チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

ひさびさの仕事場

2008年09月30日 | 日々のつれづれ


前に窯を焚いてからしばし時間が経ってしまった。


             

 子どもが熱を出しここ10日のうち保育園に行ったのはなんと半日。
仕事場と家がマ隣にあるんだから、ちょっとの時間を作って仕事をすればいいんだけれど、それができない。
気持ちばっかりあせる。




昨日からようやく買っておいた土の袋を開けることができた。ふうー。



ここ10ヶ月あまり、「作っても作っても乾燥段階で皿が8割以上割れる」というオソロシー状態が続いてしまっていた。
寒さかな、造りが悪いかな、いろいろ考えて試行錯誤していた。
でも前の粘土屋で購入していた時は割れていない。
そこで今おつきあいをしている山内陶料さんに相談する。

阪神の監督に似ているがかなりの中日ファンである山内さんは
相談するとこんな土のレシピを考えてくれる。
このレシピをもとにテストピースを数種類。
テストピースといったって大皿を作ってみないとわからない。
おねがいだ、割れないでくれ~やる気も打ち消される~!
(あたまかきむしる)





窯ぐれ猫

2008年09月29日 | 愛しいねこたち

  
 
 根羽村で陶芸をしているIさんの窯出しをちょっとだけのぞいた。

窯の余熱が心地いいらしく、Iさんところの猫は窯場をうろうろ。
              

瑞浪のSさんの穴窯には犬が登って寝てたっけ。
もちろんあぶりの間だけ。





うちのチーは薪は薪でも薪ストーブの脇におる。
洗濯物も乾かないし肌寒いから火をくべることに、
とすぐにやってきた。
チーはあったかいのが大好き。
しかし今から当たっててこの先だいじょうぶかな。
今朝の気温13℃。

包丁再生

2008年09月26日 | 家の中でつくるコマゴマ

 数年前になるけれど借家住まいをしながら家を建てていた間、
食器や調理器具などを一部段ボールにしまっておいた。
これをほどいてみると、湿気のせいで包丁の柄がぼろぼろになっていた。

←木で出来た柄は腐り、金属部分もさびてよれよれ。
          刃の部分だけはだいじょうぶだったけど。

この包丁は母からもらって長いこと使っていた。切れ味がステンレスとは比較にならない。
つれあいに研いでもらって、その直後の調理中指を切って9針も縫ったこともある。わたしの血を吸ってるわけです。

その包丁がぼろぼろになってしまった!すごいショック。
その後捨てるに捨てられず奥にしまいこんでいたけど
先日つれあいに強引に柄をつけてもらった。
 
 なるべく水に強い木で。
             でも刃の元の部分がぼろぼろなので
             木で刃を支え込むカンジで。

 その柄をわたしが剣先で削ってまるっこく削る。
             ちょっと刃と柄が合わないけど
             使いやすいよう自分の手に合わせて。


これでまた長いこと使える。
刃物は古い方がいいねえ。

虫わきカビはえる

2008年09月24日 | 日々のつれづれ
 秋、涼しくなってようやく食べ物が傷まなくなったーと思いきや
ふと玄米の入った米びつを見ると、そこにはわらわらと黒いゴマみたいなものが
ひしめいていた。
おお~コクゾウムシ。
あわてて玄米を引っぱりだしビニールシートの上に米を広げ
天日にさらす。
つぎつぎと倒れていくコクゾウムシ。よしよし。お米、まだ食べれる。

ふと気になって米びつ横に置いてある強力粉入れ(下の写真の緑の箱)も開けてみると、全粒粉に一匹だけ虫が。
よく見てみるとビニール袋に小さな穴があいている。
米から移ってきたみたい。でも被害はまだ小さい。
虫をはじき、こちらの箱もお湯で洗って天日に干す。
箱の周辺もぞうきんがけして、掃除機でしゅーと吸う。



ほっと一息して冷凍庫を開けてみるとなぜか一個のタッパーが横になってて
そこから汁がこぼれつららになって凍っている。
そうじは終わらず引き続き冷凍庫のそうじに移った。

冷蔵庫もついでに見てみる。
瓶から汁が流れ、時間が経っててねとねとになってる。
ついでだからこれも拭く。
まあふだんからそうじしてないからこうなるんだけど、
いっぺんにやって来たね。

流し下に並んでる調味料瓶をみると気がつくとカビがうっすらついてる。
なぜ?夏の盛りにはこんなことになってなかったのにー。
と、ここもふきふき。あそこもふきふき。
ふきふきふきふき、腕はたるいけど気分もすっきりしてくる。


