「おおきいおきゃくさま」って書くと、絵本のタイトルみたい。
もうじき雨が降るかなというちょっとうす暗い午後、
玄関外の木の階段を上がってくるカタカタという音が聞こえる。
「おとなりのおばさんがお野菜を持ってきてくださったかな」と思ったけど
声がしない。
カタカタ・・・まだ音がしてる。
窓から階段をのぞくと
カモシカが来てました。
玄関に入るつもりだったのかな。
実はこれが初めてではなくて、数年前にも同じことがあった。
もしかしたらわたしたちが留守中、何度か訪ねてきているかもしれない。
すごすごと帰ってゆきました。
今日来たのはまだ若者、子どもではなく若者、のような感じ。
どこで寝るんだろう。ひとりで寝るのかな。