さい。




なおこの集会のことはまた追ってお知らせします。

以下からチラシが入手できます。
https://toshikyoto.com/press/9070.html

被爆・被曝の実情としっかり向かい合いながら、核なき未来を手繰り寄せていきましょう。

#三田茂 #被爆二世三世健康調査アンケート結果報告書 #能力減退症 #新ヒバクシャ #原爆ぶらぶら病 #原発核燃からの撤退を #青木美希 #六ヶ所再処理工場 #大椿ゆう子 #脱原発政策実現全国ネットワーク関西福井ブロック

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明日に向けて(2460)取り出し不可能な燃料デブリをわずか数グラム取り出すために被曝労働を重ね湯水のように資金を使うのは間違っている

2024年09月10日 23時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240910 23:00)

核燃料デブリ取り出し問題の本質について動画で解説しました!

本日から始まった福島原発2号機の燃料デブリの取り出し作業について、8月27日に詳しく分かりやすい解説動画を配信しました。ぜひご覧下さい。以下のバナーをクリックして下さい。
福島原発燃料デブリ試験的取り出し延期問題の本質とは何か

この時に配信したのは、この作業がもともと8月22日に始められようとしたものの、作業手順を間違えて中止となったからです。
さらにもともこの作業は、2021年に始める予定だったものが3年も延びていたもの。

この時、解説動画の中で述べたのは、燃料デブリの取り出しなど、現時点では不可能だということ。
何よりも放射線値が高すぎるのです。まずは石棺化して放射性物質の拡散を防ぎ、被曝労働が十分に軽減されるまで待たないといけない。少なくとも100年以上は待つしかありません。

いま880トンのうちの数グラムを取り出して解析したって、いろいろなものが溶け合わさっているものの880トンのうちの数グラムなのだから、実態に迫ることなどまったく不可能です。
しかもそんなものを強引に取り出そうとしても被曝労働を増やすだけです。
さらに許しがたいことにそれでもこの作業で業者はたっぷり儲かります。その業者の多くが原発を作った業者。ひどい話です。

これらについて9分で語りました。取り出しが開始されても充分な検討・批判ができていると思うので、ご覧になり、共感していただけたら拡散して頂きたいです。


わずか数グラムでも放射線値がものすごく高い

さて本日、開始された作業の様子を、HNKが報じた記事をご紹介しておきます。以下をクリックして下さい。
東電 福島第一原発 核燃料デブリ取り出しに“着手”と発表 NHK2024年9月10日17時16分

記事はやがてリンクが切れてしまいますが、公益性が高い内容なので、PDF版で保存しておきました。
記事を御覧になれない場合は以下をご覧下さい。
https://toshikyoto.com/wp-content/uploads/85c8b7f7f805b76a9d849b76d01743d4.pdf

この記事の中で特筆すべき点は、なぜ取りだしが数グラムなのかが書かれている点です。引用します。
「作業員の被ばく線量を抑えるため取り出すデブリは3グラム以下にとどめ、この金属製の箱の中で放射線量を測って、表面から20センチメートルで1時間あたり24ミリシーベルトを超えた場合には、格納容器の中に戻す計画です。」

要するにわずか数グラムだって放射線値がものすごく高いのです。場合によっては取り出しを止めて、格納容器に戻すことも検討されているわけです。
実はここには、それ以上の取り出しが困難なこともきわめて良く表れている。かりに1トン取れたとしてどこでどうやって管理するのか。またその取り出して、どれだけの労働者が被曝させられてしまうのか。
無理なのです!やってはいけない。それがここからもはっきりと分かります。

この点を広げましょう。
被曝労働反対!原発業者にこれ以上不当に儲けさせるのをやめよう!廃炉には100年以上かかると真実を明らかにしよう!との声を高めましょう。

#もりもり原発解説 #燃料デブリ取り出しは不可能 #廃炉には100年以上かかる #石棺 #東電 #福島第一原発 #核燃料デブリ #燃料デブリ #デブリ取り出し #NHK

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明日に向けて(2459)もりもり原発解説 「敦賀原発再稼働不合格を深掘りするーその1 敦賀原発再稼働不合格は当たり前すぎるけれど遅すぎ 規制委のあり方はあまりに不十分」をご覧下さい

2024年09月09日 11時00分00秒 | 明日に向けて(2401~2600)

守田です(20240909 11:00)

敦賀原発再稼働問題の動画解説を作りました

以下のバナーをクリックして下さい
もりもり原発解説 敦賀原発再稼働不合格を深掘りするーその1 敦賀原発再稼働不合格は当たり前すぎるけれど遅すぎ 規制委のあり方はあまりに不十分

8月28日、原子力規制委員会は敦賀原発2号機の再稼働申請に対して不合格の決定を下したことを深掘りしました。
ポイントは敦賀原発は運転を認めなくて当然なのだけれど、原子炉直下に活断層が認められたら止めるというもので、敷地内に活断層がありながら運転を許してきたことは踏襲しているのです。規制当局は大甘すぎてとても信用できません。
それでも不合格が出た背景にあるのは、日本原電が規制委をなめきっていて、相当にひどい申請書を出したからです。これまで容認したら存在意義の自己否定になりかねないので不合格が出されたのでが、ここには規制委も日本原電も安全性をないがしろにしていることが現れています。ぜひこの点のリアルを動画からつかんでください。


発進媒体を増やしています。協力して下さい

この動画をブログ・ホームページ・noteの他、以下の媒体からも発信しています。共感して頂けたらぜひ拡散にご協力下さい。

Facebook
https://www.facebook.com/share/PqNKZv4oKnSmA4wa/

X(Twitter)
https://x.com/toshikyoto/status/1832934630867206433

TikTok
https://www.tiktok.com/@toshiyamorita2024/video/7412423698147265799?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7384327903394694672


TikTokの画面より


福島原発からの燃料デブリ取り出しのまやかしも論じました

燃料デブリ問題を扱いました。ご覧下さい。以下のバナーをクリックりして下さい。
福島原発燃料デブリ試験的取り出し延期問題の本質とは何か


『虎に翼』から「原発は憲法違反」』断じました

『虎に翼』の日本の敗戦直後、寅子が夫優三の死に号泣する中で憲法14条と出会うシーンから、憲法と原発の関係を論じました。バナーをクリックして下さい。
『虎に翼』から考える 原発は憲法違反だ


#敦賀原発 #再稼働不合格 #活断層 #浦底断層 #規制委は甘すぎる #日本原電は規制委をなめていた #原発再稼働反対 #燃料デブリ取り出しはまやかし #虎に翼から原発を考えり #原発裁判

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