自由と権利というものが西洋の先進文明を
成り立たせている基礎であり、
政治、法律、社会をはじめ、
人間の暮らしの上での
小さなことがらにいたるまでの
基礎思想であり、
更には人間を人間たらしめる
大本であることに
日本人のたれよりも早く
気づいたのは福沢諭吉であろう。
「峠」 著 司馬 遼太郎
幕末の世に、自由とか権利とか
そんな大それたことを
よく考えられたものである。
西洋の書物を読んで学んだのか、
西洋に行って来たのか、
日本に来ている西洋人に会ったのか
ともかくまず知ったことが
すごい事だと思うし、
自分のものにするというのがすごい、
今の世でたとえて言えばどんなことだろう。
思いつかない。
逆に、今の自由を奪われること…！
そう考えてみると
身の毛がよだつ思いがする。
早起き鳥
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