ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

ひさびさの六本木で極上のライブを楽しむ。

2010-03-18 14:10:54 | コンサート鑑賞
今年は寒暖の差が激しく、しかも三寒四温ではなく、一寒一温ではないかと思うほど変化が激しい。
さらに花粉も飛び始めたようで、気分もノらない日が多くなってきてしまう。
そこで昨晩はパーッとそれらを吹き飛ばすべく、久々にライブを楽しむことにした。

場所はこれまで行ったことがないビルボード東京で、
アーティストはGOGOの帝王、チャック・ブラウン&ソウルサーチャーズだ。

六本木は本当に久しぶりで、大江戸線の駅を降りてというか上がってみると、
十数年前毎日のように通っていた頃とはまるで別の街になっていた。(十数年行ってなかったのかな。)
ミッドタウンは防衛庁があったところで、以前は高い建物がなかったためさほど広い敷地とは感じなかったが、
高層ビルが現れたことにより、空へ続く空間を意識させるため非常に広く大きく感じるようになった。

ビルボード東京はミッドタウンの4階にあり、ステージの後方は大きな窓になっているため景色が非常に美しい。
テーブルもブルーノートに比べるとゆったりしていて好ましい。
ただ、それほどの場所なのでビール1杯¥5,000ぐらいとられるかと思ったが、そんなに高くはなかった。

さて、美しい景色をさえぎるようにカーテンが閉まり、いよいよステージの開演だ。

チャックがもごもごと独り言のようなギターを弾き始める。
もごもごもごもご・・・。
ゴッドファーザーのテーマだ。
ベースとドラムがGOGOのリズムを刻みだした。
ドンッツッタッドンツッドンタドン、ドンッツッタッドンツッドンタドン・・・。
アメリカ国内であれば、もうここから観客総立ちになるのかもしれないが、
ビルボード東京はやや高齢の紳士淑女ばかりなのでみんな冷静だ。

数曲が経過するがリズムはもちろんずーっと変わらず。
ドンッツッタッドンツッドンタドン、ドンッツッタッドンツッドンタドン・・・。
しだいにカラダの中心にそのリズムが浸透してくる。
しわがれたチャックのボーカルも、詩を唄うのではなく、
リズムを作り出していく。

サックス、トランペット、トロンボーン、ベース、ドラムス、キーボード、タンバリン。
すべてのメンバーが一体となって極太のリズムを奏でている。
最近の、打ち込みのリズムばかりのサウンドとはまったく違う、
人間が作り出すリズムが心地良い。
ドンッツッタッドンツッドンタドン、ドンッツッタッドンツッドンタドン・・・。

やがてステージの前には、ひとりふたりと踊り出す若者が現れ、
まるで波に浮かんでいるかのようにリズムに身をゆだねている。
その後ステージからの呼びかけも始まり、こちらの高齢者達もだいぶノってきたようだ。

約90分後、完全にみんなをリズムのとりこにしてステージが終わった。

チャック・ブラウン、72歳?
恐るべし高齢者だった。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 吉祥寺が4月1日からちょっと... | トップ | 西荻グルメ探索(その3)駅前... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

コンサート鑑賞」カテゴリの最新記事