チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

チビクロバネキノコバエのぎゃくしゅう~の巻

2013年08月28日 | 田舎暮らし

 

 夏休みなってから、朝ちいさいちいさい羽虫、味付け海苔の小袋の中の

海苔のかすのようにちいさい羽虫、が飛んで服のなかに入ってきてキモチ悪かった。

それがここ10日ばかり異常発生。窓が薄暗くなるほど集まり

床も足の踏み場がないほど、お風呂の残り湯も虫が浮いてないところがないぐらい。

 

しらべてみると「チビクロバネキノコバエ」とやらで

どうやら全国的にポツポツ異常発生しており、学校給食が中止になったところもあるそうな。

 

このチビクロは朝6時半からうちの中を飛び始め、活動は10時まで。

気がついたらみそ汁の椀に浮いてるし

わたしのカラダに20匹以上くっついてたこともある。

しかしガマンしてればいつかはみな退散してくれるか死んでしまうので

しょうがなく放置している。だって蚊取り線香も効かないし窓閉めてても入るし。

 

       

 この家に越していろんな虫が入って来る。

この夏はおおきいムカデにも刺された。

でもそれが生活だし、もともと彼らの生活場所の上にわたしたちが家を建ててしまったから

すべてを排除なんてできないし、しようとも思わない。

 

都市的な生活では、こういうものはニンゲンのチカラですべて排除しようとする。

虫も草も動物も、風も陽の光も。

ニンゲンだけの完全快適にしちゃう。

「高断熱高気密の家」とか「オール電化」ってことばに表れてる気がする。

 

わたしの仕事場はスキマだらけで、おそろしいスズメバチも入って来るし

葛もつたを伸ばしてくる。

それくらいでいいなあと思う。困ることもあるけど。

 

夏休みは子どもと「風の谷のナウシカ」を久しぶりに観た。

震災後にこの映画を観たのは初めてになる。

こんなことを言っていたんだ、こんなことを。

ぐっときて涙が浮かぶのをなんどかこらえた。

 

  「だれがこの水をきれいにしてくれてるの?」

 

ちなみに小5の息子にはちいと理解しきれなかったようで。

でもまた何年後かにみるといいね。わたしもそうでした。

 

 


誕生の日に思うこと。

2013年08月20日 | 日々のつれづれ

 

        

 2歳だったむすこはこの日3歳になりました。

 

贈り物は父ちゃんから木っ端で作ったひこうきと

わたしからカタツムリのぬいぐるみ。

そして絵本「おばけなんてないさ」せなけいこ作。

どれも息子のマイブームをこまめにチェックして選ばれたモノたち!

ひこうきは積み木で作って失敗の連続でカンシャクおこしていたし

カタツムリはうちには住んでなくてあまり見たことないのに大好きで歌うたってばかり

そして「おばけ」は歌もうたうけど、せなけいこの描く「おばけ」が好きで怖いらしい。

 

この日の次の日は、チイの命日。

チイがいなくなって一年たってしまった。

お墓のこんもりとした土の山はもうへこんでる。

あのふわふわに触りたいなあ。

 

3歳の誕生日は二度とこないし

チイに触ることももうない。

 

 

 


豆まめたち

2013年08月15日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 先日のかたづけで豆が出てくる出てくる(笑みがこぼれる、フフフ)。

もらったもの、知人が作ってわけてもらったもの、買ったもの・・・。

普段使いの大豆、ガルバンゾ以外を並べてみました。

 

        

 

 いままで自己流でイイカゲンに下茹でしたり料理に使っていたけど

ちゃんと調べて使ってみようかしら。

 

  

白花豆

甘く煮付けるのが懐かしい味つけだけど、まえにイタリアンの料理のしかたで

ローズマリーや塩漬け豚などとじっくり煮込んだらおいしかった。

下茹での際なるべくじっくり煮込むことで豆の旨味がでるらしい。

そりゃあ猛暑にはできんわな。秋までおあずけです。

 

これ、赤えんどう豆なのかなあ、それとも金時?(産直で買ったものなどは名前が書いてなかったりする)

まあキドニービーンズとして挽肉とトマト、夏野菜と煮込むかな?

ああ、美味しそう~

 

 

これも金時豆かなあ,アヤシイが。

下茹でしたら金時でした。甘く煮付けるかな、一度煮付け過ぎて困ってパンに入れてみた・・・(失敗)

 

  

これよく使うレンズ豆。浸水しなくてもいいし下茹でも早いし。

いまならサラダとかにがばっと入れたり、小豆と一緒にチェー(ベトナムの氷菓子)にしたり。

一時期ココナツミルクに白玉団子と入れてデザートにするのが好きだった。

 

小豆は一日おきに使うくらい。玄米に混ぜるから。

でも小豆って腎臓にいいから、小豆単体で茹でて少しだけ塩を加えて大さじ2くらい食べると

夏はお小水がよくでていい。夏のカラダのお助け豆ですね。

 

  

虎豆。だれかこのおいしい食べ方をおしえてくれ~!

