チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

昔のシーツはいい感じ

2017年07月30日 | 廃材利用

 

 長いこと夏は福島の子どもとお母さんに加子母の保養合宿に来てもらってて

その準備と片付けで忙しかったけど、今年からはもうない。

保養も終わって使わなくなったシーツ類はスタッフみんなで持ち帰ったんだけれど

うちにいただいたもので古い昭和な掛け布団シーツが一枚。

 

   

 

昔のシーツって布団の真ん中が楕円に空いていて、ここから布団を出し入れするんだよね。

ちょっとボサって入るけれど、かわいいチロリアンテープがパイピングに使われてる。

最初はこれを切り刻んで、掃除に使うウェスにしようと思ったんだけど、ちょっとためらう。

かわいいだけでなくこのシーツ、肌触りがなんともいえずいいのだ。

 

きっとひと昔前の布は、機械化もそんなに進んでおらず

今ほど短い時間で大量の布を生産することはできなかったんだと思う。

だからゆっくりと作られ、生地の質もよく。

今ほど安くもなく、今ほど使い捨てることもなく。

 

    

 

それでこのシーツを使って、家で履くステテコパンツを作ることにしました。

チロリアンテープも切り取って(相当ホサホサになってて、

リッパーで解くとリボンも解けてきそうだったからハサミでカット)裾に。

生地自体はかなり古いから、もしかしたらすぐに破けてくるかもしれないけどね。

 

さあシーツの次はパジャマの人生です。

しばらくよろしくー!

 

 

 

 

 

 

 

 


草取りは田植えの3倍しんどい

2017年07月10日 | 農作業農作物

 

 今年の梅雨はカラ梅雨だ、このあたりでは。

その「カラ」のとき、うちの田んぼは水がなくなって干上がる寸前だった。

あとはダダーッと降ったので、今はとりあえず稲は育っている。

 

   

 ・・・・がしかし。

   

よく見ると、稲と稲の間には深くて暗い河がある、のではなく

名前も知らぬ草たちがシゲシゲしている。


 

本来ならば除草は草がまだ小さくて取りやすい時期にやるものである。

しかしその頃、こちらでは雨が降らず田んぼの地が固まっており、除草ができなかったのだ。

そして育ってしまった雑草を取るのは、ひじょうに難儀であった。

 

 

草はぐっとチカラを入れないと抜けない。

 

まわりの小さい草も取って、水中の根っこも掻き取る。

 

少しだけならなんともない作業なんだけれど、これを何百回とやってごらん。

手には握力がもう残らない、そして田植えの3倍の時間はかがんでいないといけないから腰がくだける。

田植えのような達成感もない。

つらい。

 

ということで、父ちゃんは「もう一枚だけでいい。あとの二枚はもうやらない」と言った。

でもいいのだろうか。

女ひとりで田んぼをずっとやってきた友だちにこの状態を見てもらったら

「う〜ん、表向き大丈夫に見えてても、雑草の根っこが稲の成長を邪魔して何か起こるかも」

それって病気とか・・・?!

やっぱり取らなきゃダメなんだろうな。

いつ、いつやろうか。うーん。

 

 

この日は朝早くから家族総出で草取りし(6歳児は遊んでてもらう)

それからオトナは草刈機で畔刈り。

今年は畔にネジバナがたくさん咲いている。

これを避けて草刈り。一服の清涼剤。