チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

我が師、水木しげる大先生

2007年01月30日 | 今日のメニュー

よくみてほしい。
焼酎の小瓶にはぬりかべがいるのだ(ほほえんでいる)。

先日、東京に住む友人夫妻が島根県松江近辺に旅行に出た。
そこから直送お土産として届いたのが彼らだった。
松江から車で40分くらいだったかな、鳥取県境港という漁港がある。
そこは我が人生の師匠、水木しげる様の出身地で
知る人も多くなったけれど「鬼太郎ロード」など「げげげもの」で
地域活性化が成功しているらしい。
友人夫妻はそこからこのようなお宝を送ってくれた。



なんていいネーミングな焼酎。もちろん水木先生の書。
(わたしは見てすぐ水木先生の字だとわかるのだ)

めだまおやじも地場産業に貢献。

世の中、みんな水木しげる氏のような考え方で生きてたら
いいのになー。自分の住んでるところの食べ物をありがたく
いただき、それ以上は働かず、ひまがあれば昼寝する。

うちもまあそれに近い生活ではある。
(それは仕事がないだけでは、、と言われれば弱い)
でもある面ゆたかかな‥‥。

白ペンキ復活

2007年01月28日 | 廃材利用


暖かく家でゆっくりな週末なので、久しぶりに作業をする。
まず手つかずになっていた下駄箱。一部ペンキを塗る。
久しぶりの刷毛の感覚に楽しさがよみがえる。

             

ここは冷蔵庫の裏。
陶器工場で使われていた木の箱に白ペンキを塗って、内側に
棚板をつけた。
この箱の裏にはアルミホイルが貼ってある。
友人がうちにきたとき「冷蔵庫の裏って電磁波がすごい出る」
って言っていて、それを聞いてから「早く冷蔵庫の裏に
アルミホイルの壁を作りたいな~」と思ってたから。

この棚はサボテンマンションになりそう。
冷蔵庫の裏だと暖かいのではないかな。

水いぼ父子

2007年01月26日 | 我流しぜんりょうほう
  
うちの息子は昨年冬から水いぼが出始め、もう3ヶ月以上になる。
最初に皮膚科に行ったらぽつぽつをピンセットでつままれ(号泣)、
すべて取りきったと思いきや1個だけ残っており、それが元で
わ~っと広がってしまった。
最初は腕、そこから胸、腹、いまは太ももまで降りてきた。
どうやら水いぼっていうのは放っておけば自然に治るらしいので
けっこうたくさんぼつぼつが広がってきて見た目にも
ええーっというカンジなんだけど放っておくことにしてる。

オトナには感染らない、というふれこみだったのだけど
先日父ちゃんが「おれにもできた」と言って腕にできた
ぷつぷつを見せてきた。でも抵抗力のないわたしには
まだ感染っていない。どうやら息子のバスタオルを使って
それで父ちゃんは感った模様。あぶないあぶない。


先月友人がうちの父ちゃんの顔を見て言った。
「ねえ、ヲッチャン(父ちゃん)って誰かに似てる、何かに。
何だろう?あ、そうだハルコ(わたし)の描く似顔絵に似てるんだ」
というわけで、この似顔絵にそっくりなんだということを再確認。




春、早すぎ

2007年01月22日 | ちっちゃくガーデニング

 この冬はほんと暖かい。気持ち悪いくらい。
ほらテントウムシもね、なんてこれは指人形なんだけど。

 ミックスフラワーの種、去年秋蒔きしといたやつも元気で
去年だったら生きてないだろうな。しかし一体どんな花が
咲くのだろう。すんごい変なのだったらやだ。

 プチ畑には勝手にタアサイが。
ということは葉野菜の種まきしても大丈夫なのかな?

この辺りは1~4月、野菜の端境期でもらえる野菜がなくなる。
(あてにするなよ)今年は家計財布が逼迫してるので(いつも)
スーパーで高い野菜を買わなくて済むよう、ちょっと早いけど
葉野菜の種を蒔いてみた。がんばってくれ!(ヤマトの)しょくん。



あったかいので外に出て遊ぶと
息子はわたしの仕事から出る焼き物のガラを並べ始めた。
おままごとかしらんと思って聞いてみたら
「帽子屋さん」ということだった。ふーむ。

