お直しズボン、2本目。
一枚の絵みたいになってる。
わたしばを一緒にやっているHさんのズボン。
お直しで預かったのはこれで何度めかな。
久しぶりに手にすると「おかえり」というかんじ。
いっぱい働いて、帰ってくるたびに、ズボンは生きた肌になってくる。
ズボン内側
おしり部分の補強
次のズボンにつづく。
猛暑は終わったけれど、大雨が降ることが多い今年の秋。
晴れ間が少なくて、ご近所さんは稲刈りができなくて困っているようす。
うちでは少しでもお天道さまが顔を出したら、わーっとテラスにものを広げる。
もらった栗と稲わら。
栗は一日みずに漬けたあと天日に干すと甘みが増す。
稲はお知り合いから「この束だけ生育が遅くて、後から手で収穫したんだけど、あげる」
と3、4束頂いたので、取り急ぎ干してみて、瓶の中で籾を落とそうかな。新米だー。
柿渋に染めたものも、随時干している。
裏山に生えてる小さい渋柿の木から、なったばかりの青い柿をもいで
水を少し加え、粗く刻んでフードプロセッサーにかける。
息子はこの汁でお絵かき。
わたしはゴシゴシ布を揉んで汁を染みこます。
最初はうっすら。
ゆっくりと薄ピンクから茶色に変色してくる。
何日も紫外線を浴びてのんびりのんびり色をつけていく。
まわりの土の上にあるものをもらってきて
自分の手でなにかにつくっていくことのゆたかさ。
あー土って宝の山だ。
ものすごい夏だった。
朝、草刈りをするために早めに外に出てはみたものの
暑さに気持ちが悪くなって家に逃げこむ。
そんな感じだったんで、もう畑はクサボーボー。
ひざまで伸びた雑草の中で、ゴーヤだけがしっかりとツルを伸ばし
今食べきれないくらいの収穫。毎日のゴーヤ飯に子どもは苦い顔。
さて田んぼ。
初夏に虫に襲われ収穫が危ぶまれたものの、なんとか育ってきてくれた。
稲は強いなあ。
しかしよく見ると。
背だけが高くて実りが遅い苗が混じってる。
もっとよく見ると
赤いのやら黒いのやらも。
どうやらもらった苗がいろいろ入ってたみたいで
育ってきてわかった。
先月父ちゃんが「稲の生育が悪いだけじゃなくて、まったく実のついてない
背丈だけどんどん伸びるやつが混じってて、どういうことだろー?」
と言っていたのは、虫でも病気でもなく
生育の遅い品種のイセヒカリだったのだった。
イセヒカリ:コシヒカリなどよりもくきが長く、藁を使うしめ縄やわらじに使われる。 おいしいんだけど浸水時間に工夫が必要。
とりあえず虫に食われた稲もすごい成長よし、というわけじゃないけれど育ってきてるし
今年は病気もなし。
あとは稲刈りの際に種類ごとに分けてハザがけすればいい。
まだ先のことだけど。