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ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

今月のCD(その1)「Who is This Bitch,Anyway」Marlena Shaw

2006-04-22 19:00:05 | CDレビュー
私は読書と同じぐらい音楽を聴くことが好きだ。読書と同じようにこれまでウン十年、相当な数の音楽を聴いてきた。がしかし、レビューを書いたことは一度も無く、その感想は脳味噌にため込んであるだけだ。歳を重ね脳味噌の空き容量が残り少なくなったこともあり、書評とともに音楽についてもこのスペースに書いてみようと思う。私の好きなジャンルはおもに洋楽・邦楽を問わずジャズ・ロック・ソウルと、大きな声では言えないがJ-POPも少々。あらかじめお断りしておくが最近のものはあまり聴かないのでよく分からない(最近とは90年代以降を指す・・・古すぎか・・・。)。で、記念すべき第一回は、「Who is This Bitch,Anyway」Marlena Shaw。先日、吉祥寺のライブレストランでバンドが最初に演奏した曲が、このアルバムに収録されている“Feel Like Makin' Love”(元はロバータ・フラック)だったので、いきなり、「おおっ」と感激してしまった。発売は1975年。当時私はアマチュアバンドでドラムを担当しており、レコードを購入する際の基準は、アルバムの制作者本人というよりは、バックのドラムは誰か?ということだった。私の目当てはハービー・メイソン、バーナード・パーディーなど。同僚のベーシストも同じように、チャック・レイニーなどが参加している作品を、それこそ目を皿のようにして探していたものだ。(その後ハービーにはとてもかなわないと悟り脱退)本作はそんな中で見つけたものだったのだが、マリーナの表現力とともにバックの演奏はもちろんのこと、アルバム全体が素晴らしく、今聴いても全然古さがない。“音楽的空間”の広さと“間”の余裕が、聴く者を心地よく癒してくれるのだ。マリーナが来日した際サインをいただいたレコードもあるのだが、もったいなくて聴けず、CDも購入してしまった。「無人島に持っていきたいCDを3つあげよ」などという質問があれば、まず最初に選ぶだろう。
コメント (2)
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