早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

13の徳・・・

2018年03月22日 03時46分39秒 | 読書





 「人は習慣で行動するので、

正しい思考とふるまいを

早いうちに習慣化させるべきだ。」



バフェットの持つ世界有数の資産は

すべて自力で築き上げたものだ。

両親からは財産は受け継いでいない。

受け継いだのはすぐれた価値観と

人としての誇り高い生き方だった。

それは財産以上に大切なものだった。

なぜなら早い時期に身につけた習慣は長い人生の中で

そう変わるものではないからだ。


バフェットは米国独立宣言起草委員で科学者でもあった

ベンジャミン・フランクリンを尊敬している。

フランクリンは、いかなる時にも正しく生活するために、

生まれながらの性癖を克服したいと考えた。

そして、あらゆる徳目を13にまとめた

節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、

正義、中庸、清潔、平静、純潔、謙虚だ。


そして一定の期間はどれか一つに集中し、

習得できたら次の特に移り、

十三の徳をすべて身に付けようとした


バフェットも幼い日に両親に教えられた

価値観や生き方を守り続けることで

大きな成功を手にしている


「ルールを読むだけでは何もならない。

ルールどおりに生きなければならない」



   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









フランクリンが習得した13の徳

もう一度、記載しみよう

節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、

正義、中庸、清潔、平静、純潔、謙虚

どれをとっても、

日本人が得意とする徳であって

神世の昔から受け継いできたものばかり

バフェットにしろフランクリンにしろ

日本人と同じ遺伝子に支えられているように思う

これら13の徳については

アメリカやヨーロッパの人々には

理解できないような得ではないだろうか

アメリカ人が最も尊ぶ「自由」

と距離をおくものばかり・・・

でもアメリカの偉人たちはこ

うした徳を学び身につけ

行動に移しているのだからすごい


我々日本人は元来備わっている徳を

ただただ行動に移せばいいだけなのだから

そのアドバンテージを活かしたいものだ

とはいえ、行動に移すということはとても難しいこと

ましてやこの13を行動に移すとなると至難の技


僕自身、まず最初の節制からしてそのハードルは高い

年金をいただくような歳になって

「今さら節制もあったものじゃない...!」

と心の中の自分がそう囁く・・・

でもこの歳だからこそ、

節制なのだと自制して暮らさなければと思うのだが

アメリカ人のバフェットやフランクリンの

優れた生活習慣を見習わなければ・・・



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




本業を危うくする横道・・・

2018年03月21日 04時17分43秒 | 読書





 「思い上がりや倦怠感で

経営者の関心が横道にそれた例は

枚挙にいとまがない。」



バフェットとビル・ゲイツは

こんな質問をされたことがある。


「今の地位を得るために、

何が一番重要な要素だったと考えていますか?」


バフェットは「集中力」と答え、

ゲイツも同じ言葉を口にしていました。

彼らに限らず、成功した起業家の多くは

本当に自分が得意な事業に集中しているものだ。

バークシャー・ハザウエイの傘下にも

さまざまな事業を営む企業があるが、

それぞれの経営者は自分の事業に集中し、

バフェットもそれには口を出さず、

もっとも得意な投資に集中している。


そんなバフェットだけに、

投資した企業の経営者が「多角化」という

横道にそれることをとても恐れる。

例えば優れた企業の代表格コカ・コーラは

かつてえびの養殖に手を出したことがあり、

ジレットも石油開発を行なっていたことがある。


素晴らしい本業を持ちながら、

合理的とは思えない行動に走り、

バカげた事業計画でお金を使い

時に本業まで危うくする。



   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









コカ・コーラがエビの養殖に

手を出したことがあるとか!

