チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

「モウイイヨ〜」と衣類いう

2019年03月18日 | ちくちく縫い縫い


 定番なアイテムが多いわたしの衣料ケースは

お直しして長いこと活躍してくれているものが多いんだけれど

たまに買うファスト系衣類も例外ではない。

 

8、9年ぐらい前かな、「湯に黒」のチラシを毎週毎週にらんで

安くなったその瞬間をねらって買ったボーダーのパーカー。1290円だったかな。

 

 レディースの型が違うなーと思ってメンズのXS。

 

普段着、作業着にしていて、ガンガン洗ってガンガン着る。

 

ほころびができるたびに繕う日々。

しかし、あるとき、一気に崩壊し始めた。まさしく「エントロピーの増大」。

 

   

繕うはしから崩れてゆく。

生地の真ん中から裂けてくる。

「モウイイヨ〜ヨクハタライタ〜」と聞こえた気がした。

 

 

こちらこどもパジャマ。

MUJIのダブルガーゼのもの。

16歳息子が着ていて、9歳息子も着ていた。

着るたびに優しくなるガーゼ生地。

9歳息子はこのボロボロパジャマをこよなく愛し

洗って乾いたらすぐ着るくらいだったけれど

寝返りを打ったその瞬間にビリーと破ける音がして

さようならすることになった。

  

 

よく働いてくれたなあ。

お掃除するときにウェスにするんだけれど

ハサミを入れるのを躊躇する。

 

せめて写真に残して。でも何年か後にその写真みるかしらね。

 

 


毛糸、救出劇〜その1

2019年03月08日 | 廃材利用

 

 「亡くなったおばあちゃんのお家を、もう片付けして不要品を捨てるから

もしよかったら欲しいもの持ってって」

という話をたまに聞いて伺う。

 

今回は毛糸、シーツ、布をいっぱいいただいてきた。

   

お値段を見ると毛糸は当時としては高価。

この時代はどうも太い毛糸がなかったよう。

おばあさんが編んだものを見てみたら

老眼のわたしには到底できなさそうな、細かい細かい編み目。

こうやって子どもたちのチョッキ(ベストではない)や手袋を作っていたんだな。

時間をかけて、丁寧に。

 

それでいただいた毛糸の色はファンシーな色合いばかり。

 

さて。

かなり古かったので一度洗おうと、かせにしてみたけどそれだけですごい時間。

なにせ量があるから。

 

   

このパステルカラーそのままだとわたしには似合わなさすぎるので

少しずつ染めていくことにした。

 

 

 

    

こんなかわいい綿も数メートル単位で巻いてある。

懐かしい。こんな生地、昔いっぱいあったなあ。

洗いざらしの、水気をふく心地よさ。

 

  

シーツもいっぱい。

 

どれもこれも新品で押入れにとってあったみたい。

箱に入っていたもの。

 

さて。

いっぱい救出してきた。

反物もある浴衣生地とか、晒しもある。

これをどう生かしていくか。

わたしだけでは使い切れないし。

アタマをぐるぐるまわす。。。