Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

聖伝ミサで奉読される主日および祝日の書簡と福音をご紹介いたします。

2023年01月06日 | カトリックとは

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

聖伝ミサで奉読される主日および祝日の書簡と福音をご紹介いたします。

1.移動祝日 書簡 福音
待降節第1主日 ローマ13:11~14 ルカ21:25~33
待降節第2主日 ローマ15:4~3 マテオ11:2~10
待降節第3主日 フィリッピ4:4~7 ヨハネ1:19~28
待降節第4主日 1コリント4:1~5 ルカ3:1~6
主の御降誕(12月25日)1.夜中 ティト2:11~15 ルカ2:1~14
2.夜明け ティト3:4~7 ルカ2:15~20
3.日中 ヘブライ1:1~12 ヨハネ1:1~14
御降誕の8日間中内の主日 ガラツィア4:1~7 ルカ2:33~40
主の割礼の祝日(1月1日) ティト2:11~15 ルカ2:21
イエズスの御名の祝日 使徒行録4:8~12 ルカ2:21
主の御公現(1月6日) イザヤ50:1~6 マテオ:1~12
聖家族の祝日(御公現後の第1主日) コロサイ3:12~17 ルカ2:42~52
御公現後第2主日 ローマ12:6~16  ヨハネ2:1~11
御公現後第3主日 ローマ12:16~21  マテオ8:1~13
御公現後第4主日 ローマ13:8~10  マテオ8:23~27
御公現後第5主日 コロサイ3:12~17  マテオ13:24~30
御公現後第6主日 1テサロニケ1:2~10  マテオ13:31~35
七旬節の主日 1コリント9:24~27, 10:1~5  マテオ20:1~16
六旬節の主日 2コリント11:19~33, 12:1~9  ルカ8:4~15
五旬節の主日 1コリント 13:1~13  ルカ18:31~43
灰の水曜日 ヨエル2:12~19 マテオ6:16~21
四旬節第1主日 2コリント6:1~10  マテオ4:1~11
四旬節第2主日 1テサロニケ4:1~7 マテオ17:1~9
四旬節第3主日 エフェゾ5:1~9 ルカ11:14~28
四旬節第4主日 ガラツィア4:22~31 ヨハネ6:1~15
御受難の主日 ヘブライ9:11~15 ヨハネ8:46~59
枝の主日 フィリッピ2:5~11 マテオ26:36~75, 27:1~54
聖木曜日 1コリント11:20~32 ヨハネ13:1~15
聖金曜日 - ヨハネ18:1~40, 19:1~42
聖土曜日 コロサイ3:1~4 マテオ28:1~7
御復活の主日 1コリント5:7~8 マルコ16:1~7
御復活後第1主日(白衣の主日) 1ヨハネ5:4~10 ヨハネ20:19~31
御復活後第2主日 1ペトロ2:21~25 ヨハネ10:11~16
御復活後第3主日 1ペトロ2:11~19 ヨハネ16:16~22
御復活後第4主日 ヤコボ1:17~21 ヨハネ16:5~14
御復活後第5主日 ヤコボ1:22~27 ヨハネ6:23~30
主の御昇天 使徒行録1:1~11 マルコ16:14~20
御昇天後の主日 1ペトロ4:7~11 ヨハネ15:26~27, 16:1~4
聖霊降臨の主日 使徒行録2:1~11 ヨハネ14:23~31
三位一体の主日 ローマ11:33~36 マテオ28:18~20
聖霊降臨後第1主日 1ヨハネ4:8~21 ルカ6:36~42
御聖体の祝日 1コリント11:23~29 ヨハネ6:56~59
聖霊降臨後第2主日 1ヨハネ3:13~18 ルカ14:16~24
イエズス・キリストの至聖なる聖心 エフェゾ3:8~12, 14~19 ヨハネ19:31~37
聖霊降臨後第3主日 1ペトロ5:6~11 ルカ15:1~10
聖霊降臨後第4主日 ローマ8:18~23 ルカ5:1~11
聖霊降臨後第5主日 1ペトロ3:8~15 マテオ5:20~24
聖霊降臨後第6主日 ローマ6:3~11 マルコ8:1~9
聖霊降臨後第7主日 ローマ6:19~23 マテオ7:15~21
聖霊降臨後第8主日 ローマ8:12~17 ルカ16:1~9
聖霊降臨後第9主日 1コリント10:6~13 ルカ19:41~47
聖霊降臨後第10主日 1コリント12:2~11 ルカ18:9~14
聖霊降臨後第11主日 1コリント15:1~10 マルコ7:31~37
聖霊降臨後第12主日 2コリント3:4~9 ルカ10:23~37
聖霊降臨後第13主日 ガラツィア3:15~22 ルカ17:11~19
聖霊降臨後第14主日 ガラツィア5:16~24 マテオ6:24~33
聖霊降臨後第15主日 ガラツィア5:25~26, 6:1~10 ルカ7:11~16
聖霊降臨後第16主日 エフェゾ3:13~21 ルカ14:1~11
聖霊降臨後第17主日 エフェゾ4:1~6 マテオ22:34~46
聖霊降臨後第18主日 1コリント:4~8 マテオ9:1~8
聖霊降臨後第19主日 エフェゾ4:23~28 マテオ22:1~14
聖霊降臨後第20主日 エフェゾ5:15~21 ヨハネ4:46~53
聖霊降臨後第21主日 エフェゾ6:10~11 マテオ18:23~35
聖霊降臨後第22主日 フィリッピ1:6~11 マテオ22:15~21
聖霊降臨後第23主日 フィリッピ3:17~21, 4:1~3 マテオ9:18~26
聖霊降臨後第24主日 コロサイ1:9~14 マテオ24:15~35
     
