チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

2019から2020なんだね

2019年12月31日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 ここ数年12月に雪が降らない。

温暖化が懸念されているけれど

たしかに夏の気温は年々上昇し、冬の雪は減っている。

 

 

雪が降らなければ、「ゆっくり溶けて山に浸透してゆく水がない」ということ。

 

温暖化の前に、そのことだけでも、この先わたしたちの生活に

色々な影響があることは想像できる。

 

山に浸透する水がない、ということは

蒸発する水、川に流れてゆく水が少なくなる、ということ。

 

夏に山から涼しい風が吹くのは、山に浸透している水が

熱い風を気化してくれるから。

 

山の中に水が蓄えられていないと

田畑に水がほしいとき、山が水を吸ってしまう。

川に水が流れない。

乾いた熱い風が吹く。

 

わたしの住む地域ではここ3、4年そういった状況が続いています。

 

 

なにが自分たちにできるのか、聞いたことをやってはみるけれど

あまりにその速度が速すぎて、とまどうばかりです。

もっと、もっと、早くからやればよかった。

でもそれでも、やるしか他に思いつかないし、

この子たちが、また小さい子どもたちを

育てていく、そのときのために。

 

 

9歳作、お鏡餅(紙粘土)みかんは本物。

わたしは小さいのが好き。3、4センチしかない。

もちろんウラジロもなし。

 

2019秋に収穫したイセヒカリの藁を使って注連縄をともだちや子どもたちと

作った。これも9歳息子作。ゆるい注連縄だけど愛着がわく。

しかし松や南天は?父ちゃん、もうちょっといいのにしてください、やり直し。

 

 

こんな年末に編み物、始めてしまった。

少しの時間、10分でもついあみあみしてしまう。

こんな時間が持てるということが、すごい贅沢。

 

 


2019年末の細々

2019年12月17日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

少し前に80過ぎのおばあちゃんが企画するクリスマスリース作りに参加してきました。

 

おばあちゃんはやや腰が曲がって入るけれど、

ミドリの実のなる木が生えている河岸へスタスタと降りていき、

この日のために買ったという高枝切りノコギリ(ハサミじゃない)を駆使して

結構太い、それも高所の木の枝を切っていた(途中からわたしが交代)。 

その実をふんだんに使わせてもらってリースに差し込む。

冬イチゴを巻いてみたけど、どうやら鳥がリースから食べている模様。

 

    

クリスマスツリー、今年も父ちゃんが山の現場で切ってきた。

前年はネズミサシ、今年はなんの木だろう、ヒノキかな?まあいいや。

こどもは何の木でも満足。

 

山に雪帽子がのっかって、年末らしいよそおい。

 

夕方4時には陽が陰る。それまで日向を求めて少しずつ動くネコ。

 

前に友人からもらってあったマコモをようやく細かく切って煎ってみた。

煎りが浅いのか(でも焦げてるところもあるんだけれど)

お湯を差して長いこと煮出していても何だか薄くて。煎り直しかな。

 

 

 

捨てるところからもらってきていた古い布団シーツ。

綿がとてもしっかりしていて吸水性も肌さわりもとてもいい。

ロックミシンで、手ぬぐい大を20枚くらいつくる。あー気持ちのいい生地だ。

大掃除にと作ってみたけど、もったいなくて掃除にはしない。

 

12月は土の仕事もお休みし、家のことまわりのことに充てているんだけれど

どうしてこんなに忙しいのか、よくわからないまま過ぎてゆく。

たまにお茶を座って飲める時間ができたら、小さな家のローラの本を開いて

お母さんが冬支度で忙しくキッチンに立っているところを読む。

ああ、わたしよりずっと忙しいなあ、このお母さん。