チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

カタチあるものはいつかは壊れるのだけれど。

2015年01月25日 | 日々のつれづれ

 

 日曜日の朝、ガラガッシャーンシャーンシャーン、というすごい物音がひびいた。

「なんだなんだ」とふりむくと

 

 

このうちの食器棚の二段目の棚板がはずれて、この段の食器がすべて下に総崩れ・・・・・。

開いたくちがふさがらない。

父ちゃんが朝、食事の支度でここらを触った際に板がはずれた。

でもその前に乾燥で板がちぢんでいたらしい。

 

自作はともかく、だいじにしていた食器類が粉々に。

破片を拾う手がふるえる。

使うのも控えていた茶碗もぱっきりと(涙あふるる・・・しかし金継ぐ予定)。

このあと父ちゃんはわたしの「いかりマーク」(こめかみに浮かぶやつ)におそれをなして

伐採のしごとにさっさと出かけて行った。

 

 吉川千香子組は健在。ほっ。

 

  ラファの杯もセーフ(これは落としても割れなかったかも)。

 

 

ついでだから他の棚も全部だして掃除することに。

ひとつひとつ見ると、懐かしいひとの顔が浮かんだり

今はもう亡き作家さんのものも少なくない。

ほこりをかぶっていたものも、これを機にまた使おう。

うつわもそうしてほしいと言ってる。

 

  

これそうじ途中。

これくらいのほうが、お店の展示みたいでうつわもいいカンジにみえるようだけど

このあと、結局ミチミチに詰めてようやくそうじ完了。

大晦日なみの仕事であったー。

 

 

 


待っていました、足踏みミシン

2015年01月08日 | ちくちく縫い縫い

 

 2015年の年の初め、うちにいらっしゃいました、この方。

 

     made in nagoyaってある、なまえは「state」

 

加子母のともだちのおばあちゃんが使っていたもので、とてもうつくしい。

ふつうこういう足踏みミシンは内部の釜がさびてて、

メンテやオーバーホールを高額でミシン修理店にお願いしないと使えないものが多い。

このミシンは最近まで使ってた気配がある。それも大事にされて。

触るとそれがわかる。

 

 

この方、stateさんは60は過ぎている、70いや80?

もしかしたらうちには一時滞在で実家に帰られるときがくるかもしれない。

でも今回うちに来てもらったからにはあつくおもてなし、とお水をお塩をおそなえ。

 

 

最初なかなか縫うことができなくて四苦八苦してしまった。

「足踏みミシン」って検索していろいろ調べるけどないんだよね、なかなか。

youtubeで革を縫ってる画像が出て、これでわかった。

なんとか糸も切れずタンタンタンといい音を立てて縫い目もきれいにできるようになった。

タンタンタン、タンタンタン・・・・・

電源なくてもささっと縫えるのがフシギに思える。

フシギなことないんだけどね。