とても印象的な話・・・

コカ・コーラほどの企業なら

どんな事業にでも結果を残すと思うが

養殖だけはよくないと僕は思う

あまりにもリスクが高すぎるし

養殖は会社経営では困難なのではないだろうか


なぜかというと

法人経営で養殖に成功した例をあまり知らない

養殖で成功するのは個人経営がのぞましいと思う

個人経営というのは飼育しているエビならエビと

寝食を共にするということ

我が子のように可愛がり

ほんの少しの変化にも気がつくという

配慮がないととても安定生産できる事業ではないように思う


ましてや会社経営とか法人経営で

飼育を他人に任せるなどという方法で

毎年安定的に業績を残すのは

それはもう神業をいえよう

本業がこの養殖事業で

さらに家内経営だとか個人経営という形態でなければ

養殖は取り組んではいけない事業分野


養殖事業にマニュアルなど存在しない

毎年、毎日飼育環境は変化し、

飼育している個体も千差万別

そもそも生き物を育てるという仕事そのものが

とんでもないリスクを抱えた事業

あの天下のコカ・コーラでさえうまくいかなかったことで

証明されていると思う



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




小さなことは捨てる勇気・・・

2018年03月20日 03時51分45秒 | 読書





 「年に1度いい考えが

浮かべばよしとしている。」



バフェットは持ち込まれる投資案件について

すべてを検討するわけではない。

不要と思えば話を最後まで聞くことなしに

「ノー」を告げる。

自分の能力の輪の中に入ってなければ目もくれない。


2メートルを超える

バスケットボール選手を探している以上

どんな優れた技術を持っていても

190センチの選手には関心を払わないのだ。

そうしたやり方が可能なのは、

バフェットが日々の株価変動に一喜一憂したり、

小さな案件に手を出して

ささやかな利益を手にしたりすることに

関心がないからだ。

理由をこう話している。


「チャーリー(マンガー)と私はずっと昔に、

投資で一生のうち何百回もの

賢い決断を行うのは無理だとさとりました。

そこで私たちは、賢くなりすぎず、

ほんの何度か賢い決断をするという戦略を選んだのです。

現実に渡したいは今では

年に1度いい考えが浮かべばよしとしています」



   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









小さなことは捨てる勇気が必要...!

とバフェットはいうが

小さなことなのか大きなことなのか

その決断の時点ではわからないと思う・・・

でも、バフェットにはその決断時点で判断するという


それはとんでもなくすごいスキルであると同時に

とんでもない勇気のいることだと思う

何度も何度もトライしてダメなら切る

良いならトコトンついていく・・・

そういうやり方ならわからなくもないが

小さなことを捨てる勇気という

スキルがあるのなら手に入れたい


自分が営業マンだとして

売りたい商材を営業するのには

手当たり次第、電話して

100に1つでも売れたらバッチリ!

バフェットのやり方はとてもストレスのかかる

とんでもなく厳しい判断能力が必要だと思えてならない


2メートル以上のバスケット選手を探すことと

優れた190センチの選手を探すこと

身長よりも得点能力とか技術とか

そういう判断材料が優先されると思うのだが・・・

でもよく考えれば、バフェットは

190センチの選手よりも2メートル選手の方が

選手生命が長く、価値がより高い!

そんな価値判断をしているのかもしれない

優れた190センチプレイヤーは短命!

ということも考えられるのかもしれない・・・


いや違うかも

2メートルというルールを決めたから理屈抜きで

頑なにそのルール通りに判断しているだけなのもかしれない



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




価値のないことはトコトン・・・

2018年03月19日 04時32分59秒 | 読書





 「やる必要のない仕事は

上手にやったところで意味がない。」


バークシャー・ハザウェイには

MBA(経営学修士)取得者もいなければ、

弁護士や企画立案者、

広報や人事の担当者なども存在しない。

警備員も運転手もコンサルタントもいない。


1980年代のバフェットは、

自分と一人のアシスタントで

他社なら100人以上で運用するポートフォリオと

ほぼ同じ資金を運用していた。

交渉もシンプルだった。


バフェットは、簡単なあいさつのあと、

すぐに本題に入るよううながす。

事前に受け取った資料についてやり取りのあと、

いくつかの条件をつけて

すぐに金額を提示することさえあった。


バフェットは駆け引きをしたり、

誰かが下交渉をしたりするのを好まなかった。

自分で話し、自分で判断し、自分で結論を出す。

そして、出した結論は変えなかった。

バークシャーの強みは、

このシンプルさにあった。

こう割り切っていた。


「やる必要のない仕事は

上手にやったところで意味がない」


「やる価値のないことをうまくやっても意味がない」


価値のないことはとことんやらないのが

バフェットの流儀だった



   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









やる価値のないこと、やる必要のないこと

これらのことをトコトンやる組織とやらない組織

やらない組織がバフェット率いる組織

そしてトコトンやる組織の代表が地方を含めた政府かな...!


