戦士の組織のことを
幕藩体制では「組」といった。
幕府の旗本組織のひとつである
大番組などはその一例である。
文久三年京都で遊撃団体をつくり
「新選組」とした。
隊という言葉を日本語にくわえたのは
幕末の長州人でる。
戦士の組織のことをあらわすのに
ふるい日本語である
「組」という語をつかわず。
未使用の漢語のなかから
「隊」という語を探し出してきた。
「峠」 著 司馬 遼太郎
隊には奇兵隊、力士隊、報国隊…、
長州はなんとか隊というものを数多く作った。
「組」と「隊」
言葉のニュアンスから、
隊の方が強そうな気もするし、
専門的でもあり、
統率がとれているような
気がするのは自分だけだろうか…?
きっと町人、百姓、僧侶、神職、力士などから
義勇の者を集めて、
特殊な戦士団ができ、隊と名付け
そして軍隊に発展していくのだろう。
結局は鎌倉以来の
武士階級というものが崩れたのは
この頃からではあるまいか?
早起き鳥
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