早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

腹は決まった!

2006年09月27日 03時54分03秒 | 読書


「わしの腹は決まっている」
家康はふだんよりもつややかな見せつつそう思った
(しかし弥八郎や万千代達の意見も聞いてやらねばなるまい…!)
この老人のむかしからのやり方だった
彼は信長や秀吉のように自分の天才性を自分自身が信じたことは一度もない
常に衆議のなかから最も良好と思われる結論を一つとった
自分に成案のあるときも、それを隠して衆議にはかった
結局彼自身の案を断行するにしても衆議にかけることによって
幕僚たちは頭脳を練ることができたし
それを平素練り続けることによって、
徳川家の運命を自分の運命として感ずる習性をやしなった。
 関が原 司馬 遼太郎

徳川家康くらいの偉大な人が衆議に諮るとは実にすごいことだ
でも我々、平凡で並みの人間には自分の腹が決まっていないから
なかなか衆議を仕切るだけの力が無い
まずは自分の信念に基づき自分自ら決断することができるかどうか…!
衆議に諮る前に決断できる人間になりたいものだ
それと、有能な人材を得たいものだ
自分で有能な人材を育てなければ生けないのはわかるけれど、
なかなか育てるは骨が折れる
まず自分が育たなくては…!
  がんばれ早起き鳥