ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『ピッピ南の島へ』

2006-06-04 06:19:39 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『ピッピ南の島へ』
リンドグレーン 作
大塚勇三 訳

とうとう、読み終わりました。
最終巻では、ピッピたちは、お父さんが王様をしている南の島に旅をします。そこでの大冒険は、ワクワクの連続。ピッピは、ホラを吹いている暇もありませんでした(笑)
一巻のような、大笑いするような場面はなく、大人の私には、ちょっと拍子抜けだったけれど、隣で聞いている息子の、ワクワクしたような顔・輝く瞳を見ていれば、どれだけ、子どもの心をひきつける物語なのかが判ります。
ゲラゲラと笑える物語だから好きなのだと思っていたけれど、実は、もっと深いところで、ピッピに惹かれているんだなあと、つくづく考えてしまいました。

3巻あったピッピですが、わたし的には、つまらないと思うような物語が続くこともありました。けれど、息子は、一度も飽きることなく聞いていました。
それどころか、学校の読書の時間に「なぞなぞブック」ばかり読んでいる息子に、「物語の本も読んでごらん」と言ったら、「じゃあ、ピッピを読む」と言い出す程の御執心。(教科書の物語でさえ、字が多くて難しいと言ってるのに、読める訳ないじゃない!・・・・・・意外に読めたりして?)
ピッピの魅力は、その奇抜な言動だけじゃないのですね。きっと。