チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

寒い春の足下は

2010年03月31日 | イイモン見つけた

 春まだとおし・・・
数日前の夕方、一点にわかにかきくもり、と思ったら

 すごい吹雪になりました。

今年は春がおそい。けれど少しずつサクラもヤマツツジも咲き始めてます。


そんなんでなかなか春の装いになれない。
真冬のようなモコモコジャケットをヤフオクで安く落とし
(パタゴニア新品なんだけど季節も終わりってことで格安)
それを着込んで外出したり。



足下もガッチリもこもこ。
実はこれはレッグウォーマーじゃなくてアームウォーマー。
クリスマスにお父ちゃんがくれたんだけれど
アームウォーマーってぜんぜん使わなくて
足へと切りかえ。実にあったかい~。

靴は母の友人からのいただきもんで
わたしのシカクばった足にはぴったり。
20年以上まえはこういうスクゥアトゥな靴はあまりなくて
オリーブ少女だったわたしはDr.Martenが載ってるのを見ては
名古屋で探してみたりしたっけ。
その後はビルケンが手に入りやすくなってサボタイプを何足も
はきつぶして来た。

こういう足って日本人には少ないらしい。エジプトとか?


理想のむら

2010年03月24日 | 日々のつれづれ

 先日隣村に住む友人に髪を切ってもらいました。

彼女は美容師の資格を持ち実家も美容院だそうで。
軽く切ってもらうつもりが、とても丁寧で時間もかけてもらって。
その間次男くんはお父さんに見ててもらい
切り終わったころには乳母車で昼寝していました。

カットのお代はわたしの作品とブツブツ交換。


こういうのってわたしの中でとても理想のおつきあい。
各々のできることを持ち寄って必要とするときに扶助しあう。
一般通貨を必要としない小さいコミュニティー。

髪を切ってもらっただけでなくなんだか身もココロも軽くなった一日でした。


うちのお父ちゃんが山へきこりの仕事にたずさわり始め
木工仕事と両立し始めたとき
ちょっと自分も
変わらなければならないなって思った。

いままでは自分の仕事、作品を中心に頭は回っていたけれど
それだけでなくまわりにも自分のできることを還元していく
そういうスタンスのことも残りの人生に追加していきたいな。

自分がこの世に来させてもらって、さて何ができるんだろうねって
考えるとビビたるもんなんだけど、
次の世代に残せるんだったらビビでもいいか~。
ってさてどうする?!

酒粕酵母パン--初焼き

2010年03月19日 | 今日のメニュー


 少し前に友人からもらった酒粕酵母は
少しずつごはん(全粒粉と水と少しの塩)をあげながら育ててゆき
「だいぶチカラがついてきたかな」と思えるようになってきたので
初焼成(オオゲサな)することに。


 うつくしい~。

ウレシイなあ~。
パン焼くだけなのにものすごくウレシイ。
昨日の朝、酵母種からパン種を仕込み、24時間かかってようやく発酵、
今朝一番に焼いたものだ。

焼きたてホカホカをほうばる。
少し酸味のあるフワフワとあつあつの湯気、たまんないです。
とりあえず初焼き成功!


 さてこちら、自分で起こした酒粕酵母。

何かわからんが黒く繁殖して来たので堆肥になってもらったんだけど(3/11記)
下の方の白い部分をすくいとり、こちらはこちらで再び発酵を試みる。
これも数日かけてごはんをあげて育て、でもチカラはイマイチ、ってところで
試しに焼いてみる。

 これがそれ。でろーん。

やっぱりまだチカラ不足だな。
もう少し育てなければ。
科学の実験ですよ、ホント。オモシロイオモシロイ。
これからイチゴ酵母、ヨーグルト酵母にチャレンジしたいところ。
(うちはここんところ空き瓶の煮沸消毒ばかりしてる気がする。)
今後も試行錯誤はつづく・・・。


追記:初焼き大成功!とか書いてますがその直前一度失敗しております。
それは酵母のチカラのせいではなくパン種を練ってもらったパン焼き機を
わたしが把握しきってなかったせいで。


ドクロに監視されるの巻

2010年03月16日 | どうぶつに会う

 以前ご紹介した迷い猫「ドクロ」。
うちのお父ちゃんはこの猫が最初から怖い怖いと恐れていた。

http://blog.goo.ne.jp/titama0157/e/b1786dd05d62b211368bf23c8a57da23

ドクロはその後、お隣の猫好きの奥さんのうちに身を寄せ
たっぷりとごはんをもらい、徐々に甘えるようになって
奥さんに抱っこさえされるようになったらしい。
そして当初はガリッと痩せていた体はぶくぶくと肥え、筋肉もしっかりとして
このあたりのボス的存在になっている今日この頃・・・。




