チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

禁断の編み物の沼地へ

2019年02月19日 | ちくちく縫い縫い

 

 何度も何度も「編み物できるようになりたい」と言い続け、

簡単に編み物できるキットを買ったり

知人に少しずつ教わったりしてきたけど

ちょっと今回は山を一つ越えた気がする。

 

        

それは「靴下」を棒針で編むことができたから。

 

 

よく見ると左右柄が違う、カタチも大きさも違う、ひきつれている・・・

反省点は数々あれど完成して履くことができるという、それだけで満足。

        

この冬は室内ばきも一足できたし(とうてい写真upできない仕上がり)

ネックウォーマーもできた。

何度も何度もほどいて、苦手な「目を数える」ことをくりかえし。

 

前から気がついていたんだけれど

わたしは「数を数える」ことがとても苦手です。

パッと見てみかんが5個、とかわからない。

ひとつひとつ見ても途中で分からなくなって、何度も数え直す。

そんなわたしが編み物をやるというのは、とても時間を要するものでした。

 

 

ウールの匂いが好きなのか、猫が靴下にスリスリする。

スリスリするだけでなく、噛み噛みして足で蹴りつける。

その辺に脱ぎすてることはできない。大事にせねば。

 

 

 

 


インフルエンザ快癒録〜’19

2019年02月13日 | 廃材利用

 

 この冬のインフルエンザはパンデミックといっていいほどの流行ぶり。

うちのまわりでもかかっていない子は少ないくらい。

 

毎年とはいわないまでもほぼ一年おきに高熱を出すわたしも、もちろん感染した。

小2息子からうつされたようだ。

先週土曜日から発症し、タイミング合わなくて病院にも行けず、

期せずして自力でインフル完治するまでの忘備録を記しておく。

 

 

1月31日(木)息子泣きながら下校。帰宅して体温測ると39度超え。

2月1日(金)息子40度。病院へ行くとインフルエンザA型確定。

       看病するわたし、発熱はまだないが頭痛。

       足湯して汗かくも頭痛治らず、おかしい。

       息子にはテルミー温灸をして発汗を促す。

2月2日(土)わたし、午前中40度近く発熱。カラダが重いだけでなく咳がひどい。

      起き上がると咳き込んで吐くので起きられない。

      病院は午前中診察だけで、気がつくと逃している。

      夫に「病院どうするの?閉まるよ」と声をかけられているのだが

      反応できない。

      トイレにも行きたいとすら思わない。やばい。

 

    

あまりに高熱、咳、吐き気で唸っていると、クロが心配して布団の上に乗ってきた。

どうしたの?どうしたの?と顔をのぞいてないてくれるけど

胸の上に乗っかるから重くて重くて。しかしかわいい。この日は一日ベッドに寄り添ってくれた。

 

 

2月3日(日)息子早くも復活。ほぼ平熱で食欲も出ている。若いってすごい。

       わたし39度台でトイレに行けるようになる。食欲ゼロ。

2月4日(月)息子ほぼ平熱。しかし咳がひどい。

       わたし38度台、ゆっくりと熱が下がり、水分も意欲的に採れるように。

2月5日(火)わたし37~38度台。

      固形物を食べれるようになった。

      ここでアタマも復活し、熱い味噌汁を飲んで汗をかいて

      病原菌追い出しにかかる。

      息子とふたりでコタツにささりヤッターマンなどの昭和アニメや

      亡くなった市原悦子さんのまんが日本昔ばなしを堪能。

2月6日(水)息子ぶり返し熱39度。でも元気。

2月7日(木)息子平熱。わたしも平熱。咳だけのこる。

2月8日(金)体力、体重ともにガクーンと落ちたけれどほぼ全快。

       あまりに急激に痩せたのでめまいがする。

       家事は休み休みやって、できるだけ動かない。

       息子は折り紙をやりたいと言えるように。

       学校もお休みしてヒマだーと叫ぶくらいに復活。

 

今回タマネギの皮をむくようゆっくりと、カラダがインフルのウイルスと戦って

カラダが復活して行く過程を味わった。

小さい子どもや年配の方、持病のある方はインフルエンザは恐ろしいけれど

もし体力があるなら薬なしで「ちょっとひどい風邪」をやり過ごすことも

ありだと思う。

薬を飲むと体力の消耗は確かに抑えられて早く治るようだけれど、

実質1〜2日余分に時間がかかるくらい、らしい。

しかしお勤めがあってそれが許されない環境にいるひとがほとんどなんだろうな。

今回夜の仕事をお休みさせてもらって、一週間寝たきりになれたことは僥倖であった。

 

 

そういえば何年か前にやったインフルエンザでは、微熱になった時点で

薪を運び、猫を病院に連れて行き、汚れた家を掃除して動き回ってしまった。

その結果肺炎で入院する一歩手前までこじらせたんだっけ。

その轍を踏まないようダラダラと横になって本を読む。

こういう日々があってもいいな。苦しいけどいい時間でもありました。