江戸諸国をまぜあわせ、
足軽までふくめると
十人に一人が武士ですぜ
九人が、米や銭を出し合って
一人を養っているのだ。
十人のうち一人は何もしない。
旧弊なごたくばかり
ならべて暮らしている。
こういう遊民がこうも沢山居ちゃ、
それだけで西洋に負けますよ。
「峠」 著 司馬 遼太郎
これは福沢諭吉の言葉である。
彼にとって敵とは
薩長でも朝廷でも徳川でもなく
封建的な武士の世の中だったのだろう。
硬直化している官僚組織
とよく似ている気がする。
とは言ってはみても、
ごたくをならべて何もせずに
暮らせるほど暇では無いが
我々官僚にとって、
我々の常識は世間の非常識!
というようなところが多々あるのも事実
継之助は福沢諭吉にあってさぞや好感をもち
もっともっと彼のことを
知りたかったに違いない。
早起き鳥
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