チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

種まきから発芽

2007年05月28日 | ちっちゃくガーデニング
 朝顔 バジル
ひまわり いんげん

 昨年たくさんもらって冷蔵庫で眠らしておいた種たちを
蒔いて3週間。ようやくこのあたりでも日中25度を越す陽気が
つづき、いきなりにょきにょきしてきた。

ほかにも豆が何種類かとローズマリー、ラベンダーも
芽が出ている。ローズマリー、ラベンダーはムツカシイと
思っていたし発芽までえらい時間がかかったから、
発芽した時のヨロコビはヒトシオ。
毎日何度も眺めては「よしよし」。

今年のはじめは頭を悩ませることがいろいろあって
春が来たときどよ~んとよどみの中にいた。
山がいろいろな花をつけたり新緑の白い葉をみせても
気が晴れるどころか反って滅入ってしまった。
春に精神的に落ち込みやすいのがよくわかった。
いろいろ策を講じて5月、ふーっとそれが抜け始め
その一端を担ってくれたのがこの発芽たちだったような気がする。

生命の誕生っていうとオオゲサだけど、でもそのとおりで
それを目の前に見せられるとチカラをもらえるみたい。

小学一年生のとき、入学して最初の理科の時間
もらった植木鉢にアサガオとひまわりを植えた。
そのとおりに二葉が出て来て、とてもなつかしい。




昭和歌謡命

2007年05月24日 | 読む見る聴く&思う
     アキ・カウリスマキ監督
                   「過去のない男」

 映画館にはなかなか行けずBSに頼るのだけれど
それは最近ちょっとレパートリーがいいからだ。
トリュフォーも連続してやってるし。
この「過去のない男」も先週やってた。

カウリスマキは好きだ。
淡々と切り取りを並べるように話がつづく。
単純なように見える中になんだかほおずりしたくなるようなものが
ある。

「過去のない男」---誰かに殴られたかして記憶がなくなった男が
気がついたらいたその土地に住み、その土地の人と話し関わる。
あらずじを話すとものすごく単純なのでやめとくけど
男が電車(汽車か)に乗り食堂車で夕食をとるくだりで
寿司と日本酒が出るのだ。(マイ箸出して食べるし)
バックには昭和歌謡(ムード歌謡)がわびしく流れる。
思わず音量を上げ、じっくり。

エンディングをスロ-にして先程のムード歌謡は誰だろう?
とチェックしていたら「Motto Wasabi   Onose Masao」と出た。
ずっこけた。(死語)
さらにチェックしていると「Hawaii  No Yoru    CrazyKenBand」。

この映画の公式HPを見てみたらなんとカウリスマキは
フィンランドで一番のクレイジーケンバンドのファンらしいのだ。
そうか、そうか、と夜一人でなんだか温かいものが
心に満たされてゆくのを感じた。


さてCKBも好きは好きなんだけれど、もともとの昭和歌謡は
どういう訳かすらすら唄えてしまうのだ。
ラジオから聴こえて来ると胸が弾む。たまには涙も。
もしかしたら戦前の生まれと友人がいうのも
本当なのかもしれない。


急傾斜に庭

2007年05月20日 | ちっちゃくガーデニング
      
 2007年5月現在の状態。(玄関むかって左側)
ここは今まで山土の急傾斜で、なーんにもかまっていなかった。
(他に家の中でやらねばならないことが山積していて
それどころではなかった。)
ここで土留めを少しずつ施し、土に生ゴミを混ぜて堆肥にしつつ
気に入った木や草を植えていく。
石垣になっているところは夫が少しずついろんな所から
石を拾って来て積んでいったものだ。
(郵便配達人シュヴァルツのよう)
これからゆっくりとここを好きな植物でうめていくのだ。
(あーたのしい)
        
 木を植えるなら、近所に自生してるものを選べば
環境が適しているということで失敗は少ない。
そこで昨年、ヤマボウシを植えた。
川の近くの傾斜に生えていて、みどりの葉っぱの上に
ちょこんと乗せたような白い花がたくさん咲く。
今年は咲いてくれるだろうか。
ちなみに手前のむらさきのボンボンはチャイブ。
ネギ代わりに使えるし、どんどん増えてくれて花もカワイイ。
(こんな寒い土地なのに耐えてくれるし)

        
 ホームセンターで売ってたワイルドフラワーミックスの種。
いろいろ入ってて順番に花を咲かせる。
みんな強靭なやつばかりで、劣悪な環境下でも
ちゃーんと芽を出す。
しかし耕していない山の土の上にはどうしてだか芽を出さなかった。
なぜだろう。

