早起き鳥 

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亡国のイージス

2005年09月07日 01時57分24秒 | 読書

亡国のイージス
下巻560ページの
三分の二ほど
読み進んだところで、
ロードショー中の映画を昨日見た。
のらりくらりと
ぬるま湯にどっぷりと浸かった
日々我々の暮らしの中、
戦争という二文字の
危機意識を改めて再認識させられた。
自衛隊は軍隊ではない。
北朝鮮工作員ヨンファ中井貴一さん
「この現実を戦争だとまだ認識できないのか…!」
「やられる前にやる!」
との言葉に戦争というものの悲哀を改めて痛感!
 さて、亡び行く国の想定を
日本であり、米国であり、北朝鮮であり…、
国を守る、国を育む…。
これまた全て人間の仕業。
祖国を想い、親兄弟を想う気持ちに
古今東西はない。
仙石伍長の真田広之さん
「どんなに無様だろうと、生きろ。生きるんだ…!」
これほど生きることにこだわったドラマは少ないのでは…!
海は素晴らしい、
船という隔絶されて社会
逃げ場の無い環境
生きていくために
我慢だけでは生きられない。
我が祖国、我が身、亡びようとそうでなかろうと、
亡国のイージス
それは戦にあらず、生き甲斐なり!
生きてて良かったと思える何か…!
この生き甲斐こそ日本民族の誇りと想う。
素晴らしい原作と映画だった。
その出会いに感謝!
 
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この後、事件がそのような帰結を迎えるのかわからない。
隆史の死の真相は、その残した「亡国の楯」と共に、誰の目にも触れずに抹消されて行くのかもしれない。それでも、今はこれでいいと思えるのは、この小さな戦争の中でどこかで律儀になれずにはいられない日本人の心のありようを見たからであるし、いざとなったら戦いをいとわず、団結して困難に立ち向かおうとする人々の生きざまを見たかったからでもあった。
 それは、ひとつの対処を誤れば過剰に反応して、半世紀前の悲劇を繰り返す結果になる両刃の力なのだろう。が、人には憎悪を乗り越えられるだけの力があるらしい、と知ることが出来た心は、その勇気と覚悟を示してゆけば、戦争という巨大な災厄であっても冷静に対処し、それを根絶やしてゆこうとする国の形……真の平和国家という、守り、残してゆくべき国の形が、いつかわ獲得できると信じている。
 (宮津二佐:寺尾聡)
   亡国のイージス 福井晴敏
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