明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(265)フォトジャーナリスト豊田直巳の見た福島・原発震災のまち(10月4日開催)

2011年09月19日 01時30分00秒 | 明日に向けて(251)~(300)
守田です。(20110919 01:30)

毎度、京都の企画の案内で恐縮ですが、10月4日(火)の午後6時半から、
フォトジャーナリストの豊田直巳さんをお招きして講演会を行います!
豊田さんは、イラク・パレスチナ・サラエボなどを取材してきたフォト・
ジャーナリストで、とくに劣化ウラン弾の問題などをおいかけてきました。

僕自身は、大学が同じだったこともあり、その後、ある取材現場でばっ
たり出会ってから連絡を取りあってきました。イラクなどの取材の話を
聞くために、京都に招いたこともありますが、311後は、福島をはじめ、
被災地に飛び込んで取材している姿を何度かネットなどで拝見して
いました。

その豊田さんの取材内容を詳しく知るきっかけになったのは、8月に
飯舘村で酪農をしてこられた長谷川健一さんをお招きしたときのこと。
なんと長谷川さんから、豊田さんが、彼の家にも取材に訪れ、随分、
親しくなって写真を撮っていることを知りました。

可愛がっていた牛を手放した日のことを長谷川さんが話された時も、
「豊田さんたちなんか、みんなボロボロ涙を流しながらシャッターを
切ってたぞ」と言っていました。そのとき、取材者として現場に立ち
会った彼は何を思い、何を感じたのだろうかと思いを馳せました。

そんな彼から久しぶりの電話があり、京都に来る用事ができたと聞き
ました。それならぜひ話をみんなで聞きたいということに。「劣化ウ
ラン弾のことから話そうか?」という彼に対して、「いやもう、福島
のこと、豊田直巳のみた福島を話してよ。当事者の長谷川さんの話を
聞いて深く胸を打たれたけど、そこに訪れ、立ち会っていた側の話を
ぜひ聞かせてよ」と答えました。

実は豊田さんは、すでにこうした内容を、本にまとめています。
岩波ブックレットです。そのタイトルが『福島 原発震災のまち』です。
帯には「震災直後から現地を密着取材する著者が住民たちの生の声を
伝える渾身の記録!」と書いてある。実際、読んでみるとまさに渾身の
書きつけであることが伝わってきます。ぜひぜひ、手にとってみて
欲しい本です。

しかし直に豊田さんが何を見て何を思ったのか聞いてみたいし、質問も
してみたい。それで講演会という運びになりましたので、お近くの方、
ぜひお越しください。なお、ブックレットもぜひ手にとって欲しいので、
現場で即売します。講演会の後にサイン会もやってしまうのでお得です!!


当日は京都市のひとまち交流会館で18時半から行います。少し前に開場
します。まずはじめに僕が露払いで、内部被曝についての解説を30分
だけさせてもらいます。それから豊田さんのスライドをふんだんに交え
た講演が1時間、質疑応答30分、サイン即売会と流れます。
なおその後に近くでお酒でも飲みながらさらに話を聞くつもりです!

以下、案内を貼り付けます。

******************************

「フォトジャーナリスト豊田直巳の見た福島・原発震災のまち」

311以降、福島原発のすぐそばまで接近して取材を行うなど、被災地とそこに
いる人々の状況をカメラに収め続けてきたフォト・ジャーナリスト豊田直巳
さんをお招きして、原発震災のまちと人の様子をうかがいます。

豊田さんはこれまでイラクに赴いて劣化ウラン弾の取材も行ってきました。
被曝米兵にも取材し、放射線と人の関係を丹念に記録してきました。311の
直前にはチェルノブイリも訪問。まさに放射線被曝の問題を第一線でおい
かけてきた第一人者です。

その豊田さんをお招きして、ふんだんな写真と共に豊田さんのみた福島の
お話をうかがいます。酪農家の長谷川健一さんとの触れ合いをはじめ、
魅力的な話がいっぱいです。みなさま。ぜひお越しください。


10月4日(火)午後6時半から
ひとまち交流館第4会議室

内部被曝についての解説を守田敏也が30分ほど行ってから、豊田さんに
お話ししてもらいます。講演1時間、質疑応答30分のスケジュールです。

豊田さんは、福島現地取材内容を、『福島 原発震災のまち』という本
(岩波ブックレット)にまとめています。当日サイン即売会も行います。
みなさま、ぜひお越しください!


主催 「豊田直巳さんの話を聞く会」
問合せ先 片岡ダイスケ 090-6005-6878(予約不要)
参加料500円



コメント (2)
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