2.聖人共通ミサ    
聖母マリアの通常ミサ シラ24:14~16 ルカ11:27~28
教皇 1ペトロ5:1~4, 10~11 マテオ16:13~19
司教殉教者Ⅰ ヤコボ71:12~18 ルカ14:26~33
司教殉教者Ⅱ 2コリント1:3~7 マテオ16:24~27
司教でない殉教者Ⅰ 知恵10:10~14 マテオ10:34~42
司教でない殉教者Ⅱ 2ティモテ2:8~10, 3:10~12 マテオ10:26~32
殉教者(復活節) 知恵5:1~5 ヨハネ15:1~7
多数殉教者Ⅰ 知恵3:1~8 ルカ21:9~19
多数殉教者Ⅱ 知恵5:16~20 ルカ6:17~23
多数殉教者Ⅲ ヘブライ10:32~38 ルカ12:1~8
多数殉教者(復活節) 1ペトロ:3~7 ヨハネ15:5~11
司教証聖者Ⅰ シラ44:16~27, 45:3~20 マテオ25:14~23
司教証聖者Ⅱ ヘブライ7:23~27 マテオ24:42~47
教会博士 2ティモテ4:1~8 マテオ:13~19
司教でない証聖者Ⅰ シラ1:8~11 ルカ12:35~40
司教でない証聖者Ⅱ 1コリント:9~14 ルカ12:32~34
大修院長 シラ45:1~6 マテオ19:27~29
童貞殉教者Ⅰ シラ51:1~8、12 マテオ25:1~13
童貞殉教者Ⅱ シラ51:13~17 マテオ13:44~52
多数童貞殉教者 1コリント7:25~34 マテオ25:1~13
殉教者でない童貞女Ⅰ 2コリント10:17~18, 11:1~2 マテオ25:1~13
殉教者でない童貞女Ⅱ 1コリント:25~34 マテオ13:44~52
殉教女 シラ51:1~8、12 マテオ13:44~52
普通聖女 格言31:10~31 マテオ13:44~52
聖なる寡婦 1ティモテ5:3~10 マテオ13:44~52
死者ミサ 黙示録14:13 ヨハネ6:51~55
献堂式のミサ 黙示録21:2~5  ルカ19:1~10
結婚ミサ エフェゾ5:22~33 マテオ19:3~6
葬儀ミサ 1テサロニケ4:13~18 ヨハネ11:21~27
年忌ミサ 2マカベオ2:43~46  ヨハネ:37~40
     
