早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

幕末における「組」と「隊」

2011年05月17日 03時04分39秒 | 読書





戦士の組織のことを

幕藩体制では「組」といった。

幕府の旗本組織のひとつである

大番組などはその一例である。

文久三年京都で遊撃団体をつくり

「新選組」とした。

隊という言葉を日本語にくわえたのは

幕末の長州人でる。

戦士の組織のことをあらわすのに

ふるい日本語である

「組」という語をつかわず。

未使用の漢語のなかから

「隊」という語を探し出してきた。

  「峠」 著 司馬 遼太郎










隊には奇兵隊、力士隊、報国隊…、

長州はなんとか隊というものを数多く作った。

「組」と「隊」

言葉のニュアンスから、

隊の方が強そうな気もするし、

専門的でもあり、

統率がとれているような

気がするのは自分だけだろうか…?


きっと町人、百姓、僧侶、神職、力士などから

義勇の者を集めて、

特殊な戦士団ができ、隊と名付け

そして軍隊に発展していくのだろう。

結局は鎌倉以来の

武士階級というものが崩れたのは

この頃からではあるまいか?

   早起き鳥







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