 春になって、今までそんなに顔を見せなかったドクロが
なぜかうちのまわりによく来るようになった。
時間は午前11時、午後3時、夜8時の一日3回。
うちはふだん開けっ放しなので、スキあらば台所まで侵入しパンなどを探して食べたり、
生ゴミからなにか漁って食べたり(ごはんは普段お隣でたくさん食べているはずなのに)。



先日の夜のこと。
さあ寝ようかという11時頃、がたがたと階下で物音がする。
お父ちゃんが二階の寝室のカーテンをふと開けて外を見ようとした時
「うあああ~っ!」
なんと窓の外にはドクロの覗く顔があったのだ、二階の窓なのに!
そりゃあ驚くでしょう。
どうやらテラスの屋根から二階の窓の桟にぶらさがっていたらしい。
なぜに??


そして昨日の晩
「ねえ、最近ドクロ怖いよ、監視されてるみたいだよ」
「うちの車が外出するのをじーっとみててそれからうちに来てるみたいだし」
とか話していたら、何か視線を感じる・・・
「ドクロだよう~~!!」
今度はテラスに来ていてカーテンのすき間から室内をじーっと見ていたのだった。

こわい。ほんとうにこわい。
なぜにドクロはこんなにうちに執着するのか?
こいつ、猫じゃない・・・そんな気がする。



酵母たちよ!

2010年03月11日 | 家の中でつくるコマゴマ

 春になって暖かくなれば酵母の季節。
でもうちはなかなか暖かくならない。今朝は氷が張ったし(屋外ですが)。

先日隣村に住む友人から「酒粕酵母でパン焼いているがとても酵母が強い」
と聞いてさっそくまねしっこのわたしも家にあった酒粕と
ふる~い全粒粉でチャレンジしてみることに・・・。
(一度虫がわいたけどふるいにかけて再チャレしなんとか使えるような粉。)




しかーし、数日後なぜか瓶の中に黒い物体が。
これはなんだろう?やはり粉が古過ぎたのか。
到底食べる気にはならずもうしわけないけれど堆肥の中へお帰りあそばすことに。

 このあと黒はどんどん増殖。見るのも怖いくらいに。


 そこで友人から直接酵母を分家させてもらうことに。

数年前まではこういうカタチで分家させてもらったものを中種で継いでいき
4年近く使っていた。
今回はいかに?



いまのところお元気そうでなにより。
もうこなるとペットですね。
「おお生きとるか、よしよし」
てなもんであります。カワイイカワイイ。

男たちよ!女たちよ!酵母たちよ!
なのであります。


家内制手工業、する場所

2010年03月08日 | 作品

4月の展示会のための写真を撮るため
デジカメをこまめに取り出す、ここ最近。



これ、なんでしょう?
はっとするほど惹かれた一瞬でした。
仕事場にある粘土を練る練り台。
乾いた赤土に引っ掻き傷があるだけなのに
とてもうつくしくて。
こんなのは意図してできないな。
Antoni Tapiesという現代作家が大好きなのだけれど
このひとの作品でこんな色のものがある。




壊れた椅子に黒板とだいこん。
こういう日常がすきです。
だいこんが自家製、ちょっくら失敗しましたが
食べれます。




仕事場の机のまえに貼ってあるものたちと石膏型。
くすんだ古いわら半紙に今月の予定をかきこんである。
穴のあいた茶色い模造紙はバナナの段ボールに敷いてあった紙。
なんでかこの紙が好きで集めたりして。




天気がいいと外にこうして皿を干せるんだけど。
ここんところの長雨で仕事が進まず
体調まで崩してしまった。
いかんいかん。

さて家内制手工業の場へ、今日もいってきます。

春の日

2010年03月01日 | 愛しいねこたち

 早くも3月。

ここんところ猫話題ばかりなのは仕事がなかなかはかどらないせいで
土の配合で少々悩み中。

 さて・・・。

いきなり春めいてきてこの方も何を思うや。


ヨソ猫もやたらうちのまわりに姿を現し(ときに入ってきて食べ物を探すし)
うちの猫もつられて興奮し、家の外、中はおしっこの被害が多発~。
ううー臭わないところまで気のせいで臭ってくるしまつ。
しかしフレーメン顔してたら要注意!