3.固定祝日    
1月    
18日 ローマにおける聖ペトロ教座 1ペトロ:1~7 マテオ16:13~19
23日 聖母の御結婚 格言8:22~35  マテオ1:18~21
25日 聖パウロの回心 使徒行録9:1~22 マテオ19:27~29
2月    
 2日 童貞聖マリアの御潔め マラキア3:1~4 ルカ2:22~32
 5日 殉教者日本二十六聖人 知恵5:16~20 ルカ6:17~23
11日 無原罪童貞聖マリアの ルルドにおける御出現 黙示録11:19, 12:1~10 ルカ1:26~31
24日 使徒聖マチア(閏年は25日) 使徒行録1:15~26 マテオ11:25~30
3月    
17日 日本信者発見の記念 シラ24:14~16 ルカ11:27~28
19日 童貞聖マリアの浄配 証聖者聖ヨゼフ シラ45:1~6 マテオ1:18~21
25日 童貞聖マリアの御告げ イザヤ7:10~15 ルカ1:26~38
 聖母の七つの御苦しみ ユディト13:22~25 ヨハネ19:25~27
4月    
25日 福音史家聖マルコ エゼキエル1:10~14 ルカ10:1~9
5月    
 1日 勤労者聖ヨゼフ シラ45:1~6 マテオ1:18~21
 3日 聖十字架発見 フィリッピ2:5~11 ヨハネ3:1~15
11日 使徒聖フィリッポと使徒聖小ヤコボ 知恵5:1~5 ヨハネ14:1~13
31日 元后なる童貞聖マリア シラ24:5~7, 9~11, 30~31 ルカ1:26~33
6月    
11日 使徒聖バルナバ 使徒行録11:21~26, 13:1~3 マテオ10:15~22
24日 洗者聖ヨハネの誕生 イザヤ49:1~3, 5~7 ルカ1:57~68
29日 使徒聖ペトロと聖パウロ 使徒行録12:1~11 マテオ16:13~19
30日 使徒聖ペトロの記念 ガラツィア1:11~20 マテオ10:16~22
7月    
 1日 イエズス・キリストの いと尊き御血 ヘブライ9:11~15 ヨハネ9:30~35
 2日 童貞聖マリアの御訪問 雅歌2:8~14 ルカ1:39~47
16日 カルメル山の聖母の記念 シラ24:23~31 ルカ11:27~28
25日 使徒聖ヤコボ 1コリント4:9~15 マテオ20:20~23
26日 童貞聖マリアの御母聖アンナ 格言31:10~31 マテオ13:44~52
8月    
 6日 イエズス・キリストの御変容 2ペトロ1:16~19 マテオ17:1~9
10日 殉教者聖ラウレンチオ 2コリント:6~10 ヨハネ12:24~26
15日 童貞聖マリアの被昇天 ユディト13:22~25, 15:10 ルカ1:41~50
16日 童貞聖マリアの御父聖ヨアキム シラ31:8~11 マテオ1:1~16
22日 聖母マリアの汚れなき御心 シラ24:23~31 ヨハネ19:25~27
24日 使徒聖バルトロメオ 1コリント12:27~31  ルカ6:12~19
9月    
 8日 童貞聖マリアの御誕生 格言8:22~35  マテオ1:1~16
12日 童貞聖マリアの至聖なる御名 シラ24:23~31  ルカ1:26~38
14日 聖十字架称賛 フィリッピ2:5~11  ヨハネ12:31~36
15日 童貞聖マリアの七つの御悲しみ ユディト13:22~25 ヨハネ19:25~27
21日 使徒福音史家聖マテオ エゼキエル1:10~14 マテオ9:9~13
29日 大天使聖ミカエル 黙示録1:1~5 マテオ18:1~10
10月    
  2日 守護の天使 脱出23:20~23 マテオ18:1~10
 3日 童貞幼きイエズスの聖テレジア イザヤ66:12~14 マテオ18:1~4
 7日 ロザリオの聖母 格言 8:22~24, 32~35 ルカ1:26~38
11日 天主の御母たる童貞聖マリア シラ24:23~31 ルカ2:43~51
16日 聖マリアの清浄 雅歌2:10~14 ルカ1:26~35
18日 福音史家聖ルカ 2コリント8:16~24 ルカ10:1~9
24日 大天使聖ラファエル トビア12:7~15 ヨハネ5:1~4
28日 使徒聖シモンと使徒聖ユダ エフェゾ4:7~13 ヨハネ15:17~25
最終主日    王たるキリストの祝日 コロサイ1:12~20 ヨハネ18:33~37
11月    
 1日 諸聖人の祝日 黙示録7:2~12 マテオ5:1~12
 2日 全ての死せる信徒の記念 第1ミサ  1コリント15:51~57 ヨハネ5:25~29
第2ミサ   2マカベオ2:43, 46 ヨハネ6:37~40
第3ミサ   黙示録14:13 ヨハネ5:51~55
21日 童貞聖マリアの奉献 シラ24:14~16 ルカ11:27~28
30日 使徒聖アンドレア ローマ10:10~18 マテオ4:18~22
12月    
 3日 証聖者聖フランシスコ・ザビエル ローマ10:10~18 マルコ16:15~18
 8日 童貞聖マリアの無原罪の御孕り 格言8:22~35 ルカ1:26~28
21日 使徒聖トマ エフェゾ2:19~22 ヨハネ20:24~29
26日 最初の殉教者聖ステファノ 使徒行録6:8~10, 7:54~59 マテオ23:34~39
27日 使徒福音史家聖ヨハネ シラ15:1~6 ヨハネ21:19~24
28日 幼子殉教者 黙示録14:1~5 マテオ2:13~18

