2021年8月15日(主日)童貞聖マリアの被昇天の大祝日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。
そして今日は洗礼を受けた4人の方々、小さなお友達、おめでとうございます。
今日の予定は、このマリア様の大祝日で、ミサの後にはいつものように簡単な御聖体降福式を予定しております。
それから今日はマリア様の大祝日ですので、聖母行列を予定しています。
天主様が是非聖母行列をするように、マリア様の栄光を皆に示して、そのマリア様からの祝福を受けるようにと、今、太陽を出さして下さっているようです。ですから今日はできれば、時間の都合の許す限り、大阪の街を通して日本、そして全世界を、マリア様の祝福を求めて、祝福を乞い願って、聖母行列に参加なさって下さい。
今日はマリア様の被昇天の祝日です。
この「被昇天」というのは、マリア様がこの世の生活の終わりに、マリア様の霊魂も肉体も天に挙げられたことです。
マリア様は、いつもイエズス様を愛して、主の御旨を行なって、そして霊魂はいつも天国の事ばかりを考えて、そして天主を愛する事、天主の御旨を果たす事、全てに越えて天主を愛する事を考えていたので、マリア様の霊魂はどうしても、もう肉体に居る事はできなくなりました。
そこでマリア様は何か、ちょうどお眠りに就かれるかのように、苦しみもなく、霊魂を天主様にお返しになりましたが、イエズス様はマリア様のこの汚れない童貞の体が、この傷のない綺麗な体が、このまま腐敗したり、腐ったり、塵になったりする事を決して望まれませんでした。
ですから、マリア様の霊魂と肉体はそのまま、天国に上げられました。
これは信仰の深い真理で、これは昔から伝えられてきた、昔から教えられてきた本当の事です。
なぜマリア様がそうなったかというと、マリア様は特別だったからです。
私たちは遂には、特に洗礼を受けた私たちは遂には、最後の審判の時に復活して、そして栄光の体を受けて、天国に、永遠の命を受ける事ができますが、マリア様は罪の無い御方だったので、既に最後の審判を待たずにして、この栄光を受けられました。
マリア様はこうやって、天国から私たちの為に、最も高い地位において、私たちの母、また私たちの元后、女王様として、最も力がある方として、いつも私たちの為にお祈りして下さって、愛の眼差しを注いで下さっています。
今日福音の中では、マリア様が天主の御母になったら、突然その最初になさった事は何かというと、か弱いおばあさんのエリザベト、聖エリザベトの元に駆け寄って、その方の手伝いをした、そして洗者聖ヨハネを聖化した、という出来事を福音で読みました。
ちょうど、マリア様が被昇天されて、マリア様が遂に天国において、私たちの為に隣人愛を為して下さるかのようです。そしてマリア様が聖エリザベトになさったように、洗者聖ヨハネになさったように、いつも私たちの近くに居てくださいます。聖母は、天高くに行けば行くほど私たちの近くに居て、常に私たちの元を離れずに、私たちを助けて下さって、弱い私たちの手伝いをして下さって、私たちの霊魂の聖化の為にいつもお祈りして下さっている、という事を暗示しているかのようです。
今日は私たちも、聖エリザベトのように、マリア様にお祈りしましょう。「マリア様がいつも私たちの母、このように素晴らしい母を天国に持っているという事は、何という素晴らしい事か!」と感謝致しましょう。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
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