チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

掘削一家

2013年03月26日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 うちの敷地はせまい。

そのうえどうやっても割れないような岩盤の上にある。

  

  

蟻もころがる急傾斜、とはよく言ったもんだ。

子どもも傾斜地を歩くのが上手くなってる(ビミョーな中腰)。

 

いままでデッキの下は物置で、その横も急傾斜だから放置していたんだけれど

先月栗の解体材がもらえたので、これを土留めとしてデッキを広げよう、と画策。

少しずつクワで地ならし、平らの段をいくつか作る。

 

  

お父ちゃんは仕事が忙しいっていうから2歳児とわたしの二人でこちょこちょ作業。

していると、楽しそうにみえるのかお父ちゃんも気がつくと作業に加わっている。

仕事場に戻ってください。

10歳息子も掘りたがる。でもそれは掘ってはダメなところだって。

おもちゃのシャベルカーも働きます。

 

しかし土留めしたところを見てうーむと思う「ジャガイモ植えようか」。

ここだったらイノシシとか来にくいし、

いまある畑はすでにジャガイモを植える場所がない(連作になっちゃうから)。

お父ちゃんはせめて花壇に、とか言ってたけどやっぱ食べ物だわ。ビンボー症だわ。

 

  陽が長くなったからいつまでも外にいたくなる。

 


縫うチカラ~体感アート@県美.com

2013年03月21日 | どこかへでかける

 

 ここ数年展示会や美術館にはほとんど行けていない。

おちびがいると「何かをみに行く」とかは、映画にしてもそうだけど

それ相当のエネルギーをためて行かねばならない。

 

さて今回は家族の協力を得て岐阜市にある岐阜県美術館「体感アート@県美.com」を観に。

 

   

もう行ってよかった、これにつきます。

ほんとは期待してなかった(タイトルがよくわからないし)。

目的はnuiプロジェクト「しょうぶ学園」の作品。

数点しか来てないかなと思ってたんだけど

行ってみるとほぼ「しょうぶ学園展」じゃないですか、感涙感激!!

 

圧倒的な時間と作業を費やされて濃縮された布、糸たち。

展示の最初にこのチラシにも載っている「シャツ」が見れるんだけれど

もうシャツ生地自体が見えない、様々な糸にからめとられて生地が埋まってる、

シャツじゃない、べつの生き物。

目が離せない。

 

ひと区画くぎってある空間には壁一面に縫い縫いされた布たちがところ狭しと貼ってあり

めまいがします。

そこでこのしょうぶ園で働き制作を続ける作り手の方の

手作業のようすがDVDで観れます。

 

展示は5/6までやってるので、ぜひ足を運ばれることをオススメします。

布でいうと、ひびのこずえ以上のショックがありました。

 

 

追記:このあと関市にまで足をのばし刃物専門店でお父ちゃんの目的の仕事道具の刃物を購入

息子もちょっといい肥後の守を買ってもらい満足。

刃物の専門店ってある種の緊張感があって「男の世界」ってカンジかしら。

2歳児とわたしは静かなその店内には入れませんでした。

 


春祭り

2013年03月19日 | 田舎暮らし

 

 うちの所属(?)する地区の春祭りがもうじき。

回覧板でお知らせがまわる。

 

 

 

「土手の草刈り、田んぼの掘り起こしなどの戦闘態勢を順調に整えておられることとお察しします」

 

そう、戦闘態勢。もうはじまっている。

 

 


うちのキャンドル・ナイト

2013年03月14日 | 日々のつれづれ

 

 震災があってもう2年経ってしまった。

なにもいい方向へいっていないといえばそれまでだけど

そんなことない、いいことだって進んでる。

こっちも見なくちゃね。ヒカリだって増えているはず。

 

 

さてうちではキャンドルナイトをしてみました。

夕方から電気をつけず、お風呂もろうそくを灯して入る。

 

ろうそく灯したお風呂はとてもいい。

湯気がほわ~と立ち上るのが幻想的で、温泉にいるような気分満喫。

おまけに湯船のアカとかゴミが見えないし、

ほの暗いから「まあ洗いも適当でいいか~」とおおらかな気持ちで入る。

まあ子ども二人と入浴してたお父ちゃんはそれどころじゃなかったようだけれど。

 

   

 

夕飯はろうそくのひかりだけで食す。

家族の顔がろうそくの灯りに照らされるといつもよりよくみえる!

そして話もいつもより聞き入る。

いつもこうやってごはんを食べれるとはかぎらない。

一日一日がありがたくて大事だよ。

 

 

さて2歳児は「くらい~いや~でんき~」と文句を言ってたものの

すぐに慣れてこの明るさの中で積み木を始める。順応性高いなあ。

 

 


「庭は手入れをするものだ」by養老先生

2013年03月08日 | 田舎暮らし

 

 2月下旬からじっとしてられなくなり3月に入って毎日裏山の手入れ。

竹を切ったり伐倒した木をまとめたり。

 

  

 

冬の間はほんと寒くて冷たくて外に出にくい。

まして2歳の子も一緒に連れてなきゃならないから

「かあちゃん、さむい、さむいよう」と泣き出すくらい寒いともう家の中に入らなきゃ。

 

  

父ちゃんは木を切って丸太にはしてあるけど、そのまま放置。

こうやって散らかしてあると春になって草刈りができないじゃん!

よっこらよっこらと樹々を集める。腰にくる。。。

 

   こっちはよく手入れしてる方の斜面

 

日本人ってある程度ひとの手を入れて管理することが「自然」であるという観念らしい。

西洋ではまったくの手つかずを「自然」とみる。

 

うーむ、日本人というか中山間地では初夏から晩秋まで

草刈りのブィ~ンの音が絶え間なく聴こえる。

わたしはタチバサミとノコギリで山の手入れ。

もう趣味っていうほど好きな時間。日本人、なんだろうねえ。

 

 

 


猫も這い出る

2013年03月05日 | 愛しいねこたち

 

 天気のよい日曜日、蛭川まで車を走らせてると・・・

 

   ガンの飛ばし合いに遭遇。

 

じつは左のガードレールの下からこっそりのぞいてる茶トラがおり(メスだろうな)

その娘をうばいあう若衆がふたり、といったところだろう。

 

  

 

太くなったシッポをたゆ~んたゆ~ん。

この手前の猫の、取ってつけたようなシッポ、いいなあ。

 

春は猫の季節。