われわれはその星を東に見たのでおがみにきた。Vidimus enim stellam ejus in oriente, et venimus adorare eum.

2023年01月06日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言

Vidimus enim stellam ejus in oriente, et venimus adorare eum.
われわれは、その星を東に見たので、おがみにきた。

愛する兄弟姉妹の皆様、

主の御公現の祝日、おめでとうございます。
マテオによる聖福音(バルバロ訳)にはこうあります。
「イエズスは、へロデ王のとき、ユダヤのベトレヘムでお生まれになった。そのころ、東の国の博士たちが、イエルザレムに来て、「お生まれになったユダヤの王さまはどこにおいでになるのか。われわれは、その星がのぼるのを見たので、おがみにきた」とたずねた。」(マテオ2:1-2)

ラテン語では、Vidimus enim stellam ejus in oriente, et venimus adorare eum.
その直訳は「われわれは彼の星を東に見たので、彼をおがみにきた」です。
聖書のこの箇所を読むと、二年前(2021年1月13日)に設立された「暁の星の聖母の修道院」のことを自然に思い出します。

次のように理解したくなってしまいます。
Vidimus enim Stellam Matutinam ejus in Japonia, et venimus adorare eum.
「われわれは主の "暁の星" を日本に見たので、主をおがみにきた」と。

昨日の1月5日には修道院で朝7時15分のミサの時に、故ベネディクト十六世のためのレクイエム・ミサを捧げました。

ベネディクト十六世は、聖伝のミサが「決して廃止されたことがない」「その敬うべきまた古代からの使用のゆえに当然の敬意が払われなければならない」「過去の人々にとって神聖だったものは、わたしたちにとっても神聖であり、偉大なものであり続ける、それが突然すべて禁じられることも、さらには有害なものと考えられることもありえない」と発言しました。
そのことは、カトリック教会にとってもっとも有益なことでした。

「われわれは主の "暁の星" を日本に見たので、聖伝のミサで主をおがみにきた。」




 


私たちは東の国の博士たちと心を合わせて、次のように信仰宣言をします。

カトリック信仰宣言(トレント公会議の信仰宣言)

私(氏名)は聖なるローマ教会で使われている信経[すなわちニケア・コンスタンティノープル信経]に含まれることすべてと、その各部分を固く信じ、宣言します。すなわち、

我は、唯一の全能の聖父(ちち)なる天主、すなわち、天と地、見ゆるものと見えざるものの創り主を信じ奉る。また、天主の御一人子、唯一の主イエズス・キリストを。すなわち代々の前に聖父より生まれ、天主よりの天主、光よりの光、真の天主よりの真の天主、創られずして生まれ、聖父と同一実体なり、全ては主によりて創られたるなり。主は、我ら人間のため、又我らの救いのために天より下り、聖霊によりて御托身し給い、童貞マリアより、人となられ給うた。更には我らのためにポンシオ・ピラトの管下にて十字架に付けられ、苦しまれ、葬られ、聖書にありし如く三日目に蘇り、天に上がり、聖父の右に座し、生ける人と死せる人とを裁かんために栄光を伴って再び来たり給う。その主の御国は終わることなからん。
また、生命の与え主(ぬし)なる主なる聖霊を。聖霊は聖父と聖子とより発出し、聖父と聖子と共に礼拝され、共に栄光を受け給い、予言者を通して語り給いし。また、一、聖、公、使徒継承の教会を信じ奉る。我は唯一の罪の赦しのための洗礼を宣言し、死者の蘇りと来世の生命とを待ち望み奉る。アーメン。