見た目でいちばん好みなんだけどなかなかうまく使えていない。

どうも豆自体に甘味があるようで。

豆の茹で汁においしいダシが出ると知ったのはこの豆を調べていてのこと。

そうだ、ヨーロッパの人たちはこれだけで食事としていた宗教もあったのだ。

 

 

うずら豆。

幼稚園の頃、覚王山ショッピングセンターなるものがあってそこに乾物屋さんがあって

いろとろどりの豆がガラスのケースに入っていたなあ。

かしわ屋さんもあって隣には不二屋パーラーがあった。

って関係ないじゃん。こちらもおいしい食べ方知らないわたし。スペイン料理かなあ。

 

青大豆。なぜ青い?種類かな?とかまったく無知です。

今回豆をおいしく食べようと一応cookpadで豆を検索してみました。

すると「青大豆~炒り浸しシリーズ」とかいうのにヒット。

このレシピでは「豆を土鍋で炒る→すぐ冷水に漬ける→放置」ということを

様々な豆でやっておられる。

うずら豆、落花生、ひよこ豆、黒豆、あずき、鞍掛豆、緑大豆。

過程はどれも同じで、炒める時間と浸水時間が少しずつ異なる。

こういうこと熱心な人って好き~。

ということで基本は「炒り浸し」これですかね。シンプルでおいしいようです。

 

 

 

ミシン目のうつくしさ

2013年08月08日 | ちくちく縫い縫い

 

 母から着なくなったジャケットをもらった。45rpmの綿のジャケット。

もらったけどポケット内部に大きく穴が開いてて、脇も一度ほどいてあったりする。

 

   

それを先日もそもそ手縫いで直したのだけれど。

 

   

 

直してみると造りがよくわかるもんだなあー。

細部にわたってきれいにミシン目がはしる。

 

「洗濯しようが、何年着ようがどうってことないし、わたしはいい歳のとり方するわよ」

というジャケットの意気込みというか、ブランドの方向が見て取れるような縫い目。

 

   

ほれぼれしてしまった。裏の処理。

 

以前45rmのショップに寄ってみたら店長さんが「45の新しい企画がありまして」って。

それはいままで買って着ていた45の洋服を、持ってきていただいたらリメイクしますよ

というもので。

ちゃんとパタンナー、デザイナーが入って工場で新品と同じように仕立て直すらしい。

それはいいですね~って店で叫んでまった。

安いものを短期間着てつぎつぎ消費するよりも、生地のいい、仕立てのいいものを

長いこと使っていくほうに惹かれる。

 

しかしまあ現実は財布事情もあって、古着屋ですでによれた「むかしいいもんだった服」などを

もそもそ買って直して着るくらいなんだけど。

大須・米兵の量り売り、掘り出しもん探しにそろそろいくかな。

 

 

 


女だけのしずかな日には。

2013年08月04日 | 日々のつれづれ

 

 一年に一度くらいわたしは家で留守番をする。

今回はお父ちゃんが子どもたちを連れて自分の実家に帰省。

わたしも行きたかったけどこの蒸し暑い中、老猫タマをしめきった家に置いて行くわけにはいかない。

「失礼ね~わたしは平気よっ老猫扱いしないでよねっ」という声も聴こえるが。。。

 

てなことで、静かな家で、たまった「やること」リストをひとつひとつやっていく。

 

    

天気がよいからまず梅を干そうか。ようやく干せた。

 

布も広げちゃって、裁ちバサミも置きっぱなしにしちゃったりして。

ミシンもガンガン、アイロンも出しっぱなし。

いかん、いつもより家がキタナイ。

 

   

これやりたかった~!食器棚の掃除と整頓。

使わないけど捨てるわけにはいかん、という食器は一度出す。

なつかしいなあ~作った人とその当時を思いだす。わたしにとって食器はアルバムだ。

 

 

納戸は定期的に掃除しててもぐちゃぐちゃになる。

きっと収納自体に問題があるんだろうけど、この先どうしたらいいのか?!

とりいそぎこの状態から全部出して、早く食べなきゃいけない豆などを選り分ける。

これからしばらく豆料理続くだろう。

 

    

夜はほんとに静か、タマの寝息がよく聴こえる・・・と思ったらガラス窓をバシャンバシャンと叩く音。

メスのカブトムシ来訪。今日は女だけの日なのね。