←取っ手ははずしてある状態。

このかごはつれあいの実家、御殿場でむかしからやってる籠屋さんで
5000円近くもした。
しっかりした作りで長いこと使うつもりで買った。
しかーし!先日見たら虫がわいてる。
かごの底に白い粉がたまる。これは虫がかじ喰った跡だ。
こういう竹製品は竹を採集して乾燥する時期を気をつければ
虫はわかないのではなかったか?
ちょっと作った人にむかっときた。

でも返品も出来ないし。
そこで窯を焚いたあと、窯内の温度が150℃くらいにまで下がったときビニールの取っ手をはずしてこのかごを入れてやった。
4時間くらい。
竹からしみしみとなにか液が出てて、虫も全滅。色が濃くなってる。
この処理すると今後も虫はわかない。
最初からこうやって出荷してほしい、むりかな。

秋の芽

2008年09月22日 | 農作業農作物
 

先月から耕し始めた休耕田がこうなりました。
大きく見えるけれどそんなことはありません。


←こちらは前からある畑の方。

先週蒔いた種が名古屋の実家に行ってるあいだに芽が出てた。
芽が出て伸びてく植物を見るとほーっとする。
しかし卒塔婆のようなガーデンプレート・・・(つれあい作)。


 
早くもチョウチョが集う。アブラナ科はすぐ狙われる。
ブロッコリーの苗にバッタ。葉っぱ食べるんだろう。やめてくれー。



 

実家近くのスーパーマーケットHello do Internationalが閉店するらしく
ワインセラーではワイン1割引していて(もうちょっと安くしてほしい)ワインの木箱も「ご自由に」とあったので3つもらってくる。
これはガーデニングの方で使いたいし、陶器入れるのにも使いたい。
ウレシイ。



このスーパーはわたしが中学校の頃できた。
輸入食材や見たことないような果物にワクワクし、缶詰やドリンクの瓶などを少しずつ集めて勉強机の前に並べたっけなあ。
スーパーの建築物自体もコンクリート打ちっぱなし。
その風貌も好きだった。ちょっとさみしいな、なくなると。






久々に建築廃材収集

2008年09月18日 | 廃材利用
 うちの収穫物・・・ウソです。
                      もらいました。


 久しぶりに建築廃材をもらいに行く。
山と積んである解体材の中からできるだけキレイな栗材などを選ぶ。


 それを畑の土留めにつかう。
 うちは傾斜地だからこういうのが必要。

 これがうちのバイブル。
 いちいちわからないことだらけだから調べないと。

 きれいなトマトでしょう。
奈良で有機無農薬栽培の農家をしてるゲンゴロウさんを訪ねたときに
もらいました。
小さい茶色いキズはカメムシが食べた跡で出荷はできないらしい。
でもトマト自体はうまみがつよい。

ゲンゴロウさんは久しぶりに会ったら痩せて色黒になっていた
(この人は夏はこうなるんだけど)。
こういう農業を営んで行くのってものすごく大変なんだろうな。
一年間休む間もなく日々忙しい。
生きていくって忙しくて大変だ。

午前中のちょびっとだけ耕しただけでへろへろになってしまうわたしは
この先立っていけるのだろうか。
             


オーブンオーブン

2008年09月16日 | 今日のメニュー


ぶどう丸パン、カボチャとプルーンのパウンドケーキ、バナナシフォン

焼きも焼いたり、今日は午前中小麦粉、強力粉、タマゴなどが入り乱れる。
友人からもらったタマゴがふんだんにあるからこんなこともできる。
ありがたい。

それでいつもお野菜などくれるご近所さんにできたケーキをもっていく。
みなさんにイロイロもらって生きている我が家なのでありました。


 白いガスオーブンではパンを、上の電気オーブンレンジで
         ケーキ類を焼く。
         
ガスオーブンは常滑に住んでるときに粗大ゴミで拾ったもの。
大きくて火力が強い。強いのはいいけど火の調整がまったくできない。
最近はたまに火が消えてるときがあってヒヤッとする。
でもピザなんてこの火力で一気に焼き上げるとオイシイし
まだまだ現役。がんばってもらいたい。



奈良へゆく

2008年09月15日 | どこかへでかける
 秋篠の森 (蚊だらけ…)

奈良に行きました。

奈良の榛原には以前瀬戸に住んでいた陶芸家の家族が住んでいて
桜井には知多半島で有機農業を営んでいた友人が最近移り住んだ。
この二家族が住むあたりは、お椀を逆さにしたような山がぽこぽこ続いていて日本むかし話に出てくる景色そのもの。陽が落ちるのも早い。
鹿、サル、イノシシなどもたくさん住んでて、今でも民話ができそう。


