チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

こんなに安くてちと怖い

2008年12月30日 | 日々のつれづれ
メガネを新調。

 手前がわたしの。奥がおとうちゃんの。

おとうちゃんのメガネがこわれて新しいのをつくるついでにわたしもつくる。
すごい安い店で、置いてあるフレームはベーシックなものばかり。
気に入ったものはほとんどない中、まっ青なやつをえらぶ。


これが年末セールで、まずひとつ買うと2980円。
これだけでもそうとう安いのに
ふたつ買うとそれが1480円になるのだ。
だから二つ買うと、4500円でおつりがくる。
こんなに安いってことは経済の輪の中、どっかでひずみがあるにちがいない。
しかしビンボーなのでそれには目をつぶり、あえて激安メガネ。



安いからか運転中、見えが悪い・・・ような気がする。






まっくろゴーさんの作ったもの

2008年12月28日 | 今日のメニュー

  南知多 杉浦農園セット

ここ、ゴーさんちの野菜は有機無農薬。
味も濃ゆくてカタチもスマートじゃない。
みかんも大きさがマチマチで皮も厚くてすっぱくてうまみがいっぱい。

うちが小さいながらも畑をやろうとおもったのは、ゴーさんちの影響があった。
テレビやラジオ以上に天気予報に詳しく、どれだけ前夜に深酒しても日の出るころには起きて田畑にゆく。
夏だけじゃなく冬も日焼けして丸い顔はいつもまっくろ。
ゴーさんはいつもおもしろい。そしていつもいそがしい。



ほんとありがとう。だいじにいただきます。







ちっちゃな贈りもの

2008年12月26日 | 家の中でつくるコマゴマ


クリスマスの夜はサンタのそりも凍結ですべるよな冷えこみ。

うちの夕飯はケイチャン(トンチャンの鶏肉版)、炒り豆腐、カボチャのサラダ、漬け物に焼酎。こどもだけハンバーグ(リクエストにより)。
おっさんのクリスマス。




こどもからの贈りもの。
げんこつよりも大きい石に麻ひもがセロハンテープでかろうじて固定してある。
「これは?」と聞くと
「くびかざりー」
そ、そうか。くびかざりか。それはわからなかった。
でもだいじにするよ。

今回はクリスマス前から「おとうちゃんやおかあちゃんにプレゼントはないの?」ってさんざん催促はしておいた。
だってもらうだけじゃ楽しくないし、贈るよろこびもあるしね。


ちなみにおとうちゃんには石をボンドでつけ合わせたねずみでした。


クリスマスのえほん

2008年12月24日 | 読む見る聴く&思う
 クリスマス。
正直いってキリスト教徒でもないし、ツリーもねえーみたいにさめているうち。
しかしこどもは何がたのしいのかウキウキして口角があがり、
ぺこちゃんみたいな顔している。
わたしもこどものころ、ツリーを出してもらってわくわくして飾りつけしてたっけ。


街中のハデなクリスマスはキライだけど
絵本は別、クリスマスの絵本はとくにきれいなものが多いし。


 だいすきな2冊

  くんちゃんとふゆのパーティー    ドロシー・マリノ 作・絵 
                                               あらいゆうこ 訳

 ちいさなもみのき    マーガレット・ワイズブラウン 作
                           バーバラ・クーニー 絵    かみじょうゆみこ 訳




くんちゃんはクマの男の子。
おとうさんが仕事に出ているあいだ、「おとうさんをびっくりさせるパーティー」の準備をおかさんとはじめる。
クッキーを焼き、ツルコケモモに糸を通して木に飾る。

この本は「クリスマス」ってことばがひとつも出てこない。
冬眠する前にたのしい飾りつけをし、おいしいごちそうをつくる。
おとうさんがくんちゃんとおかあさんにプレゼントを持って帰ってくる。
それだけなんだけど、それがいい。


くんちゃんのシリーズは他にもあって、どれも読んでも
こどもをいつくしむ空気がこめられていて、あったかいきもちになる。
どれもいいです。





バーバラ・クーニー&マーガレット・ワイズブラウンの
ゴールデンコンビの絵本は、わたし自身のために買う。

ストーリーは単純なものだけれど、そのみじかい文章のうつくしさ
そしてなによりも絵のうつくしさ。
ちいさいころに眺めていたのはこんな本だったかな、なつかしい気もする。




  うまやのクリスマス        マーガレット・ワイズブラウン  作
                                    バーバラ・クーニー  絵
                                    まついるりこ 訳
        
これもゴールデンコンビの絵本。
図書館でみつけて借りてきた。



本文は詩のよう。
本来のクリスマスってこういうものなんだなって思った。



南西のまどから

2008年12月22日 | 日々のつれづれ


                  ランプを灯せば  街は沈み
                  窓には  部屋が映る
                  冷たい壁に  耳をあてて
                  靴音を  追いかけた

                                          (荒井由美  ・ 翳りゆく部屋)

            
          