私は、同じ教会の、使徒継承のおよび教会制定の聖伝、その他の規定と憲章を固く認め、受入れます。私は聖書を、聖にして母なる教会が今まで主張し、今も主張している意味に従って認めます。聖書の真の意味を決定し、解釈するのは教会の任務です。私は、教父たちの一致した意見以外の意味で、聖書を受入れたり、解釈したりすることを、決してしません。

全人類の救いのために、私たちの主イエズス・キリストが制定した新約の秘跡が七つであることを信じます。すなわち、洗礼、堅振、聖体、告解、終油、叙階、婚姻の七つがあり、すべての人にすべての秘跡が必要ではないけれども、聖寵を与えるものであることを信じます。洗礼、堅振、叙階を繰返して授けることは汚聖の罪であることを。上にあげた秘跡の荘厳な執行にあたって、カトリック教会が認めている儀式を受入れ、認めます。

原罪と義化について、トレント公会議において決議され、宣言された全体と各部分を信じ、受入れます。
ミサにおいて生者と死者のための真実で正しい宥(なだ)めのいけにえが、天主にささげられること。至聖なる聖体の秘跡の中に真実に、現実に、実体的に私たちの主イエズス・キリストの体と血が、その霊魂と神性とともに実在すること。パンの全実体が体に、ブド一酒の全実体が血に変化し、この変化をカトリック教会が全実体変化と呼んでいることを信じます。一つの形色のもとにキリストの全体と真の秘跡を受けることを信じます。

煉獄が存在し、そこに留められている霊魂らを信者の代祷によって助けることができると固く信じます。キリストとともに天国にいる聖人を尊敬し、彼らに祈りをささげるべきこと、また聖人は私たちのために天主に祈っていること、聖人の遺物を尊ぶべきことを信じます。キリストと終生童貞である天主の御母および他の聖人たちの像を持ち、保存すべきであり、それに対してふさわしい栄誉と崇敬をささげるべきであると強く主張します。贖宥の力がキリストによって教会に残され、それを活用することはキリスト信者にとって非常に有益であると確信します。

聖、カトリック、使徒継承のローマ教会は、すべてのキリスト教会の母であり、教師であることを承認します。使徒たちの頭である聖ぺトロの後継者であり、イエズス・キリストの代理者である教皇にまことの服従を誓います。

さらには、諸公会議、特に聖なるトレント公会議および第一バチカン公会議によって定義され宣言された聖なる規定(カノン)に含まれる、すべての伝えられた教え、特に教皇の首位権と不可謬権についての教えを、疑うことなく保持し、宣言します。同時に、これに反するすべての意見、および教会によって非難され、排斥され、呪われたすべての異端を、非難、排斥し、呪います。

これなしには誰も救われることがない、この真のカトリックの信仰を、今ここに、私は自発的に宣言し、真実に信じます。私(氏名)はこの信仰を、天主の助けによって、最後の息を引きとるまで、完全に、傷つけることなく堅く守り、宣言します。また私に従属する者および私がその責任を持つ者たちによって、これが信じられ、教えられ、公けに宣言される、全力を尽くすことを誓い、約束します。天主と天主の聖福音書が私を助けてくださるように。


近代主義の誤謬に反対する誓い(聖ピオ十世による)

 我 (某) は、教会の無謬の教権によりて定義、確認、宣言されし事を、就中今の時代の謬説に直に反対せる主要なる教義を、悉く、一つ残らず堅く信じ、受け入れん。

 先づ第一に、万物の原因且つ目的たる天主の存在は、結果より原因を知るが如く、理性の自然の光によりて「造られし物を通じ」(ローマ1・20参照)、即ち目に見ゆる被造物を通じ、確実に知り得る事、また故に証明可能たる事を、我は宣言す。

 第二に、啓示の外的論証、即ち天主がなし給いし御業、とりわけ奇蹟と預言とは、キリスト教が天主に由来せん事のいとも確実なる徴しと自認し承認す。またこの同じ外的論証が、全ての世と全ての人間の知性に、今の世と今の世の人間の知性と雖も之にいと相応しきものたる事を、我は堅く信ず。