榛原にすむ一家に東大寺周辺を案内してもらう。
ここのご夫婦は関東出身だけど、イロイロ考えて奈良に住むことになった。
案内してもらっていて、奈良を愛してるんだなって感じた。
自分が居を構えるとき、その地を愛せるという事はとてもしあわせなことだとおもう。
わたしたちはどうかな。フフフ。


 東大寺の鹿 観光客が多すぎて鹿せんべいをもらいすぎ辟易しとる。
南大門に感動し大仏さまに鳥肌をたてた。
わたし初めての東大寺、「国銅」という大仏建立小説を前に読んでて、その苦労を想像し鳥肌が立つ。
2度も火災にあってそのつど作り直してるんだー。
つれあいは「顔があたらしっぽい」とか言ってる。ほんとかな。





「くるみの木」もちょこっと行く。
観光客だらけですれ違いも出来ない。
別棟ギャラリーでは小野哲平さん早川ユミさんの展示会。
こじゃれた雰囲気にちょっと引きつつみんなが順ぐりにトイレを借りまくって立ち去る。
あ、でもユミさんの服、素敵でしたよ。


秋は繊維をたべます

2008年09月10日 | 今日のメニュー
 

 うつくしい秋の収穫。
といってもうちで採れたわけではなく(すくねかぼちゃだけ採れた)ほとんどいただきもの。

夏のおわりはちょっとだけ野菜が途絶えるな、と思ったらつぎつぎと
かぼちゃ、アマナガトウガラシがやってきた。

友人たちが訪ねてくれた昨日のお昼は、
アマナガトウガラシをニンニクとベーコンと炒めてアーリオオーリオ風パスタ。カボチャのサラダも。
たくさんあるからたくさん野菜投入できるのがウレシイ。
(写真撮っておけばよかった~)
友人たちには結構好評で、ピーマンアレルギーの夫だけは食べれずに見るだけ。おいしいんだけどなあ。
(ちゃんとそれ用にミートソースも用意しました)


最近のお昼ごはんは----

 ひじきのまぜごはん

ひじきの煮物を炊いた次の日、これをごはんに混ぜて
やや甘めの炒り卵と紅ショウガ(毒々しく写ってますが)を少々。
これとなすのみそ汁があればわたしは大満足。
 
 チャーハンも昼の定番

夏の間はモロッコインゲン、トマト、紫タマネギなんぞをいれる。
食欲がわかなくてもチャーハンはたべる。冷えてもおいしいし。


うちは夫婦でお昼ごはんするので、「納豆ごはんだけ」ということも
したいんだけど、なかなかできない。(たまにあるけど)
夏のソーメンは薬味をたくさん入れたりしてごまかして済むけど
それももうおわりの時期。
今朝は冷えこんだ。





調子がわるいとき---ちま編

2008年09月08日 | 今日のメニュー
 夏はいつも途中まですこぶる調子よくて、7月末から8月あたりになると
肉体的にも精神的にもごろごろごろーと調子が下り坂になることがわたしは多い。
ある夏は喘息がひどく貼り薬とスプレー薬を持って歩いていた。
今年は、目の上にアトピーのような赤い腫れ物。
毎朝ぼーんと腫れて夜はかゆみがおそう。
ビワの葉エキスや温灸、ホメオパシー、自然療法などなどいつもやってることをひととおりやってみたものの、なぜか悪化する一方。
こういうときは気持ちも沼地。

伊丹十三30代前半のエッセイの中で、
虫歯になり下痢になり熱も出て、ああもう私はどうなるんだと
ふと鏡を見ると頬がこけ影のあるいい男がそこにはいた・・・とかいう
一節があったけれどオンナはそういうわけにはいかない。
ふと鏡を見ると髪は寝グセでびょんびょん、目は腫れて重いし
目尻はいろんなもの塗り過ぎてシワが寄り、疲れたホウレイじわ、
首肩は神経痛で台所仕事もつらい。
シャキーンってならない。



そういえば前にどっかで「お酢を水で薄めただけなんだけど子どものアトピーも自分の眼球の腫れもなぜか治ってしまった」って見たような・・・
マユツバだとは思いつつワラすがでやってみる。
一週間目の今日、まぶたの赤みは引きかゆみも和らいでいる。
ん~ん、まあ治ればいいかあー。

夏のおわりは腎臓に来る。
みなさんもご自愛ください。