組織を守り、自分を守るために作る日報

この日報が時に公文書になる

さらに、職員の引き出しにはプライベーなメモや手帳が存在し

それさえもまた引き合いに出され

比較検討されることさえある

お役所だから仕方ないのかもしれないが・・・

まあ見事にやる価値のない、やる必要のない仕事に

職員は忙殺

そしてその仕事さえ決裁と称して

膨大な数のハンコが押される

もちろん決裁規程に基づいてハンコが並ぶわけだが

トップのハンコが必要な書類なら

そのハンコの数は数えきれない



 さて、先日、宅配の配送について

クロネコさんに電話で問い合わせをしようと

管轄内の事務所の電話番号を調べたのだが、

記載されておらず

問い合わせ先は北陸管内のカスタマーセンター

問い合わせは一元管理されて

必要性、優先順位に基づいて処理されるようなので

もう煩わしくなり、問い合わせはあきらめた

これは良いのか良くないのか・・・


まあクロネコさんにとっては直接的な問い合わせなどは

無駄なロスの何物でもないのだろう

さすがだなあ・・・と思った

ともかく電話対応ほど厄介でイライラするものはない

出ないのが一番...!



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。




能力の輪の外...?

2018年03月18日 05時44分09秒 | 読書





 「正しいか、間違っているかは

他人が賛成するかどうかと関係ない。

事実と根拠が正しければ正しい。」


バフェットは「能力の輪」をしっかりと決め、

輪の外の企業には、どれほど成長し、

利益を生んでいても決して手を出さない。

 能力の輪の外の典型がIT企業だ。


「来年1年、すべての時間を

テクノロジーの勉強に費やしても、

私はその分野における

100番目や1000番目、いや10000番目に

優秀なアナリストにもなれないでしょう」


と言って手を出さなかった。

この姿勢が大損を生むこともあった。

バフェットはアイオワ州グリネル大学の理事となり、

ある投資の承認を求められた。

集積回路の発明者ボブ・ノイス、

「ムーアの法則」で知られるゴードン・ムーア、

辣腕事業家アンドリュー・グローブが

これから設立するIT企業への投資だった。

その時バフェットは、大学の投資は承認したが

自分は投資しなかった。


そのIT企業とは、

後に世界1の半導体企業になるインテルだった。

これほど巨大な投資機会はなかっただろう。



   「1分間バフェット」

            桑原 晃弥 著




     









後のインテルの成功事例を目にして

バフェットはどんな気持ちになったのだろう

僕なら、ああ、大きな儲けチャンスを逃したと

後悔するのだろうな・・・

でもバフェットのことだから、

インテルにしろマイクロソフトにしろ

10年後20年後はどうなるかわからない

と何の感情もわかず平然としているに違いない

すなわち自分の能力の輪にこだわったのだろう


バフェットほどの人ならITテクノロジーについて

真剣に勉強したら

数年でトップクラスのアナリストになり

市場を牛耳ったに違いないと思うけど

彼は頑なにこだわった

それは時代の波で浮き沈みする経営には

見向きもせず手を出さない

多少の波はあっても孫末代まで潤う経営

それを裏付ける事実と根拠、

他人が賛成するかどうかなどという

流行には一切耳を貸さず

原理原則主義を貫いたのだろう


これは生き方の問題

自分の信念を貫き通して生きるもよし

今脚光を浴びる分野に自分の能力を合わせて生きるもよし

どちらも正解のように僕には思えるのだが・・・


でも僕ならどっちにしろ、

自分の器にあった範囲内で

コツコツ堅実にそして誠実に

大それたことを考えなくても

中の中、並、普通程度が一番居心地が良い・・・



       早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。