 第三に、啓示されし御言葉の保護者かつ教師たる教会を、主が我らの内に住み給ひし時、真の歴史的キリスト御自身が、主御自ら直接に制定されし事、及びその同じ教会が使徒位階制度の頭たるペトロと、時の終りに至るまで全ての後継者らの上に建てられし事を、我は堅き信仰をもって信ず。

 第四に、使徒達より、正統信仰の教父達を通じ、常に同じ意味及び解釈に従いて我らに至るまで伝えられし信仰の教義を、我は誠実に受け入れん。故に、教義が、教会が初めに保持せしものとは異なり、一の意味より他の意味へと進化すると説く異端説を、我は拒否す。同じく、キリストの花嫁たる教会に任され、これによって忠実に守らるべき天主の信仰の遺産を、人間の努力により徐々に形作られ将来に亘る無限の発展によりて完成さるべきとする謬説を、我は全て排斥す。

 第五に、信仰が、心の欲求と意志の衝動との下で道徳的に未発達なる潜在意識の奥底より湧き出づる盲目的宗教感情にあらざる事、またかえって信仰とは聴覚を通じ外的に受けた真理に対する真なる知性の同意たる事、即ち我らの創造主且つ主たる位格的天主が曰い、証明し、啓示し給いし事を、最高の真理なる天主の権威の故に、我ら信じ奉る事を、我は最も確実に堅く信じ且つ誠実に宣言す。

 更に、回勅「パシェンディ」および教令「ラメンタビリ」に含まるる全ての、特に所謂教義の歴史に関する排斥、宣言、規定に対し、我は尊敬の心持て服従し、且つ我が魂全てをもって、之を厳守す。

 同じく、"教会によりて提示されし信仰が歴史と矛盾し得る" と主張する者達の誤謬、また "カトリック教義が今日理解されし意味において、カトリックの宗教のより真正なる起源と調和し得ざる" 旨主張する者達の誤謬を、我は拒絶す。

 また、"信仰者の信仰に矛盾せる事を奉ずる事、若しくは教義をあからさまに否定せぬ限りにおいては教義が誤りたるないしは疑わしきものたるとの結論を導くべき前提を打ち立てる事があたかも歴史家には許さるるが如く、教養あるキリスト教徒は信者と歴史家のの双方の人格を持てり" と主張する者達の説を、我は排斥且つ拒絶す。

 同じく、"教会の聖伝、信仰の類比、更には使徒座の規範を無視すると共に、理性主義者達の意見に従い、随意にまた大胆にも、原典批判をもってのみ唯一最高の規範とする聖書研究・解釈方法" を、我は拒絶す。

 更には、先づ "カトリック聖伝の超自然的起源若しくは啓示されし真理を永久に保存せんが為天主の約束し給うた御助けに就いての先入観を捨てねばならぬ" との説、また "教父一人一人の著作は、その天主からの権威を打ち捨て、科学の諸原則のみに従い、通常世俗の文献を研究せん時に用うる判断の自由をもってこれを行うべき" との説を、我は排斥す。

 最後に、"聖伝には神的なる点無しとの近代主義者達の謬説、或いは、より増して悪しき事には、聖伝に神的な点無しとの説を凡神論的意味において認め、共通の歴史事実に同化さるべき単なる純然たる事実、即ち人間がその働き、技能、才能によりキリスト及びキリストの使徒達によりて始められし学派を後世に継続したとの事実以外には何ものをも認めず" とする説を主張する近代主義者達の謬説には、我は全く反対する事を宣言す。

 故に我は、使徒達に由来せし司教座の継承の内にあり、今もあり、また未来においても常にあり続くべき真理の確実なる徳能(カリスマ)に関する教父らの信仰を最も堅く守り、これを最後の息まで堅く守り抜かん。そは各時代の文化により良く似つかわしく見ゆる事が信ぜらるる為にあらず、むしろ初めより使徒達によりて説かれし不変の真理が、別様に信ぜられ或いは別様に理解さるる事決してあらざらんが為なり。

 上述の全ての事を、忠実、完全、誠実に守り、教えるに当たりてもその他の業においても、話す言葉にても書く言葉にても、決してこれより離るる事なき様守り通さん事を、我は約束す。かく我約束し奉り、かく我誓い奉れば、願わくは、天主と天主の聖なる福音我を助け給え。

聖伝のミサ(トリエント・ミサ)にようこそ! - Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた


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