山の土に植えると他の植物も枯れてしまうことがよくある。
菌でも住んでるのかな。竹がいけないのかな。
だから山に植える時は大きい穴を掘って
そこに他から土を入れてやってそこに植える。

パーゴラの理由

2007年05月20日 | ちっちゃくガーデニング
 
パーゴラを建て始めている。

この時期、うちの母屋の後ろにたくさん生えている山の木たちから
小さいイモムシが糸を垂らしながら降りてくる。
たくさんたくさん。
テラスで洗濯物を干しておくと後がたいへん。
そこで家の正面側にパーゴラを作ってそこに干そう、と
いうことになった。

←パーゴラ内側
パーゴラは洗濯物のためだけに建てるのではないよ。
ネコだって遊ぶ。
パーゴラにはすだれを屋根代わりに乗っけるから
息子もそこで遊べるし。
そしてわたしは植木を並べるつもりだし。

そして夫はまた建築廃材などを使ってこつこつと
建てるのであった。




DM写真撮影

2007年05月17日 | 作品
      
 昨日は友人夫妻が久しぶりに遊びに来てくれて、おいしいものたんまり持って来てくれたので豪奢なランチになった。
おいしいチーズやスパークリングワイン、天気もよかったし
いうことなし、であった。

さて夫妻の妻の方とは今度6月末に三重県亀山のギャラリーで
一緒に展示会をする。そのDM撮影が本来の目的でもあって
酔う前にちゃちゃちゃと撮影会を済まさねば、
ということで素早く撮影。

わたしの方は最近始めた「盆栽まがい」。
なんでも植物を入れてしまおうと、クローバーやら
スズメノカタビラやら名前もわからないコケだとか
つっこんでいる。
しかしこれではいかん。
本など買って来てちょっとは盆栽などを考える日々である。

                   

またDMが完成したらお知らせを載せます。よろしくー。



安曇野 ちひろ美術館

2007年05月09日 | どこかへでかける
        

 鳥肌が総立ちしてそのあとかあーっと血が巡るような経験を
させてくれたものの中にノルシュテインの映像がある。
湿り気をおびた空気を、映像の中のはりねずみと一緒に
吸っているようなかんじがする。

このノルシュテインの絵本展が東京に次いで、長野県安曇野市の
ちひろ美術館でやっていた。8日までである。
このGWどこも行かずにいたので、あまのじゃくなわたしたち一家は
最終日8日に下道をのんびりと走って行くことにした。

「映像になっていたものを絵本にする」というと
映像を切り取って静止画像にすればよいではないか、
と思っていた。さにあらず。
ノルシュテインいわく「映像では音、はりねずみのうごきなどで
この暗い森のこわさを伝えているが、絵本では一枚の絵に
それを込めなくてはならない。」
たくさんのたくさんの時間を思い切り費やして
仕上げていくこの人の仕事はほんとうにすばらしい。
この人がこの世にいてくれてありがとうー!なのである。
絵本の原画は本で見るよりも数倍美しく
それは何が違うといえば色。発色が違う。
多治見にある絵本屋さんのご主人が言っていたが
最近の絵本の紙やインクだと昔みたいないい色合いがでないそうで。


       
 ちひろ美術館は高い山を遠くに望む平地にある。
絵本の部屋やカフェにこどもが座るとちょうどよい大きさの
椅子がたくさん置いてある。
それが使われてきて色合いが変化して来て、よくなっていた。

カフェではノルシュテインにちなんで「ボルシチセット」が
あったけど売り切れ。おやきセットを頼んだら
熱いそば茶にナスの麹味噌のおやきと切り干し大根のおやきが
きた。とってもおいしい。

休みのときには労働する側

2007年05月02日 | 日々のつれづれ
真夏なみの暑さだった4/30 
干してある布団のかげでくつろぐタマ。

 
 GWなぞ関係なく毎日と同じように仕事、生活してる人が
私のまわりのほとんど。陶器市や展示会などでかえって忙しい。
うちも仕事をもそもそ、わたしは窯たいたり
一宮の杜の宮市に出店したり、つれも仕事場で機械の音を
立てている。

「人の休むときに動く(稼ぐ)側」vs「消費する側」

わたしはあきらかに前者で、周囲もこのような人種が多い。
何年か前に大みそかから元旦にかけて京都の平安神宮で
テキ屋仕事を手伝ったことがある。
ハレの場の裏側を初めて見た。
それからなぜだか、世間が休みになって人が大勢レジャーなどに
くりだす時期に同じように遊びにでることができなくなった…
気がする。血液型がRH+からRH-になったように。



 昨夜焼いたデカプリン(600cc)
              熱々がおいしかった。