あきらめている

2007年01月19日 | 愛しいねこたち

 暖かい午後は西日が窓からさんさん入るから
ネコたちはソファで昼寝と決まっている。
それはいい。昼間ソファに人間が寝ることは
あんまりないから、好きにしててもいい。
しかーし、そのソファは爪研ぎの格好のターゲットとなって
「毛が生えてる」状態。悲しい。
ヤフオクで中古を格安で買ったんだけど新品同様だった。
それが2年前。
ゲロ跡や息子の食べこぼしも手伝って
すでに10年選手の面持ち。




 さて、夕飯を並べようかと思ったらこうだよ。イヤガラセか。



「麦の穂を揺らす風」

2007年01月16日 | 読む見る聴く&思う
「麦の穂を揺らす風」
                   ケン・ローチ監督。
遠来の友人とともに名古屋シネマテークまで映画を見に。

「麦の穂を揺らす風」は1920年代のアイルランドが舞台。
映画が始まってすぐにイギリスの武装警察隊の怒声にはっとさせられ
そこから心臓をわしづかみにされるような凄惨なストーリーに
息もつけなかった。

イギリスの支配はアイルランドの言葉を、文化を、富を、人々の
穏やかな日常を奪う。少しでも抵抗するものは、いとも簡単に
銃で殴られリンチを受け拷問を受け殺されてしまう。
主人公デミアンは医師になる道を捨て、戦いに身を投じることを
選ぶ。

家族友人を殺され、生活をおびかされ、それに抵抗するべく
戦いが始まる。

戦いの中では情報を漏らした仲間を処刑せねばならず
ひとを殺めることに平気にならねばならない。
最初の銃の重さが徐々に感じられなくなってくる。
その過程がとても静かに伝わってくる。

アイルランドの抵抗の末、イギリスは見せかけの講和条約を
結ぶ。今まで共に戦ってきたデミアンの兄テディは
この条約に賛成し自由国軍に所属する。デミアンは反対。
仲間のダンらとともに条約反対運動をつらぬく。
今度は今までの仲間が敵になる。
仲間だった者に銃をむける。

シネードが武装警察にリンチを受け
「わたしはふつうに生活したいだけなのよ」と叫び
涙を流す。
今、世界の中でどれだけ同じ思いを抱えているひとが
いるだろう。
どうして人間はこんな悲しいことを繰り返してしまうんだろう。


たくさんのことを考える映画です。
いろいろな国のひとがこの映画を見て
たくさんのひとがいろいろなことを感じて深く考えることを
思いました。






ともだちがくる

2007年01月15日 | 日々のつれづれ
 金曜から友だちがきていた。
青春18きっぷを使ってすごい時間をかけて。
彼は最初に会ったときまだ小学生で
その子がこんなに大きくなって、というか
すでにひとりの大人の男になってうちに来てくれる日が
来るなんてすごいことだなーと思った。
歳を重ねてきた間のこと、自分の今のこと、
まわりの環境のこと、山のこと、、、、いろんなはなしが
できる。



 7年前、友人が女の子を出産した。
とってもかわいい目のくりっとした女の子。
生まれてすぐ病院に会いに行ったとき、
わたしは「ああ、これでわたしたちのともだちがふえた。
仲間がふえたんだ。なんて楽しいこと!」って思った。
彼女はすでに7歳で、すでに話をするのが楽しくおもしろい。

また何年か経って、みんなが少しずつ変化して
会うたびに交わす言葉が変わっていく。



ほっこりなバッグと、本

2007年01月11日 | 廃材利用
       
 5、6年前に980円で買ったセーターが、洗濯してるうちに
どんどん縮んできて(エ●ールで洗ってたのに)フェルトのように
なってきたからジョキジョキ切ってミシンで縫い合わせて
ほーんと簡単にバッグを作った。
冬は手触りがほこほこしてる物をもっていたい。
気がつくとネコにおでこをこすりつけてたりするし。

あまった生地で大事にしてる(大昔、父ちゃんからもらった)
クマのぬいぐるみにスリッパをつくって履かせる。
もう15年くらい一緒にいるからとうとう綿が出てきてしまった。
しかしここんところあまり触らないようにしてたのに
なんで足先がほころびてくるのだろう。知らないところで
歩いているのだろうか。


最近、梨木香歩の「りかさん」を読んだ。
図書館のティーン向けの本棚にあった。
これがわたしをちょっと前のわたしに戻してくれたようで
びっくりしている。
わたしはつい最近まで幼稚園の頃と変わらないような
ぬいぐるみを大事にして友だちにするということをしていた。
でも子供ができてからそれは急速に遠のき、
ほとんど感じられないような毎日になっていた。

