『大雪』
作: ゼリーナ・ヘンツ
絵: アロイス・カリジェ
訳: 生野 幸吉
出版社: 岩波書店
雪国の小さな村の兄弟の話。
明日は、子どものそり大会。妹のフルリーナは兄のウルスリに命じられ、隣村の糸屋の店に毛糸のふさを買いに行かされます。
糸屋のおばさんの掃除を手伝うのと引き換えに、美しい毛糸を手に入れたフルスリーナでしたが、すっかり帰りが遅くなってしまいます。帰り道、次第に雪は強くなり、やがて雪崩が・・・。
物語は、淡々と、静かに流れていきます。
まるで、深々と雪が降っているかのような文章。活字大好き人間には、たまらない美しさ、驚き!本当に素晴らしいです!
そしてなにより、絵が、また美しい。
これだけ淡々とした物語であるにもかかわらず、息子のいつもの癖(足の指をいじる)も、途中で、プッツリと途絶えてしまいました。
息子が、ぐいぐいと絵に引き込まれていくのを、隣で読みながら、ヒシヒシと感じます。なにしろ、最後には、本をのぞき込んでいましたからね~!
正直、ここまでのぞきこまれると、読み手であることが悔しい母なのでした。
私も、絵がみたい~。
ハラハラ、ドキドキ、大笑い!そんな、エーミールや海賊ポケットのような話もいいけれど、こんな素朴で静かな話も読んでいってあげたいな。
雪国の自然の美しさと厳しさに、触れられた…そんな、絵本でした。
終わり方も素朴で、素敵です。
作: ゼリーナ・ヘンツ
絵: アロイス・カリジェ
訳: 生野 幸吉
出版社: 岩波書店
雪国の小さな村の兄弟の話。
明日は、子どものそり大会。妹のフルリーナは兄のウルスリに命じられ、隣村の糸屋の店に毛糸のふさを買いに行かされます。
糸屋のおばさんの掃除を手伝うのと引き換えに、美しい毛糸を手に入れたフルスリーナでしたが、すっかり帰りが遅くなってしまいます。帰り道、次第に雪は強くなり、やがて雪崩が・・・。
物語は、淡々と、静かに流れていきます。
まるで、深々と雪が降っているかのような文章。活字大好き人間には、たまらない美しさ、驚き!本当に素晴らしいです!
そしてなにより、絵が、また美しい。
これだけ淡々とした物語であるにもかかわらず、息子のいつもの癖(足の指をいじる)も、途中で、プッツリと途絶えてしまいました。
息子が、ぐいぐいと絵に引き込まれていくのを、隣で読みながら、ヒシヒシと感じます。なにしろ、最後には、本をのぞき込んでいましたからね~!
正直、ここまでのぞきこまれると、読み手であることが悔しい母なのでした。
私も、絵がみたい~。
ハラハラ、ドキドキ、大笑い!そんな、エーミールや海賊ポケットのような話もいいけれど、こんな素朴で静かな話も読んでいってあげたいな。
雪国の自然の美しさと厳しさに、触れられた…そんな、絵本でした。
終わり方も素朴で、素敵です。