  冬至。
夕方5時は夕日も沈み
ユーミンのうたのとおり 、明かりをつけると
うすく鏡のように部屋が映し出される。

窓の向こうには青から濃い灰色に染まった空に
葉っぱを落とした樹々が影絵みたいでとてもきれい。
この時間がいちばんきれい。


             


  それから数十分後。
窓が掃除してなくてコ汚いので、窓開けて見る。
小さいろうそくをつけて置いてみた。








 
 
 部屋の中ではタマとカメムシが薪ストーブにあたっていた


こどものちいさなつくえといす

2008年12月20日 | 作品
                    

    こども用のちいさないすとつくえです。



このつくえでお絵描きをしたり、おままごとしたり、おやつをたべたり

 モデルはカナちゃん 

そうして大きくなって、あたらしく自分の家をみつけたとき
いっしょに連れてってやってね。
このつくえといすはあなたのだいじな場所なのです。








今年最後のごほうび

2008年12月19日 | 読む見る聴く&思う
 ヤノアキコのライブに行ってきました。

 毎年ヤノアキコは「さとがえるコンサート」というのを12月にやってくれる。
ことしは新譜もいいし、行かない手はない。
3年ぶりに足を運ぶ。興奮してしまう。

やっぱりライブはいいなあー、ふうー。
席がとてもいい場所で、ヤノアキコがグランドピアノにむかって
鍵盤を叩くその手がとてもよく見える。
ライブに行って思うのはその楽器を奏でる手の動きと
そのときに発せられる音が同時にカラダに入ってくる。
目が見えて耳が聞こえることに本当に感謝するひととき。

ギターおたくっぽいマーク・リーボウ氏は猫背にギターを抱え
突出することなくヤノのピアノと重なって、眠くなるくらいここちがいい。
とくにバンジョーのシンプルな響きがぐっとくる。

アイリッシュであり、らっせーらの東北民謡であり、ジャジーであり
完成されたものの上にimprovisationが覆いかぶさる。
こんなにいいライブはこの先もうないかもしれない。
それくらいカラダにきた。
あ~血行よくなった。



はじめての大根

2008年12月15日 | 農作業農作物


とれた~。
初めて作った大根。
種まきしてからおとうちゃん毎日畑をみて
育ちを見守ってきた大根。
うれしさもヒトシオらしく、抜いてうれしそーに持ってきた。

しかしうちは大根作ってるのを知られているのに大根をもらう。


 おまけチー

さてさっそくおでんです。
薪ストーブにのせておくと2時間くらいで味もしみてほくほくの大根に。
手前はごぼう。
お隣のおじさんからたーくさんもらったんだけど
すごく太いごぼうでスが入りかけてたから、思い切ってこの日すべてを調理することに。
まずは
1.のり巻き用ごぼうの煮付け  2.きんぴらごぼう 3.ごぼうのかきあげ
4.にんじんなど足して五目ご飯の具

かき揚げ以外はすべて保存食。ジブロックいれて冷凍庫です。
ああ、ごぼうのアクで手が真っ黒だ。
そしてプーがよくでる。。。








裏山でがさごそっと音がして「クマか?!」と思ったら
小さい牛、チイでした。
だいぶ元気になって夕日の中枯葉を踏んで散歩。

ままごとのいとしさ

2008年12月14日 | 作品
                      

 暖かい週末。
ふとみると息子が懸命に何か作っている。
わたしが大事にしてるグランドカバーのタイムをほりおこし(涙)
土をかき出し練ってだんごに、そしてぺったんこに。
ガラ捨ての中からカップや皿を出して。


完成品をみせてもらった。
ココアとピザ(ピザか~)、カップの横に葉っぱで巻いてあるのは
のり巻きらしい。
よく見てるなあー、台所仕事を。


ガラ捨て品もこういう使われ方をされてうれしいみたい。
この仕事しててヨカッタと思う。


セーターからバッグ---2

2008年12月12日 | ちくちく縫い縫い

 前にもいちど小さく縮んだセーターからバッグを作ったんだけど
今回もそれでいってみた。



もう子どもが保育園を風邪で休んで5日目。
アタマもカラダも仕事モードからは程遠くなっている。
前はこういう状況のとき、すごい焦りがあって夢でもうなされていた。
ただでさえ仕事時間は少なく、以前の3分の1にまで仕事量は減っている。
まわりのみんなはどんどん仕事をこなし、先を走っているように思えた。

もうでもそんなことを思ってもしょうがない。
子どものこと、生活のこと、いまはこれを大事にやっていくしかない。
だったら、たのしくやるしかない。




ほうけたアタマでちくちく縫い物。
縫い物してると今まで休んでた脳の中の何かの部分が起きだす。


今回のセーターは、中学のころからの友だちが12年くらい前に
くれたセーター。
もともとフランス古着だったみたい。色がとてもすてき。
わたしももらってから何回も着てひじがすれ、
エマールで洗ってたけど縮んできていた。

皮の取っ手をつけて、簡単に完成。
冬のバッグは毛糸がいいな。