チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

ソファ解体

2015年08月29日 | 家の中でつくるコマゴマ

 

 夏休みの課題、じゃないんだけど、ソファ解体、してみました。

 

  

このソファはMUJIの昔のタイプで、3シーター・タイプなので幅が広い、広すぎる。

10年以上まえにヤフオクで300円で購入したときは、状態はとてもよくて布もキレイだった。

 

 

爪をとぐひとたちや、このソファのうえでおやつを食べるひとたちのおかげで

もうソファは寿命。(爪とぐひとたちはいなくなりましたがね・・・)

 

捨てる覚悟でソファを分解してまうぞーと、クッション部分を取り外し

本体の裏をひっくり返せば。

 

見える側は白い帆布がタッカーで止めてあり、見えない底は不織布が止めてある。

こんなに安っぽい素材でできてるのか!こんな単純な構造なのか!

 

 

不織布をはがしてみると、黒いバネがみえる。

基本構造はパイン材とツーバイのような安い材で組んであり

その間を、バネ、ゴムベルト(緑の帯)と不織布が渡してあるカンジ。

あとはスポンジが糊で貼ってある。

 

 

今回は手すり部分をはずしたいんで、奥に手をつっこんで探りながら六角レンチで

ボルトをはずす。

一度すべてはずして、ボロボロのスポンジをはがしてサンダーでお掃除。

 

 

つぎは父ちゃんにバトンタッチ。

片方の手すりははすしちゃったから、その裸の部分に板をあてがってもらい

片方の手すりの見てくれがあまりにひどいので

テキトーに板を上から貼っつけてもらいOK。

 

さてこれから大塚屋へでも行って帆布を買い、布部分のカバーを縫うのはわたしの仕事。

 

ソファって意外と手がかかってないものだという発見。以上でした~。

 

 


2015~山と海の夏

2015年08月23日 | どこかへでかける

 

 今年の夏の本は、ここから始まった。

 

 

アーサー・ランサムは勧められて読みはじめた。

ジョンをはじめ、スーザン、ティティ、ロジャの兄弟が主人公。

「海へ出るつもりじゃなかった」はこのきょうだい4人が

大学生のジムのボートに乗せてもらう予定だったのが、アクシデントがあって

気がついたら子どもたちだけで荒れた北海を横断することになってしまう、というお話。

 

大人の操舵に長けた船長でさえ、エンジンを使わずに、荒れて濃霧が出てる北海を横断なんてしない。

それを長男ジョンは自分の持ってるありったけの知恵を総動員して海を渡る決心をする。

ジョンが危機に陥り青ざめる心境、年下のティティとロジャのジョンを見つめる目、

スーザンの責任感と気づかい、などとても丁寧に描かれていて、

読んでいて自分もこのきょうだいの一員になりたくなる。

 

これを読んで初めてボートというものの詳細、その技術を知った。

エンジンを使うことなく、風と空と太陽を目で見て肌で感じ、人は旅が出来ていたんだな。

その能力のすばらしさ!それを幼いころから少しずつ父親と釣りに出ることによって

ジョンは教えられていったんだな。

お父さんは、海を渡りきった息子を、誇りにおもうシーンがある。とてもいいセリフで。

こんなふうに、子どもに何かを伝えられるってこと。

とてもしあわせな親から子への相続。

 

さて、うちの夏休み。

  

あまり親から子どもに伝授するというものもないのだけれど。

4人では初めて、山陰に向かった。

海は美保関。砂はすべて貝殻の細かくなったもの。

すぐそこにはゲゲゲの境港。やはりここはイイのだ。

 

わたしが思いをはせるのは、ここに古代から住んでいたひとたちの空気。

どんな生活だったんだろう・・・。

 

 

こちら大山。

おおきくそびえる大山が、意外と標高が低いのに今回気がついた。

まわりがしずかな地形なので、その存在がきわだってみえる。

 

 

このティーピに友人一家とともに宿泊。

おとな4人、子ども4人とすし詰めっぽくなるかと思ったら意外と大丈夫で。

でも台風が来ていたので、かなりバッタンバッタン、びゅう~びゅう~と音がすごい。

夜は強風吹く中、月がこうこうと出ていて、雲が風に飛んでいく様がうつくしかった。

こんなふうにちぎれて飛ぶ雲を、住んでる東濃では見れないのだ。

 

 

さて、家じゃないところで寝る、食べる、作る。

もうちょっとこれを進めていきたい。

 


玄米もち米が手に入ったら。

2015年08月09日 | 今日のメニュー

 

 玄米のもち米、みなさんも食べて~といただいたので

うちでもなんとか簡単に玄米餅ができないか、と実験気分でやってみました。

 

 

まず玄米のままだと吸水もしにくいので、二分か三分だけ精米する。

その際出たヌカはとっておいて、もち米は一晩浸水させる。

 

 

つぎの日、圧力鍋(活力鍋)を高圧にセットし、蒸し器を中に入れて

今回は8合ずつ蒸すことにした。

一分だけ加圧。そのまま圧が下がるまで放置。

圧が下がったらさっさと取り出して

 

なんとパン焼き機のなかに投入。

 

その際ヌカも一緒にいれる。

 

 

スイッチON! ゴウゴウとはげしい音をたててもち米がグルグルまわる。

心配しながらなら見てると10~12分できれいな玄米餅完成!

 

 

 

パン焼き機の大きさから、一回の分量は8合が限界かな。

とりあえず覚え書き。