人間には2通りのタイプがある。
愛想がいい人と悪い人だ。
さらに突っ込んでみると、外では愛想が良く家では悪い人(いわゆる外面が良い人)、外でも家でも愛想が良い人、外では悪いけど家では良い人(そんな人いるかな)、外でも家でも愛想が悪い人・・・。
さて、行きつけのソウルバーでは毎月、店のホームページでその月に相応しいお薦めのレコードを紹介しているのだが、レコードというぐらいで新譜ではなく70年代や80年代の、マスター氏のコレクションから選ぶのである。
大概は店のレコード棚からすぐに見つかるらしいのだが、今月は見つからなかった。
結構有名な盤なので間違いなくあると思っていたものが、実は最初から持ってなかったらしいのである。
文章は書いてしまったし、さてどうするものか。
マスター氏は思案したあげく、中古レコード店にあるのではないかと考えた。
マスター氏が向かった先は西荻窪南口の中古レコード店“Fレコ”。
そこには私も数度行ったことがあるのだが、間口は180cm(たぶん)奥行きも3m(たぶん)ぐらいしかない、とにかく小さい店で、客が2人いるともう満員状態ですれ違うことができない。
その小さなスペースにはCDとレコード、さらにはいまだにカセットテープなどがギッシリ。
うれしいのはその内容で、いわゆるメガヒットの類いは少ないのだが、私のようなヒネたマニアが喜びそうなものが多く、しかもそれがかなりの安さなのだ。
店番はもちろん店主ひとりである。
いそいそと店に入ったマスター氏は、まず店主に聞いてみた。
“あのう、◯◯のレコードなんかありますか?”
すると店主がひとこと、“ねえんじゃねえか。”
マスター氏沈黙・・・。
そう、ここの店主は愛想がめちゃくちゃ悪いのである。
マスター氏は以前にも、無愛想の決定的瞬間を目撃したことがあるようで、ある客がクラシックのアルバムについてちょっと詳しいことを聞こうとすると、“さあ(知らねえなあ)”と一言、BGMをハードロックに変えボリュームをいっぱいに上げてしまったという・・・。
しかししかし、ところがところがなのである。
マスター氏がソウルのアルバムを探していると聞いてから、いつの間にかBGMが、ソウルのちょっと珍しいアルバムに変わっていたのである。
ううむ。
実は私が以前訪れた際にも、連れと二人で70年代ロックのマニア寄りのアルバムを、“◯◯はやっぱライブじゃないとなあ”などと言いながら探していると、いつの間にかBGMが70年代のロックになっていたことがあるのだ。
ううむううむ。
マスター氏はその後、お目当てのレコードを見つけ、値段はたったの¥400であった。
私はこういう店が大好きだ。
愛想がいい人と悪い人だ。
さらに突っ込んでみると、外では愛想が良く家では悪い人(いわゆる外面が良い人)、外でも家でも愛想が良い人、外では悪いけど家では良い人(そんな人いるかな)、外でも家でも愛想が悪い人・・・。
さて、行きつけのソウルバーでは毎月、店のホームページでその月に相応しいお薦めのレコードを紹介しているのだが、レコードというぐらいで新譜ではなく70年代や80年代の、マスター氏のコレクションから選ぶのである。
大概は店のレコード棚からすぐに見つかるらしいのだが、今月は見つからなかった。
結構有名な盤なので間違いなくあると思っていたものが、実は最初から持ってなかったらしいのである。
文章は書いてしまったし、さてどうするものか。
マスター氏は思案したあげく、中古レコード店にあるのではないかと考えた。
マスター氏が向かった先は西荻窪南口の中古レコード店“Fレコ”。
そこには私も数度行ったことがあるのだが、間口は180cm(たぶん)奥行きも3m(たぶん)ぐらいしかない、とにかく小さい店で、客が2人いるともう満員状態ですれ違うことができない。
その小さなスペースにはCDとレコード、さらにはいまだにカセットテープなどがギッシリ。
うれしいのはその内容で、いわゆるメガヒットの類いは少ないのだが、私のようなヒネたマニアが喜びそうなものが多く、しかもそれがかなりの安さなのだ。
店番はもちろん店主ひとりである。
いそいそと店に入ったマスター氏は、まず店主に聞いてみた。
“あのう、◯◯のレコードなんかありますか?”
すると店主がひとこと、“ねえんじゃねえか。”
マスター氏沈黙・・・。
そう、ここの店主は愛想がめちゃくちゃ悪いのである。
マスター氏は以前にも、無愛想の決定的瞬間を目撃したことがあるようで、ある客がクラシックのアルバムについてちょっと詳しいことを聞こうとすると、“さあ(知らねえなあ)”と一言、BGMをハードロックに変えボリュームをいっぱいに上げてしまったという・・・。
しかししかし、ところがところがなのである。
マスター氏がソウルのアルバムを探していると聞いてから、いつの間にかBGMが、ソウルのちょっと珍しいアルバムに変わっていたのである。
ううむ。
実は私が以前訪れた際にも、連れと二人で70年代ロックのマニア寄りのアルバムを、“◯◯はやっぱライブじゃないとなあ”などと言いながら探していると、いつの間にかBGMが70年代のロックになっていたことがあるのだ。
ううむううむ。
マスター氏はその後、お目当てのレコードを見つけ、値段はたったの¥400であった。
私はこういう店が大好きだ。