「---人形のほんとうの使命は生きている人間の、強すぎる気持ちを
とことん整理してあげることにある。---いいお人形は吸い取り紙
のように感情の濁りの部分だけを吸い取っていく---
このりかさんは、今までにそりゃ正しく大事に扱われてきたから
とても、気だてがいい。」

うんうん、すごくよくわかる。
お人形を大事にするってことで知ることがたくさんあるんだよね。
「正しく大事にする」ってとっても難しいけど
でもほんとは誰でもできることで、いまこの世の中で
すごくうすれつつある。

少しだけ思い出したことに感謝して、「気だてがいいくま」に
なるようにしていきたい。

 おまけのほっこり
わたしが自分と同じくらいの大きさのぬいぐるみを抱いて
歩いていたころ、母が編んでくれたミトン。
今、息子が保育園にもっていく。





スイートポテトならぬ芋団子

2007年01月09日 | 今日のメニュー

 
長い正月休みでコドモはあきあき
親もあきあき。雪遊びも飽きたし。
たくさんあるサツマイモをゆでて
バターを少し落とし、練って
団子にしてオーブンで軽く焼くだけ。
という作業を遊びながらやる。
ほとんどわたしが作ってるんだけど。
まあまあおいしかった。

                 
                 今日からようやく普通の日。
                 雪は30センチくらいは積もっ
                 てたから朝は雪かき。
                 うちは狭いから竹ほうきで
                 済んじゃう。しかし玄関から
                 車の置いてあるところまでの
                 岩盤の上がつるつるに凍って
                 いてスケートリンク状態。
                 ここで転んだら痛かろうー。


タマの心境

2007年01月06日 | 廃材利用
↓まだ若干不機嫌なタマ(左)
 あけましておめでとうございます

正月早々猫らのコタツ写真なのはわけがある。

昨年末は29、30日と奈良へ行き一晩家を空けた。そのときは
猫缶を一缶カリカリキャットフードをたくさん出しておいて
べつにどうってことはなかった。

年始2、3日と名古屋へ行く折、またたくさんのごはんをあげてから
出発しようと思ったのにタマだけがいない。泊まりがけで行くときは
家の中に閉じこめて行くようにしてるから、困ってしまった。
しばらく家の外で缶を叩いたりタ~マ~と呼んだりしたけど
戻ってこない。しょうがないから小さな猫扉を急遽作り
他の戸締まりをいつものようにきちんとして
チイだけに缶詰をあげて出発してしまった。

帰ってきてみると、タマは家の中にちゃんといた。
ほ~猫扉から家の中に入れたんだ、と一安心。
しかし家の中に入ってみると何かおかしい。(不穏な雰囲気)
なにげに納戸を開けてみるとそこは粉カツオブシが
乱れこぼれていた。(めまい)↑注・粉カツオはかなり細かい。
タマをしかることも忘れてとにかく掃除機。
よく見るとじゅうたんや床に変な色のゲロも吐いてある。
帰ってお茶を飲む間もなく大掃除が始まってしまった。

夜、ようやく掃除も終わり、黒豆と三越東寿司のちらし寿司で
ビールを飲もうかなと思ってようやくコタツに入ると、
タマの様子がおかしいのに気がついた。
いつもならコタツでくつろぐ時間なのに
落ち着かずにうろうろして寿司や黒豆を狙っている。
ウワ~と不機嫌な声も出してる。
「ああ、もしかしてものすごく寒くて怖くておなかすいて
怒ってるのかな。散歩から帰ってみたら誰もいないし
鍵も閉まってるし、びっくりしたんだね。ごめんねごめんね」
今更ながらに気がついて慌ててだっこしてさするけど
まったくくつろいでくれない。
黒豆を箸からはたき落としてガツガツ食べる始末。
なだめなだめて夜遅くになってようやくゴロゴロを少しだけいい、
いつものタマに戻った。(ちなみにチイはまったく変わった
ところがなかった)

しかし外出は続く。4、5日と御殿場。
今度はふたりにしっかりカリカリも缶詰も食べさして
家に閉じこめ、かつお節もしっかり封をして満を持して出かける。
さて昨晩おそるおそる帰宅してみると‥‥やはり納戸に
今回はポテトチップスが散乱していたのであった。
そしてタマはまた不機嫌で落ち着かない過食な猫になっており
わたしは再びなだめ謝りご機嫌を取ってたくさん
夕飯のものを分けてあたえるのであった‥‥‥。
「こんなことで許すと思ったら大マチガイなんだからねっ!」
というタマの声が聞こえる。