早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

気が進まぬこと…!

2006年08月08日 03時58分50秒 | 読書


つばきは何事からも逃げない娘だと太助は強く感じている
あの店を借り受ける時も客の入りが思わしくなかった時もつばきは迷いなく一本道を歩いていた
その強さと思い切りのよさがつばきの身上だと、今、太助は改めて感じた
「どんなわけがあるにせよ、したくもないことをするのは負けを認めて逃げる事だ。越したくないのに裏店から出ると言うのはそれはつばきさんが負けを受け入れたことになる」
「あたし達、なんにも悪いことした訳じゃないし…、越したら越したできっといろいろ言われまする」
「そのとおりだ」
「どうせ陰口を聞かれるのなら越したりせずに、面と向き合っている方が楽だろう」
  だいこん 山本 一力

嫌な事をするのは骨が折れるものだ
どうしてそんなことをこの俺がしなくちゃならないんだ…!
心にそんな感情が湧いてくるともうどうしようもなく否定的となる
どう思ったとしてもやらなくちゃならない事はやらなくちゃいけないんだとしたら
精一杯前向きな気持ちでやるしかない…!
実は今日近所に葬式が出来、手伝いに行かなくちゃいけない
以前我が家の仏事に際し、町内の人に迷惑をかけないようにセレモニーホールで執り行うという改革をしたのだがいっこうに後に続く家がでてこない…!
旧態依然として町内の公民館で式が執り行われ、近所からも各家一人の手伝いが義務付けられて、昨夜遅く班長が回ってきた
なんともがっかりした気持ちにさせられる…!
   早起き鳥